異世界?
はじめまして。今までは読む専門だったのですが、自分でも書いてみたいと始めてみました。不定期に、亀更新、しかも見切り発車です。ひとまず、完結だけはさせたいと思っています! これから、よろしくお願いします!!
「うっ……ん? ここ…は?」
目を覚ますと知らない天井が目に入った。
え? なにこれ。これが、俗に言う異世界トリップ? は、はははっ…… 都合よすぎよね…… はぁ~、そんなわけないかぁー… 真に残念ね。
ドドドドドドド
ん? なにやら、ものすごい早さでこの部屋の前の廊下を、誰か、もしくは、何かが走っているみたい。
よかったわ。私以外にもこの建物の中に何か生物だと思われるものがいるのね。出来れば、人間だといいのどけれど。
バン!!
突然、扉が開いた。扉をぶち破りそうなほどの勢いで入ってきたのは、私と同じくらいの少女だった。その後ろから、これまた、私と同じくらいの少年が入てくる。
少女は、その勢いのまま私にダイブで抱きついてきた。
ばふん
――ぐえっ!!
「 良かったぁぁあああ! 生きてるぅぅぅうううう!! このまま死んじゃうのかと思ったよぉぉぉおおおお!!!!」
あぁ、心配してくださっていたのね。
ですけれど、ゴメンナサイ、死にそうよ。
あなたの馬鹿力でねぇぇええええ!!!!
こ、こきゅうが、呼吸が出来ない……。
それに、身体中、ミシミシいってるよぉ!!
骨が折れるどころか、粉々になるわっ!!
離してぇー! 死んじゃうよーー!!
「はぁ、なにやっているんですか。カタリナ様。落ち着いてください」
少年に言われ、少女は慌てて私から離れる。
おおー。冷静なツッコミをありがとう!
あなたのお陰で命拾いしたわ!! 救世主! 貴方は、私の白馬の王子さまね! 結婚してください!
なぁーんて、乙女的思考回路は持ち合わせていません。たった一度助けてもらっただけで、結婚とか……。はんっ! ないわね。
「でもでも! だって、だってー! 3日間眠り続けてて、やっと、目を覚ましたんだよ!? それなのに、これで、落ち着けるわけないじゃない!!」
えーと、なんか感動の再会みたいね。
非常ぉぉおおおに申し訳ないのだけど……
あの、どちら様?