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ネコで異世界を生きる  作者: 光晴さん


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第35話 3年後に変わったこと




俺は今、王都にあるブロトール学園の学生寮の屋根で日向ぼっこをしている。

ここはお気に入りの場所の1つだ。


ネコに転生してから、こういうお昼寝がものすごく気持ちいい。

ウトウトしながら、俺はダンジョンが発見された時のことを思い出した。



黒い魔物がダンジョン産だとかで、冒険者ギルドが探索を行った結果

王都の北に行ったところにある山の麓に、ダンジョンの入り口があったそうだ。


王様は、ギルドからの報告を受けすぐに騎士団を現地へ派遣。

ダンジョンを確認したそうだ。

そこからは早かった。


現地へ派遣した騎士団に、ダンジョンの周りの魔物を掃討させ

さらに王都の冒険者ギルドに冒険者の派遣を依頼、さらに、

ダンジョンを中心とした町を建設させた。


そして、町が完成したころ王都とダンジョン町とを結ぶ道を整備させ

交易を開始、ダンジョン町には各種のギルドが建ち賑わいを見せ始めると

自然と人が集まるようになり、王都とダンジョン町が発展するようになった。



それから3年の月日が流れると、王都とダンジョン町は一つの町となり

迷宮都市へと変わっていった。

…そういえば、今まで俺が住んでいる王国の名前を紹介していなかったな。


この王国の名前は『ジャスタール王国』

ジャスタール王国の中心の王都『ダルニア』

今は王都と迷宮都市が1つとなっているので、迷宮都市『ダルニア』でも通用する。



それと、アンナは3年生になりもう立派なレディーになっている。

12歳ともなれば、俺にかまっていることも少なくなり

多くの友人と過ごすことが多くなっていった…


ま、まあ、少し、ホントに少しだけ、寂しいかな~


後、俺もダンジョンに潜ってきたぞ!

冒険者たちが、我も我もとダンジョンに潜っていくものだから

どんなものかな~と、行ってみたが案外簡単だった。


実際は、冒険者ギルドでダンジョン探査を申請して

パーティー推奨で許可が下りるそうだ。

ダンジョン入り口前で並んでいた冒険者たちが、申請がめんどくさいとぼやいていた。



ダンジョンの中は鉱山の中みたいに洞窟になっていて

暗かったが、広さは十分でパーティー6人が暴れられるほど広かった。


魔物は、いろんなのがいて『スライム』『ゴブリン』『オーク』は定番で

『ゴーレム』『蝙蝠』『ロックハンド』などの洞窟ならでの魔物もいた。

ただ、狼系や猪系の動物タイプの魔物は見かけない。


やっぱり、洞窟ダンジョンだからだろうか?


後、入り口が遺跡のように人工的になっているのに中は洞窟。

おそらく、もっと下の階層が人工的な遺跡になっているのではと

冒険者ギルドでは、探索の依頼を出しているそうだ。



そうそう、今の俺のステータスを見せてやろう。


【ステータス】


名前  ケルベロス[宮野 太郎]

年齢      6歳[+46歳]

職業  ネコ魔導士

レベル 108

生命力 30100

魔力  1570000

攻撃力 物理 520

    魔法 12000

防御力 物理 6100

    魔法 17000


スキル 異世界言語習得 不老不死[限定]

    火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 空間魔法 治癒魔法

    炎魔法 氷魔法 雷魔法 鉄魔法 飛行魔法 鍛冶魔法

    光魔法 闇魔法 木魔法 音魔法 錬金魔法 付与魔法

    聖魔法 影魔法 

    生活魔法 鑑定魔法 解体魔法

    魔力操作 夜目 念話 気配察知 隠蔽 気功 人化

    料理 

    格闘技Lv61 身体強化Lv54


称号  魔道に目覚めしネコ 暗殺ネコ 幸運を呼ぶネコ 

    魔道を極めしネコ イヌの名前を付けられたネコ

    格闘王を目指すネコ 料理を極めしネコ


加護  ユーキュリアの加護 ボルデリオの加護 ネリネの溺愛 

    ローラニアの期待



どうよ、また分からない称号やら加護やらが増えていたよ。

まずは、加護から紹介しておこう。


『ボルデリオの加護』

ボルデリオっていうのは、格闘の神様だそうだ。

その昔、自分の肉体のみで数々の敵を倒し神様と互角に戦ったとかで

死後、神様になった元人間だ。


…俺から言わせてもらえれば、脳筋だな。


『ローラニアの期待』

ローラニアっていうのは、食の女神さまだ。

この世界の飲食店に勤めている者にとって、この女神さまの加護は

喉から手が出るほど欲しいそうだ。


俺もこの3年間を利用して、いろんな異世界料理を再現したよ。

ただ、加護ではなく期待ってのは

俺が、その料理を誰にも振舞ったり教えたりしてないからだろう。


ローラニア様からすれば、その異世界料理を

この世界の人に教えてあげてほしいという期待を込めているってことだな。



称号は、加護の関係で表示されたものだろうし

レベルは、ダンジョンに潜ったからだ。

……あと何かあったかな…


最近は、学園も大きな事件や事故もなく平和そのものだ。

でも、気になることがあるんだよな~


実は、昨日の冒険者ギルドでのことなんだが

6人パーティーの冒険者たちが大怪我をしてダンジョンから出てきたんだ。

何にやられたんだって、大騒ぎになったんだが


冒険者たちの証言がおかしいんだよ。

全員が「女の子にやられた」って言っているんだ。


勿論、そのことを聞いた周りの人たちは大笑いだし

ギルド関係者には怒られるわで、散々だったそうだ。


でも、そのパーティーの冒険者は証言を覆すことなく

「女の子にやられた」の一点張り、ギルドはしょうがなく調査を開始した。



でも、確かにここのところダンジョンに潜っている人たちの負傷者は増えている。

ギルドは、ダンジョンの敵が強くなっているからだって結論付けているけど

ホントのところはどうなのかな~







ここまで読んでくれてありがとう。


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