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紅い死神の征魔戦争  作者: 雨色 A音
43/83

第43話 剥がれ落ちた色欲

「相変わらずの影魔法だな‥自由度は昔以上か‥」


「あんたもその馬鹿みたいな身体能力‥前よりも悪化してるんじゃない? 魔族化が」


叶夢とベロニカは一進一退の攻防を繰り広げながらも、口だけは会話を弾ませていた。


「否定したいが‥まぁ首絞めて生きてきたからな。仕方ない事だ」


「まぁそんな事だろうと思ったわ。ソフィアの件があってよくそこまで立ち直ったと思うわ‥」


「進む以外の選択肢がなかったからな」


「その調子じゃ、どうやら今の隊員にも迷惑かけてるみたいね!」


「それは否定しない!」


ベロニカが後ろに大きく跳躍し、着地と同時に左手に持ったナイフを叶夢に投擲した。叶夢はそれを刀を振り自分に届く前に空中で落下させたが、ベロニカの表情が変わることは無かった。


「やっぱりあんたみたいな相手はやりやすいわ‥戦闘慣れし過ぎて、咄嗟の判断で最適解を導くヤツは!」


「強がんのも大概に‥ぐっ!?」


突如として背中に走った痛みに、叶夢は声を漏らすと同時に背中の痛みの理由を察する。


「ごめんねー、よりリアルなデータが必要かなと思って本気で奇襲しちゃった♡」


ベロニカが子供のような笑みを叶夢に向ける。一瞬の出来事に窓の外からそれを見ていたにも関わらず千夜達はそれを理解することができなかった。


「なんで叶夢の背中側にナイフが‥」


「ベロニカの影魔法だ。あいつはそれを使って叶夢の影にナイフを仕込んだ」


「仕込んだって‥どうやって? ベロニカは叶夢の影に触れてないはずにゃ!」


「あいつが投げたナイフの影だ。」


「影魔法ってなんでもありかにゃ!?」


「というか何で叶夢隊長の影から?」


「ベロニカちゃんが後ろに飛んだ瞬間か‥」


「正解です白鳩先輩」


朔夜は戦闘を記録していた録画機器を操作し、その時の映像を4人に見せた。

白鳩の言う通り、ベロニカは叶夢と距離を取るために跳躍した瞬間に、右手のナイフを自分の影に落とし、着地と同時に左手のナイフを叶夢に投擲していた。


「おかしい‥」


「おかしいって‥何がだにゃ? 朔夜」


「叶夢は何で反応してなかった? というかなんで出来なかった?」


「確かに‥あんなあからさまなトリック‥叶夢くんが見逃すはずがないのに」


「なーんだそんなこと?」


白鳩と朔夜の疑問に、リアムが答える。


「よく見てれば分かるよ。というかさっき朔夜くん言ってたじゃない。ベロニカちゃんは暗殺に特化した征魔士だって」


「確かにそうですけど‥」


「暗殺者っていうのは下手に刃を見せない。もし刃を見せる時があるなら、それは‥」


リアムはその先の言葉を言わなかった。自らが言うよりも、その戦闘を見た方が早いと判断したからだ。現にそれを皮切りに、ベロニカのナイフは叶夢の影から、水面から飛び出すイルカのように現れ、叶夢の身体を傷付けていった。


「ほらほら! 手が止まってるわよ!

影の黒刃シャドーナイフ!」


「‥‥」


「いや口も止まってどうすんのよ!?」


「あああー! うるさいんだよ! 俺が集中してる時に話しかけてくんな!」


「いやそれで集中してたの!?」


「そうだよ! 悪いか!?」


「いや悪くないけど! つーかどうすんのよ! あんた超ボロボロにやられてるわよ!?」


叶夢の刀が一本になのに対し、ベロニカは両手に持ったナイフだけでなく、太腿のホルダーからも同型のナイフを取りだしそれを投げていた。


「数は8本‥いや10本になったか」


「それがどうしたのよ」


「数えるのも飽きた‥反転する眼リバーサル・アイ。悪いがもう見切ったぜ‥お前の暗殺」


そういうと叶夢はベロニカに向かって体勢を低くして走り出した。ベロニカは疑問に思いながらも影からナイフを二つ回収して、逆手に持って迎撃体勢をとる。


(血迷った? いや、叶夢に限ってそんなことありえない‥)


「‥我、人なれど牢獄に爪を突き立てし獣。我、人なれど人に反逆を誓いし悪魔‥」


(なるほど、神具のブーストで押し切るつもりね‥だけど!)


叶夢の詠唱中にベロニカはあらかじめ仕込んだナイフを影から切っ先だけを出し、狙いを定める。


「暗黒となりて虚無を誘え‥神具解放。モンテ・クリスト」


神具解放には間に合わせてしまったが、ベロニカは狼狽えなかった。ただ静かにスナイパーのように叶夢の死角にあたる場所からナイフを打ち出す。


「終わりよ」


そう冷たく告げると同時に、ベロニカは一本ナイフを叶夢の喉に向けて打ち出した。叶夢は打ち出す直前にナイフの存在を認識したが、決して間に合う速度ではなかった。


「叶夢!」


外の千夜の叫びと同時に、部屋にはなるはずの無い

金属音が響く。


「は?‥‥‥はぁーー!?」


誰もが驚きの声を漏らす。その場にいた者たちが目にしたのは、ベロニカのナイフを口に咥え、口角を吊り上げた叶夢の姿だった。


「え、今何があったの?」


「あっははははは! マジでやった! あっははははは!」


「何があったんだにゃ!?」


「見ての通りさ、彼は死角から首に向けて放たれたナイフを口で止めた。あたかも最初から来ることが分かってたみたいにね」


「分かってた? しかも死角から?」


叶夢は咥えたナイフを吐き捨て、ベロニカに刀を向ける。


「あんた‥ほんとどんな身体の作りしてんのよ?‥死角からの一撃だったのよ!?」


「体勢低くしてれば自然と死角は絞られる。首に来たのはビックリだったがな」


「それでも何で‥」


ベロニカは原因を探る。一体何が叶夢をあんな凶行とも言える行動に走らせたのか。


(体勢を低くしたのは死角を絞らせる為。‥ほんとにそれだけ? あいつがわざわざそんなことの為だけにこんなことを?)


「お前昔っから得意だったよな。手品とかでよく使われる技法‥ミスディレクション。だっけ?」


「よく覚えてたわね‥それであたしがナイフを影に落としたのも」


「ミスディレクション? バスケ?」


「違うよ豹ちゃん。ミスディレクションはマジックとかに使われる技法の一つだよ。観客の視線を逸らすとか」


「ベロニカは一つ一つのアクションで、ナイフを影に仕込むのが得意なんだ。足の後ろから落としたりとかね‥」


リアムは録画していた映像を巻き戻し、ベロニカが叶夢と距離をとるために後ろに大きく跳躍した映像を見せる。


「ほらベロニカちゃんの左手、見てみなよ」


「ナイフを握り直してる?‥そうか、投げる準備と一緒にそっちに視線を誘導してるのか」


「ピンポーン。白鳩くん大正解」


「だとしたら尚更おかしいにゃ」


「おかしいって何が? 豹ちゃん」


豹助はベロニカのミスディレクションを捉えたシーンを再生し直し、あることに気がつく。


「言い方悪いけど、白鳩にあっさり見破られる視線誘導を、叶夢が見過ごしてるはずが無い。なのにあいつが最初にナイフをくらった時の顔は初見殺しくらった時の反応だったにゃ‥」


「確かに‥」


「それなら見てればわかるよ。叶夢が何故そんなことをしたのか‥」


気がつけば、外の全員の視線は叶夢に向いていた。


「じゃあ一つだけ聞くわ。なんで最初のナイフを受け入れたの?」


「受け入れざるを得なかった。と言ったら?」


「何のため?」


「俺がその暗殺を認識する必要があった」


「暗殺の‥認識?」


「ここまで言ってわからないのかよ‥お前さすがにニブ過ぎるぜ? あんなあからさまなヒントも出してやったのに」


「ヒント?」


ベロニカは思考を巡らせる。叶夢の目立ったアクションと言えば、思い当たる節が一つだけあった。


「あんたがあたしのナイフを噛んで止めたところ?」


「そこから導き出される結果は?」


「あんた風に言うなら、認識された‥!?」


ベロニカの顔が青ざめ、すぐに距離をとる。しかし叶夢は動じることなく、手のひらに溜めていた魔力を槍状に形成してベロニカを追いかけた。


「そんなに後ろに行っていいのか? そこ壁だぞ?」


「前の退路塞いでんのあんたでしょうが!」


「じゃあな、交代だ(・・・)黒い閃光(ブラック・レイヴン)


叶夢が放った魔法は後ろに下がったベロニカを狙うかと思いきや、それがベロニカに当たることは無かった。しかし、その魔法が壁に当たって散ることもなく、壁にできたベロニカの影に吸い込まれた。


「そういうことね‥あたしの影魔法をコピーする為に一芝居打ったってことね‥わかったわ」


影に消えた魔法は、その勢いを保ったまま再びベロニカの影から飛び出し、ベロニカに直撃し、その身体を叶夢の後ろに押し出した。


「す、すごい‥」


全てを終えた後で四人は唖然としていた。起きていた事柄の情報量に頭が追いついていなかったのだ。


「魔法のコピー? それだけのためにあそこまでやれるんですか?」


「叶夢との戦闘で恐ろしい点だ。あいつはベロニカ程は暗殺者に向いてないが、シリアルキラーとしての才能なら、ゼルリッチの魔子の中でずば抜けてる」


「にしても大きく飛んだねぇ‥」


「リアム支部長‥怪我の具合は?」


「骨の何本かはイってるね。あと出血も酷い」


「ならこっから本番ですね」


「本番?」


千夜が窓の向こうを見ると、フラフラ震えながら立ち上がるベロニカの姿が見えた。


「そろそろ来る頃か‥」


「ふふふ‥あっは‥久しぶりだなァ!」


立ち上がったベロニカの姿はあまりにも変貌していた。目は怒りにより血走り、メイプル色の綺麗であった茶髪は、真っ白に染まり、所々に赤い髪が混じった状態になっていた。


「ベロニカさん‥なんですか? あれ?」


「いいや、違う」


朔夜は怪訝そうな目で変貌したベロニカの姿を睨みつけていた。


「あれはメアリー。ベロニカの中のもう一つの人格だ」


「もう一つの人格って‥どういうことだにゃ?」


「あ、それ聞いちゃう?」


「え? 駄目だったかにゃ?」


「別にいいですよ。遅かれ早かれどうせ分かっていた事ですから。俺が説明します」


朔夜は頭を掻きながら重い口を開いた。


「サイコフュージョン施術。俺たちゼルリッチの魔子が受けた、いわば半魔族になるこの実験で、当時幼かったベロニカのメンタルは粉々に破壊されかけた。その対策としてどうしてそんなことが思いついたのか、あいつは『痛いのは気持ちいい』と自分に暗示をかけたんだよ」


「ベロニカさんのマゾヒズムって性癖じゃなかったんですね‥」


「ほんと子供じみた考えだった。でもそんなくだらない事であいつのメンタルは砕けずに済んだ。ただサイコフュージョン施術が終わりゼルリッチの魔子になったばかりの頃に、あいつは多重人格障害を患った。どれだけ我慢しても辛かったんだろうな‥八つ当たりの先が無かったが故にあの人格‥メアリー・クライムエッジが生まれた」


「メアリー‥」


「ちなみにメアリーって名前は、敵がつけた名前だ。血塗れで敵を殲滅する様が、外国の都市伝説にあるブラッディメアリーに見えたからだそうだが‥」


メアリーは窓の外で口を動かしていた朔夜を見ると、嘲笑った表情で舌を出し挑発の笑みを浮かべた。


「久しぶりだなメアリー」


「お前もよくもまぁ生きてたな。あの日以来、恋人の後追い自殺でもしたのかと思ったが‥」


「まぁ俺にはやることがたくさんあるからな」


「やること? 残飯に群がるハエがやることと言ったら‥そうか! 産卵か! てことはあれか? お前死体とヤったのか!」


「相変わらず口『だけ』は回ってるみたいだな。もしその例えが上手いと思ってるなら、お前よりも生きる事に必死な蛆の方がまともな考えしてると思うぜ」


「あっははははは! 確かにそうだ!……さてムカつくから殺すわ」


「俺も。ムカつくから死んでくれ」


叶夢とメアリーはほぼ同時に踏み込み、お互いの刃物をぶつけ合う。ベロニカの時よりも獰猛さが増したメアリーのナイフは叶夢の刀を叶夢の身体ごと容易く押し返した。


「おっと‥ぐっ!」


「体制を直せばすぐに来るのは知っている。膝裏にナイフを刺されてよく倒れないな?」


「やっぱお前に頭使った作戦は無理か‥潜在魔法普通に使ってるもんな!」


ーーーーー


「ベロニカの潜在魔法?」


「あいつの影魔法には、触れた影の主の考えを読み取ることができる潜在魔法‥影踏遊スティール・シャドウが付与されている」


「何だよそれ‥無敵だにゃ」


「実際使ってるのはベロニカよりもメアリーの方が圧倒的に多いがな‥実際ベロニカの暗殺に相手の思考が介入する余地はない。だが万一失敗した時‥メアリーはそれを虐殺に変える」


「認識外の攻撃はベロニカさん‥認識されてもメアリーさんがいる‥まるで息のあったコンビみたいです」


「さーて、この時点でも戦闘データは十分なんだけど、止めたら怒られそうだ‥‥もう少し続けさせてみようか」


ーーーーー


「オラオラ! さっさと倒れろよ!」


(面倒だな‥まともな力押しじゃこいつには勝てない)


「何を考えても無駄なんだよ! 諦めて私に殺されろ!」


叶夢はメアリーの斬撃を刀でさばきながら、ひたすらに考える。しかしメアリーは叶夢の影を踏み思考を常に読み取っていた為、半ばメアリーが叶夢を遊んでいる状態になっていた。


「認識外に抜ければ手はあるんだがな‥‥」


「私がお前を逃がすわけないだろ?」


「お前相手に長期戦とかやってらんねえよ。ただでさえ耐久がベロニカのままでもきついのに」


「ならさっさと死んで楽になれよ!」


「それは長期戦より嫌だな! やっぱ一か八かこれで終わらせるわ!」


叶夢は刀にかけていた力をわざと弱めて、拮抗していたメアリーの体勢を崩し、そのままメアリーを壁まで蹴り飛ばした。


「ぐっ! 逃がすか! 影追の蛇シャドウ・スネイク!」


「そう来るよな‥影を繋げて俺の思考を盗み見る‥そこがお前の敗因だよ」


叶夢は右手に持っていた刀を左手に逆手に持ち替えて、空いた右手に魔力を溜める。メアリーはそれを目撃すると伸ばした影をすぐに引っ込ませ、自分の影に手を付けた。


「やらせるか!」


「いいや! 影を引っ込ませた時点でお前の負けだ! 黒い閃光ブラック・レイヴン狂喜ファンキードライブ!」


叶夢が右手に形成した魔力で形成した黒い槍を打ち出す。メアリーも発車と同時に同時に走り出し、手持ちのナイフを全て自らの影に落とした。


(ちょっとメアリー!? あれ大丈夫なの!?)


(今話しかけるなグズ女! 狂喜は軌道が複雑だから動きを見るのに集中しなきゃいけないんだよ!)


脳内で聞こえたベロニカの声を振り払い、メアリーは叶夢の放った黒い閃光を視る。黒い閃光は複雑な起動を描きながら部屋中を暴れるように動いていた。


「さて‥こっちも準備に入るか」


「準備だと? こっちは既に終わらせている!」


「あぁ知ってる」


叶夢は再び右手に刀を持ち替えると、その刀を鞘に収め、居合の構えに入った。


(なんだその構えは‥)


(メアリー! 前! 前!)


(黙ってろ! そんなこと百も承知だ!)


少し目を離した間に黒い閃光はメアリーに迫っていた。しかしメアリーは慌てること無く左に身体を逸らしてそれを避けた。さらにそれと同時に影を伸ばし叶夢の影に自分の影を繋げる事に成功していた。


「終わりだ!」


「お前がな! メアリー!」


「‥この程度!」


メアリーの避けた黒い閃光が、突如としてメアリーの影から現れる。ベロニカの視点でそれを見ていたメアリーは、さらに右にステップをして避けた。


「お前の負けだ! 叶夢!」


「‥神具奥義‥」


行き場を失った黒い閃光は叶夢の刀に宿った。鞘からの覗かせていた黒い刀身が赤黒く染まり、叶夢はそのまま刀を思いっきり振り抜いた。


黒キ復讐ノ歌ブラック・エクセリオン反獄ノ牙デスカウンター


叶夢の高速の一刀からもたらされた黒い斬撃はメアリーの身体から鮮血を飛び散らせた。


(クソが‥初めからこれを仕込んで‥クソが)


メアリーは薄れ行く意識の中で叶夢の姿を見る。叶夢は背を向けたまま刀を一振りして、返り血を払うと、静かに刀を納めた。


「安心しろ。ベロニカ基準で致命傷にはしていない」


「お前に‥負けるとは‥な」


「正直ギリギリだった。リハビリにお前は失敗だわ‥」


「ふっ‥言ってろ」


メアリーは気を失い床に倒れた。


『そこまで! 2人ともお疲れ様!』


「全く‥こっちも疲れてんだよ‥勝手に寝てんじゃねえよ」


リアムのアナウンスに叶夢の肩の力が降りる。叶夢はベロニカを背負って部屋の外に出てきた。


「お疲れ様です。叶夢」


「あんがとよ千夜。リアムさん、医務室ってどこだ?」


「あー大丈夫大丈夫。しばらく寝させておけばすぐ治るから」


「だろうな‥」


「にしても予想以上のデータが取れた。これは期待してもいいよ叶夢くん」


「元から期待して待ってますから安心してくださいよ‥」


叶夢はベロニカを降ろして、部屋をあとにする。


「あ、おい! 待つにゃ!」


「支部長室で休むだけだ‥どこにも行かねえよ」


「休むんだったら東館のお客用のホテルがあるから、そっちで休んでくれるー?」


「わかりましたー‥豹助、肩借せ」


「なんだよ偉そうに!」


リアムは日本支部の小隊が出ていくのを見届けると、再びモニターに顔を合わせ作業を始めた。

メアリー・クライムエッジ


155cm/45kg

誕生日 4/1


ー『憤怒』は激昴した。

我に降りかかる

意味無き不幸と闇を

因果応報の捌け口となりて ー


ベロニカの中のもう一つの人格。ベロニカが自分の傷から血が出る瞬間がトリガーとなり髪の色がベージュに変わり強制的に入れ替わり出現する。

性格はベロニカと正反対の惨忍かつ残酷な性格のドS。こちらの人格は裏切った叶夢に対して敵意を向けている。

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