プロローグ1
そうそれは
「ねえ、プレイヤーのみんな」
大切なものを失いたくなかったぼくらの
「僕とゲームしないかい?」
大切なものを得るための冒険だった
「君達の大切な記憶をかけて」
そしてその始まりは
「欲しい物を得ないかい?」
ゲームの中に1人のNPCが現れたことだった……
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ヒュン、ズシャ、バタッ。
薄暗い城の中で風を切るような小さな音がしたあと、大きな黒い人型の―モンスターであるブラックデーモン―が倒れた音がした。
「ふう、こんなものかな」
少年は、アイテムウィンドウを開き、確認しながらつぶやく。
「おお、よし、依頼された量は手に入ってるしそろそろ戻ろう」
確認しながら、この後の予定はと考え
「まあ、今日は祭りだしな、あいつらのところで冷やかしながら話すのもいいだろ」
そういいながら、少年はアイテムの中から、帰還の葉を使用する。
「帰還、エルスメディアへ」
少年は光に包まれた。
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「わー、すごい人だね、姉さん」
少女はそう話しかけ、
「そうね、すごい人だわ」
もう一人の少女がそう答える。
「ねーねー、あれ見てよすごいパレードだよ」
そして、少年がこういえば、
「ほんとだわ、すごい・・・・・・」
「すっごいな~綺麗だな~」
それに少女達が共感する。
「でも、今日の目玉はあれじゃないわよ、さあ早く広場にいきましょう」
「ええ~、もうちょっと見ていこうよ~」
「そうだそうだー」
「はいはい、わかりました、ゆっくり見て回りましょう。
でも、見すぎて、メインが見れなくならないようにちょっと早足でね」
「はーい」
「やったー」
少年と少女達はそう答えながら都を歩いていく……
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「ハアッ、セイッ」
少年はテンプルゴブリンに対し、二連撃を行う。
「グオオオォ」
テンプルゴブリンは表示されているHPバーが1割を切り込み、さらに、その攻撃により仰け反り、痛みからの叫び声を上げる。
「トドメだぁぁ!」
そういいながら少年はスキル<狂気なる大撃>をテンプルゴブリンにたいして放つ。
「グオオオォォォォ」
断末魔を上げながら、テンプルゴブリンはゆっくりと力を失いながら倒れていく。
「はぁー、なんだこの程度か、期待して損した」
少年は大きくため息をつきながらつぶやく。
「このダンジョン敵が強いって噂だったんだけどな……仕方ねえ、一度戻るか」
そういいながら、少年はアイテムの中から、帰還の葉を使用する。
「帰還、エルスメディアへ」
少年もまた、光に包まれた。
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一面の草原の上に一人立つ少年は誰かに話しかけるように、
「ショウ、キミもこんな光景を見ているのかな……暗い暗い闇の中で、キミが大好きだった草原を……」
そうささやきながら、右手のミサンガ―在りし日のミサンガ―を右腕ごと握り締め、遠くを見つめる
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
30分もそうやって居ただろうか、
「帰ろうか、エルスメディアへ」
少年はそう言うとゆっくりと振り返りながら歩き出した。
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薄暗い部屋の中、一人の少年がおきだした
「こ、ここは、どこだ…」
少年はカプセルのようなところから、何かを確かめるようにつぶやく、
「おれは、だれだ…?」
そこに一人の男が部屋に入ってきて、驚いた。
「おや、これは驚いた、まだ始まってもいないのに、自我が目覚めたなんて」
「じ…が…?」
「そう、自我さ、自分が自分であると認識できること」
「ん…よく、わからない…」
「そうだろう、まだ君は生まれたばかりなのだから…
ちなみに、ここは生誕の魔、NPCが生まれる場所さ」
「生誕の魔・・・」
そういいながら少年は起き上がろうとする。
「そう、生誕の魔だよ、ああ、まだおきなくて大丈夫、寝ててごらん、
そうすれば、知識が自然と入ってくるはずだ…」
「ん、わかった」
そういいながら少年は眠りに付く、
「ふふふ、コレは面白い、そうだ、この子もプレイヤーに混じらせてゲームに参加させよう、面白くなるぞ~」
そして男はそうつぶやきながら、部屋を出て行った。
モンスターネーム、スキルネーム、キャラクターネームは適当です。
何か矛盾していたり間違っていたら、教えてもらえるとありがたいです。
その他の指摘や、ご感想もいただけるとうれしいです。
ただ、作者は豆腐メンタルなので嵐とかは、やめていただけるとありがたいです。
あ、プロローグは続きます、まだ最初の場面にもいってないので・・・




