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2020年3月22日 日めくれ! ラジオ少女! ~放送記念日~

2020年3月22日


衣玖(いく)「今日は日本で初めてラジオの放送がされた日ってことでね。私達もラジオでお届けしたいと思いまーす。じゃあ早速行ってみようー、日めくれっ、ラジオ少女~!」


 ♪~ジングル~♪


衣玖(いく)「はい、始まりました、もう何回目かしらね、日めくれラジオ少女。メインパーソナリティの衣玖(いく)です。……と、今日もゲスト来てまーす。自己紹介よろしく~」


アンジー「はーい☆ ミニーズのアンジーだよ~! きゃーるるん☆」


衣玖(いく)「はい可愛い。……と?」


留音(るね)「おっすおっす、あたしでーす」


衣玖(いく)「ルーも来てます。もう準レギだからね。はい、というわけで今日はこの三人でお届けしていきまーす」


 ♪~ジングル~♪


衣玖(いく)「それじゃあ早速コーナー行ってみましょうか。アンジーよろしく」


アンジー「はーい! いつものコーナーだねっ、ふつオター、えっと、じゃあお便り読みまーす! ラジオネーム・お皿が花粉まみれで水浸しな緑のアヤツさんからいただきました~。ありがとうございます!」


衣玖(いく)「いつもお便りありがとね」


留音(るね)「飽きずによく出すよな」


アンジー「えぇっと『衣玖(いく)さん、ゲストの皆さんこんにちは。世間は色々と大変ですが、もう卒業シーズンですね。3月って色々あると思います、皆さんは3月にどんな思い出がありますか?』……だって。色々あるよねぇ~」


衣玖(いく)「そうね。季節が変わって物事の移り変わりが特に激しいわよね。私は大嫌い」


留音(るね)「大嫌いなのか。こんなに穏やかな時期なのに」


衣玖(いく)「まぁ大嫌いって言っても季節の中で一番下ってだけよ。大富豪で言う大貧民と同じ意味合いでの大嫌いだからね」


アンジー「一番下って事? どうして?」


衣玖(いく)「学校で過ごす環境が大きく変わる直前でしょ。面倒くさいのよね。席替えクラス替えにも良い思い出ないし、花粉や黄砂が飛ぶし虫も出てくるし。逆に何が良いのか聞きたいわ」


留音(るね)「あー……思い出した。お前……そうだよな、小学校の時さ、可愛かったなぁ衣玖(いく)……」


アンジー「えー、何があったの?」


留音(るね)「こいつさ、何年の時だったっけな。一緒のクラスだったんだけど……」


衣玖(いく)「ちょっと」


留音(るね)「とにかく、新学年でクラスが別れてさ。最初の頃はずっとあたしのクラスまで来ててなー……クラスに馴染めるまで」


アンジー「あ~、あるよねぇ。でもソワソワしてる衣玖(いく)ちゃん想像すると可愛い~」


衣玖(いく)「……とにかく、春って全般的に良いイメージもたれてる感じするけど、最悪のシーズンだわ。私は冬や夏のほうが好き」


留音(るね)「こたつや冷房があればだろ。あたしはなんだろ。やっぱこれくらいになると卒業式の事思い出すなぁ」


衣玖(いく)「中学のか高校のかは特定しない形にしましょう。美少女として」


アンジー「そうだねぇ。聖美(きよみ)ちゃん以外年齢不詳のシリーズだもんね」


留音(るね)「うん。まぁ似たようなもんだろうけど……あたしは卒業式でボタン全部取られたっけ……」


アンジー「わ~っ、さすがだぁー! もしかして女の子から?」


留音(るね)「そうなんだよな。同級生やら後輩やらがクレクレ言うから……つってもまぁ予備の合わせて4つくらいなんだけど」


衣玖(いく)「でも20人くらいから声かけられてたわよね」


留音(るね)「そんなにいたんだっけか。忘れた。でもリボンまであげたのは覚えてるな」


衣玖(いく)「ちなみに、全部じゃないわよ。一つは私が預かってるから」


留音(るね)「え。なんで?」


衣玖(いく)「ルーが第二ボタンだけは預かっといてくれって私に預けたんじゃない。大切な人に渡すものだから現れるまで取っておくとか言って……」


アンジー「あーっ。可愛い話出てきたねぇ。衣玖(いく)ちゃんが大事な人だったってことー?」


留音(るね)「え、いや……そういや渡してたな……だってつけっぱなしにしててさ、誰かにボタンくれーって言われて第二ボタンは駄目っていうのもなんか嫌じゃん。だからこっそり衣玖(いく)に預けといたんだった。ずっと持ってんのかよ?」


衣玖(いく)「多分制服漁れば出てくるわね。渡したい人見つかったんなら返すわよ」


留音(るね)「いねーよ。っていうか今更ボタンもなにもないしな。はー、王子様現れないから……」


アンジー「んふふ、可愛いお話聞けたねぇ。かくいうボクもボタン無くなった人なんだけどねー」


留音(るね)「お、そうなんだ。アンジーって(その女の子の姿以外見たこと無いんだけど→編集カット)どっちから人気だったんだ?」


アンジー「ボタン渡した相手? 男の子が多かったかなぁ」


衣玖(いく)「可愛い(男の子だ→編集カット)もんね、きっと男子諸君も気軽に声をかけられて満足感が得られる相手だったのかも」


アンジー「えー。それはなんだかなぁ。ボクの事好きって人がいいよぉ」


留音(るね)「え、ちなみにアンジーって恋愛対象はどっちなんだ……?」


アンジー「どっちも無いかなー。ボクはボクを好きでボクが好きになった人が好き♡」


衣玖(いく)「満点。(男の娘的に→編集カット)満点ね」


留音(るね)「あとは春と言えばお花見とかあるよな」


衣玖(いく)「つまんない。お花見ほど悪しき風習がある? 木の下でわざわざご飯を食べるなんて。絶対何人かに一人は気づかずに虫食べてるわね。それに公園が汚れて騒いでうるさいし、何が楽しいのかわかんない」


アンジー「でも好きな子と一緒に行ったら楽しいんじゃないかなぁ」


留音(るね)「あたしも嫌いじゃないよ。お弁当を外で食べるの結構良いじゃん」


衣玖(いく)「ピクニック程度は嫌いじゃないわよ。ただお花見という文化が苦手なだけ。遠くにサクラが見えてる、程度ならいいのよ。なんであんなに集まって騒ぐのかがわからないのよね。この話おしまい」


アンジー「終わっちゃった……とと、緑のアヤツさん、そんなところでしたーっと」


衣玖(いく)「それじゃあ今日の日めくれラジオ少女はこの辺で」


留音(るね)「また次回も聴いてくれよなー。お相手は五人少女の留音(るね)ちゃんと」


アンジー「ミニーズのアンジーと!」


衣玖(いく)「五人少女の衣玖(いく)でした」


三人『ばいばーい!』


 この番組は 小説家になろう KP-おおふじさんの提供で お送りいたしました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 楽しいお話でしたね。 やっぱ、留音ちゃんモテたんだな~(女の子に) アンジーもモテたんだな~(男の子に)
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