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私の危険な青春  作者: 藤幸加枝
7/9

舞衣華の本性

※悠大ストーリー

他校生と喧嘩した覚えがないにも関わらず最近、他校生が俺達を襲って来る事が多い しかも相手は俺達の事を知って居るらしい

『お前らが奈々実の知り合いだな』

『おいこいつらだぜ』

などと言ってかかって来る まぁ相手は弱いから大した事はないんだが 毎度懲りずに来られると面倒で仕方がない 俺達は大きな問題事を起こせば退学になりかねない だから毎度正当防衛として相手して居るが凄く疲れるもちろんこの事は奈々実には伏せて居るがな

「ったくお喋りが」

「だから馬鹿なんでしょ」

「ホンマに堪忍や せやけど舞衣ちゃんがビックリな事言うたでつい 言いたなるんやて」

「奈々実は俺達の事を知らない だから一様『隠しておく』って言っただろ」

「堪忍な〜」

俺達が話しながら歩いて居ると

「おい お前らが奈々実の知り合いって奴らか?」

「人気者だね……」

「今 ホンマに話しを聞きたい気分や」

「あいつ 実は俺達がこんな目に合ってるの知ってるんじゃねぇーの」

「何をゴチャゴチャ言ってやがる!」

「はぁ〜面倒だ 直ぐに片付けるぞ」

「「「了解」」や」


放課後

今日1日 静かなひと時を終え私は家に帰る為校門を出た そしたら

「奈々実待ってたぜ」

“げ!久々に登場して来たな”

「ごめんなさい 用があるので」

「っち 面倒くせーな じゃあ移動しながら話しを聞け」

“何であんたらの話しを聞かないかんのだ”

「失礼します」

「大声で話してもいいんだぜ」

行こうとした私はそれを聞いて立ち止まる

「っち もう現れないと思って居たのに また出て来て何?」

「言って合ったはずだぞ『お前を潰す』ってな」

「ふーん 私を潰す策でも出来た訳?」

「これを見れば俺達が言いたい事が分かるはずだ」

そう言ってもう1人の奴が私に携帯の画面で映像を見せた

「⁉︎」

そこに映っていたのは永橋達がボコボコにやられて居る所だった

ボソ「またこの手」

“何であいつらやられてんの?”

「こいつらに『俺達が奈々実を拉致した』って言ったらこいつらすんなり付いて来たんだよ 笑えるだろ?」

“クソ野郎共!”

「それで私にどうしろと?」

「俺達に付いて来たらこいつらを解放してやるよ」

「………」

私は疑いの目で見る

「お前が付いて来ないならそれでも良いが、こいつらはもっとボコボコになるぞ 良いのか?」

「はぁ〜分かった あんた達に付いて行く その代わり私が行けばあいつらを解放してくれるのよね?」

「あぁ」

「もし解放しなかったらお前ら地獄を見ろ!」

「おー怖」

そして私達は歩き出す

“ったく あいつらもあいつらだこんな馬鹿共に付いて行くなんて私が『拉致られたから行く』ってあいつらも相当馬鹿だな! 私がたかが2・3度捕まったぐらいで手足が出せなくて 直ぐボコボコにされてそんなんじゃいくら喧嘩に強くても、もたないつーの!”

そんな事を思いながら歩いて居たら 倉庫らしき場所にたどり着いた 私は見上げて

「定番ね」

「うっせーな定番の何が悪いんだよ!」

“逆ギレかよ ダッサー”

「はぁ〜あいつら この中に居るってわけね」

ガララ

もう1人が扉を開けた。私達は中に入り私は馬鹿リーダーに聞く

「で 皆は?私が来たら解放するんでしょ」

ゾロゾロ ゾロゾロ ゾロゾロ

“うわ〜どんだけ居るの”

まるで私が馬鹿リーダーに話しかけたのが合図かの様に3・40人ぐらいが私を囲む様に集まった。

「で!4・人・は?」

私は気にしず馬鹿リーダーに話しかける

「フ!アハハハハ あの4人なら誰1人としてここには居ないぜ 残念だったな〜」

“は!”

「どゆう意味」

「あの映像は俺が作った合成ですよ」

1人の男が出て来て答える

“なるほどね舐めた真似してくれるじゃん”

「そんな芸当で出来る奴居たんだ」

「褒め言葉として受け取っときますよ」

「アハハハハ あの奈々実が引っかかるとはな」

「ふーんじゃ私 帰るわ」

“ムカつくし”

「「「「「何ーーーー‼︎‼︎」」」」」

何人かがハモって答える

“さすがにうっさいわ!”

「だってここに居る理由も必要もないから」

「俺達がお前を呼び出した訳 分かってるだろ」

「あぁ〜確か『お前を潰す為だったらどんな手を使ってでも呼び出す』だっけ?」

“アホくさ それで何回も”

「ちょっと違うがまぁいい分かって居るならな」

「ねぇ 1つ条件があるんだけど」

「あ?条件?」

「私はもう喧嘩から足を洗った だからこれで最後にしてほしいんだけど」

「クックック いいぜその条件のんでやるよ」

「それと他の奴に聞きたいんだけどあんた達 何で この馬鹿リーダーに付いて行く訳?」

私は目の前に居る馬鹿リーダーを指差しながら周りに居る奴に聞いた

「な!ば 馬鹿⁉︎」

「奈々実を潰せるなら」

「お前に勝てるなら」

ザワザワ ザワザワ

“どいつもこいつも馬鹿ばっか!”

「じゃあ1人1人鍛えた訳?この馬鹿リーダーにも言ったけど」

「また言いやがったな?」

リーダーの言葉を無視して居ると次々と言い出した

「「「「「するわけねぇ〜だろ」」」」」

「まさかこいつこの人数に勝つ気で居るんじゃね?」

「「「「「アハハハハハ」」」」」

「「マジかよ〜」」

“思考回路が同じだとこうもハモるものなのか? でも私を馬鹿にするなんていい度胸ね!”

「女1人相手に何この人数 まるで『自分達は弱いです』って言ってる様なもんじゃない バッカじゃないの〜」

「「「「「あ?」」」」」

「「「「「ふざけんなーー‼︎」」」」」

「「「「「ウォーーーー‼︎」」」」」

ドカ! バキ! ドス!

“こいつら本当 単純で短気で馬鹿共だな〜”

私は向かって来る奴を難なく躱して倍にして殴って蹴り返す

ドカ!ドカ!

「「「「「っう」」」」」

「お前ら怯むな!どんどん行けー!」

「「「「「ウォーーーー」」」」」

私は殴りかかって来る奴は蹴りを入れて、蹴りかかって来る奴は避けて別の奴に当たる様にした。私はなるべく数を減らす為 相手の攻撃を別の奴に当ててるがなかなか減らないので苦戦して居た

“私 こんなにも喧嘩したっけ?”

「おら!」

「っち」

ブーン ドカ! バキ!

「おい 抑えろ!」

「⁉︎」

両手を抑えられたが前から来る奴を足蹴りして後ろをズッツキしてまた殴られそうになったから右の奴を盾にして右手が空いたから左に居る奴を殴って脱出する

ドン ガン バキ バキ

“こんだけ集めた馬鹿リーダーに感心するよ”

私は少しリーダーを見て

「高みの見物かよ」

「1人で何言ってんだよ」

「ついに泣き言でも言ってんのか?」

「テメーらごときで泣き言なんて言うかよ」


※悠大ストーリー

その頃悠大達は…

「なぁ〜これで何回目だ?」

「う〜ん これで10回目ぐらいかな?」

敵に囲まれて居た

「ホンマに最近多いんとちゃう?今日なんて特にや もうええ加減飽きたで」

「俺達もいちいち相手しなくてもいいんじゃないか?」

3人が愚痴を話し出したから俺はある提案をした

「なら逃げるぞ」

「「「え?」」」

3人は当然ビックリした顔をして居たが俺は続けた

「逃げ切ればとりあえずこの場は相手をしなくて良くなるが」

「「なった」」

連治と拓也は俺の提案をのんだが仲馬が少し難しい顔をして居た

「逃げるってなんかな〜…」

「だったら仲1人で残る?」

「自分 今『いちいち相手せんでもええんとちゃう』って言うとったやんか どっちなんや」

2人が仲馬に言うと 仲馬は少し考えてから話し出した

「あ〜くっそ! 分かったよその話にのるよ!」

「お前らさっきから何ゴチャゴチャ言ってやがる!」

“こいつら俺らの話が終わるの待って居たのか?”

「どうでもいいが行くぞ‼︎」

「ほな 1・2・3で行くで」

「何でお前が提案した感じになってるんだよ」

「まぁまぁ」

「「「ウォーー‼︎」」」

「1・3!」

俺達は2が消えてたがそれぞれ『バ‼︎』と走り出した まぁ1人叫んで居たが

「おい!2言ってねぇーよ!馬鹿家電‼︎」

「くそ!待ちやがれ〜‼︎」

当然 連中は俺達をそれぞれ追って来た


そして数分後

“なんとか撒けたか?”

俺は少し周りを見て溜め息をした

「ふーあいつらと合流しないとな」

メールを打とうと携帯をポケットから出した時

ザワザワ ザワザワ

ふと 気づくとそこには他校生の不良達が居た 俺は咄嗟に物影に隠れる

“やばいな… 最近やたらと他校生の不良を見ると『喧嘩を売られる』って思ふ様になったな〜”

そんな事を考えてたら 話し声がだんだん近づいて来た

「なぁ そういえば奈々実潰すのいつだっけ?」

“⁉︎ 今『奈々実』って言ったか?しかも『潰す』だと⁉︎”

「あぁ確か真夏のすげー暑い日だったぜ」

俺と2人は直ぐに携帯で調べる

“‼︎ 今日だと!”

「お ちょーど今日じゃねーか」

「本当じゃんか!あ メールが来てる」

「え?俺の所には来てねぇーけど」

「お前はなかなか連絡が取れねぇーからだろ」

「っけ で 何だって?」

「えっと〜『集まりたい奴は集まれ 4人の相手をしてる奴はそのまま続けろ』だとよ」

“『4人の相手』って事は やっぱり俺らの事だよな…”

「どうする?」

「そんなの決まってらだろ!何で知らねー奴を相手にしねーといけないんだ?」

“それはこっちのセリフだ”

「だよな〜早く行こうぜ もうやってるかもしれない」

俺は咄嗟に『奈々実が危ない』と思って居たら体が勝手に動いて居た

「俺もそこに案内してくれよ」

俺は2人の後ろに立ち訪ねた

「何だよ知らねーの………か」

2人は振り返えった

「あーーー!こいつ4人の中の1人だ‼︎」

「一石二鳥になるかもな♪」

「っふ だといいな」

「「あ⁉︎」」

バキ ドサドサ

俺は2人が殴りかかって来る前に2人の顔面を思いっきり殴ったため2人は直ぐに気絶した 俺はとりあえず皆に連絡してこいつらが逃げ無い様にこいつらのベルトで手を縛った 少し経つと皆が集まったので聞いた話をそのまま話した

「何で凄く暑い日なんだろ?」

「気分とちゃう?ほら 今日はなんか気分がなっとる日やな〜とか?」

「そんな事より今日がその日なら早く行かねーと」

「あぁ そうだな」

「で、場所は?」

「こいつらが案内してくれる」

俺はさっきまで気絶して居た2人を指差した

「「「へぇ〜〜〜」」」

「クッソ!ここに4人居るのに何も出来ないのかよ」

「俺達の方が捕まったなんてリーダーに言えねぇよ」

「安心しろよ お前らの案内で直ぐに分かるだろ さぁ早く案内しろ」

「「…………」」

2人がお互いの顔を見だしたから俺はすかさず2人に釘を刺した

「先に言っとくが 間違った場所やワザと道に迷ったふりなんかしたら今度は俺だけじゃ済まないからな」

「俺達3人分加わるって事だな」

「覚悟した方がいいかも」

「2人やからって手加減せーへんで」

3人が手をボキボキと鳴らす

「「………はい す すいません」」

そして俺達はすっかりビビって居る2人の案内で倉庫に来た

「うわ〜ドラマで出そうな所やな〜」

「よく言う『定番』ってやつだね」

「本当にここに舞衣華が居るんだろうな?」

「居なかったらこいつらをシバクだけだ」

「ちょ ちょっと待て 俺達はちゃんと案内したぞ」

「そ そうだ疑うなら中を見ろ」

“2人は嘘を言ってる様には見えないからどうやら本当にここに奈々実が居るのだろう”

「とにかく行くぞ」

「「「おう」」」

ガラ!


舞衣華はと言うと

バキ! ドス! ドカ! ドサ!ドサ!

「あーーもう!何なのこの暑さは! 暑いしウザイし!」

“こいつらはまるでゾンビみたくうじゃうじゃ居るししつこいし本当に暑いのなのって”

「どうだ俺の作戦は」

今だ高みの見物をして居るリーダーって奴

“あー腹立つ あいつをまず先に殴れば良かった”

「どうだ凄く暑い日にこんだけ暴れれば体力も落ちてくるだろ?早くバテバテになれよアハハハハ」

「あんたやっぱり馬鹿だよね」

“しかも最低な奴 まぁ知ってたけど”

バキ!

私は目の前の奴を殴って馬鹿リーダーに少し近く

「なんだとテメェ!素晴らしい作戦だろうが!」

「あんた達だってこの場に居るんだから状況は一緒でしょうが‼︎そんな事も分からないら馬鹿だって言っての」

「あ!………いやいやこっちは人数が居るからな」

“今の絶対考えてねぇーよ しかも人数が居ても一緒だって”

ガララ

その時突然扉の音がした

「アハハハハ仲間に呼びかけたから増えるぜ」

「「「「奈々実! 奈々ちゃん! 舞衣華! 舞衣ちゃん!」」」」

「「「「「⁉︎」」」」」

入って来たのはこいつらの仲間ではなく私の知ってる4人だった

“あいつらが何でここに⁉︎”

バキ! ドカ!

「っち」

私が気を逸らした隙に殴られた

「よそ見してんな!」

もう1発殴られそうになった時に私が叫んだ

「ちょっと待ったーーーーーー‼︎!」

「「「「「⁉︎」」」」」

「「「「⁉︎」」」」

私が叫んだ為馬鹿達も駆け寄ろうとした永橋達も止まった 私はまず馬鹿リーダーの胸ぐらを掴んで聞いた

ボソ「ちょっとこれどゆう事! あいつらは『ここに居ない』って言ったよね?何で居んの まさかこれも作戦の内とか言わないよね?」

「なわけ…………。あ…あぁそうだ俺が考えた作戦だ」

“今こいつ『なわけねぇーじゃん』って言おうとしたよね?しかも冷や汗凄いけど”

ボソ「あんた達絶対動くなよ」

「何だよ怖気ついたのか?」

「『ちょっと待ってろ』って言ったでしょ!」

「あ…あぁ」

私は馬鹿共から離れて永橋の所に行く

「奈々実大丈夫か?」

「うん平気だから心配しないで」

“だから早く帰れ”

「でもさっき殴られてだよね?」

“やっぱ見てたか”

「大丈夫だから」

「めちゃ大勢居るやん」

“気にするな いやしないで”

「とりあえず帰ろうぜ」

“お前らだけな”

「ごめん 私 あの人達と話しがあるから」

「じゃ別に俺らが居ても問題なよな?」

“大ありだよ 邪魔なんだよ”

「あの人達人見知りで恥ずかしがり屋だから皆が居ると困るんだよね」

“乙女か!”

「乙女か!」

「後ろめっちゃ顔怖いで しかもごっつい人達やし」

「それに物騒な乙女だね〜」

後ろを見るとどこからか鉄パイプを持ち出して来た

“どっから出して来るんだ つうか最初から持っとけよ”

「鉄パイプを持って話し合いか?」

“あーもう ぐだぐだ言ってないで早く帰れよ お前らが居るとマジで戦えないんだけど!”

「おい!いつまでやってんだよ!」

“っち黙っとけよ 馬鹿が”

「呼んでるから行くね」

「奈々実 あいつらは辞めとけ危険すぎる」

「…………。」

「なんなら俺達が変わりに相手してやろうか」

“もうごまかすの面倒だな〜 ここまでか”

「はぁ〜〜………しないでくれる」

「「「「え?」」」」

「余計な事しないでくれる そんなにここに居たいなら好きにすれば」

「「「「…………」」」」

私は永橋達から後ろを向いた

「ただし手出し無用だから 出したらあいつらと一緒に殴るから 覚悟しな」

そして私は馬鹿共の方へ歩いて行く

「え?ちょ 舞衣ちゃん?」

後ろで茨が私を呼んだけど振り返らなかった


※仲馬ストーリー

舞衣華が歩き出した後

「やっとかよ」

「助けを求めに行ったのか?」

「「「アハハハハハ」」」

連中達は舞衣華が向かって来る頃合いで 大笑いして居た

“何勝手な事言ってんだ 確かに俺達は舞衣華を助けに来たが断られたよ”

「笑って居られるなんて随分と余裕じゃん」

舞衣華はあいつらを挑発するよに言った

「「「当たり前だろ」」」

「おいおい体力も落ちて なおもこんだけの人数が居るのにまだ勝つ気で居るぜ」

「おい馬鹿共 私をあまりなめるなよ」

“普通に勝てると思えないが”

そして

「さっさとかかって来たら」

「「「「「ウォーーーー‼︎」」」」」

バキ!ドカ! バキ!ドカ!

「なぁ俺らの前に居る人 誰や」

突然家電が言い出した

「一様 奈々ちゃんだよね?」

前拓が答えたから俺も思った事を言った

「あいつ 二重人格か?」

「もしかしたら あれが奈々実の本性で隠してた事なのかもな」

黙って居た悠大が言い出す

「「「え?」」」

俺達は顔を見合わせた

“まぁ分からんでもないけどな それにしもな…”

「確信はないが」

「でもその可能性が高いんだろ」

「……あぁ」

俺達が話して居たら前拓が突然言い出した

「ねぇ 奈々ちゃんって何か部活やってたのかな?形と言うか動きと言うかそんな感じ」

“あ?”

俺と悠大は舞衣華の方を見た

「「言われて見れば」」

「それか趣味かもしれへんで?趣味で色々やってたんとちゃう?」

“趣味で色々やってたらただの飽き性な奴だろ”

そんな事を考えて居たら突然

「鉄パイプを振り回すだけなら誰でも出来るんだよ!鉄パイプを出して来たんならこう使うんだよ‼︎」

ガン! ドス! カン!

舞衣華の声が聞こえたかと思ったら舞衣華は相手から鉄パイプを奪い取ってそれを素早く武器にして相手を倒して行く

「すげ〜な 多分あいつ俺らの事忘れてるぜ」

「あはは…そうかもしれない」

「なぁ〜 舞衣ちゃんが戦隊もんに出て来るヒーローみたいやな」

“それを言うならヒロインだろ”

俺達は家電を無視して居た

「あ!そいえば 俺達何しに来たんだ?」

「聞いてや!」

「まぁただの俺達の勘違いって事で」

「無視せんといてや」

「………。」

“あれ?悠大が静かだ”

どうやら2人も俺と同じ事を思ったのか俺達はまた顔を見合わせた

「「「???」」」

「大?」「悠?」「悠大どうした?」

悠大は舞衣華の方を見る

バキ! ガン! ドカ!

「もしかしたら あいつ俺よりも強いかもな」

「「「⁉︎」」」

“おいおい 何言ってんだよ?”

「何言うてるんやそれは言い過ぎやで」

「確かに『強い』ってのは分かるけどよ」

「そうそう大までは言い過ぎだけど 俺達3人よりは強いと思う」

“は? 今 サラッと何言いやがった?”

「たっくん今何て?」

「『俺達3人よりは強い』って言ったんだけど」

「何でやねん」

「納得いかねー 俺が舞衣華に負けるってか」

俺達は前拓に文句を言う

「アハハハ まぁまぁ」

「はぁ〜………」

ギャーギャー ギャーギャー

俺達3人は少し騒いで また舞衣華の方を見る いつの間にか残りわずかになって居た

“まじかよ…俺達が見た時はまだ大勢居たのに 本当に1人でやったってか? あいつ喧嘩慣れし過ぎだろ

ドス!ドス! ガン!ガン!


舞衣華はというと

さすがに暑さと大人数でのせいで何回かやられたけどなんだかんだでリーダー除いて後6人になった

“最後の6人 しぶと過ぎ”

「ハァ…ハァ…ハァ…」

「大分……息が上がって……来たん…じゃないか?」

「やっと…俺達が…勝てる」

「ハァハァあんた達だって息 上がってんじゃん!ってか早く くたばれよ」

「く くたばるかよ‼︎」

相手が殴りかかって来たから直ぐに避けて反撃する

ドス!

「う!………。」

私は相手の鳩尾に思いっ切り殴り入れた

“これで立てない 後5人と1人 5人を1人1人相手するのも面倒だからここはあれをやるか”

「あーー!あんた達何やってんの⁉︎」

私は無意識に入口の方を指差した

「「「「「え?」」」」」 「「「「は?」」」」

やっぱり馬鹿共は私が指差した方を見た

バキ!ドカ!バキ!ドカ! ドサドサドサドサ

まとめて倒したかったが約1人は私の動きを読んで交わした

“っち 1人交わしたか”

「その手にひっかがるか」

“今一緒に振り向いたよね? まるで『自分は違う』みたいに言ってるけど”

「別に交わさなくてもいいのに」

「危ないだろうが!」

“喧嘩してるのに危ないもくそもあるか”

相手はポケットをゴソゴソし出した

「さっきは周りが居たから出せなかったが 今は1人だから出せる」

「?」

“何?実は必殺技が出せるとか?”

「こいつを」

男はナイフを取り出した

“な〜んだナイフか…って そっちの方が危ないじゃん!鉄パイプ並みの凶器だからね!”

「これでお前は終わりだ」

“あ〜たまにあるやつね 最後の場面でナイフとか出して『手出し出来ないだろ』みたくやる奴 居る居る”

「はぁ〜 早くかかって来たら」

「っち馬鹿にしやがって‼︎」

男がナイフを持って走って来る

“馬鹿にもしたくなるって こゆう場面ってテレビや映画だったらかっこよく反撃に向かうだろうな〜 だけど現実じゃあ あっさり倒させて頂きます

パッシ! グイ

「せやーーー!」

ドサ‼︎

「う………」

私は男が持っていたナイフの手を持ち背負い投げをした そしてナイフを奪い

ダン!

男の顔の近くに振り下ろした

「ひ!」

“あれ?前にも同じ様な事あった気がする まぁいいか”

「ねぇ 何でビビってるの?自分で出した物だよ こうなる事ぐらい分かってたんじゃないの?」

「わ……分かる…かよ」

「だから馬鹿だって言うんだよ 私があんた達に負けた事があるとでも?」

「………。」

「無いよね だったら少しは予想したら?まぁ今日で最後だからどうでもいいけど ナイフなどを持ち出したら自分がやられる覚悟で居ないとね」

男から離れようとしたら

ボソ「女がなめやがって」

グイ!

私は男の胸ぐらを掴んだ

「ねぇ 何処の誰が『女が男をなめるな』って言ったの? なめられる方がいけねぇーんだろ!ふざけた事抜かしてんじやねぇーぞ‼︎」

「いかれてやがる」

「テメーよりかはいかれてねぇーよ」

バキ!

私は男を殴って気絶させた

「さてと もう高見の見物は出来なくなったけど?」

「ま…まさかこの人数をやるとわな…」

「何度も言ったつもりだけど『1人1人の力が弱い』ってまぁ 暑さで私の力も弱まったかもしれない で どうする?」

「つ…強さ お…お前の強さを教えろそしたらここから立ち去る」

“結局立ち去るのか”

「それで終わるなら別にいいけど まぁ強さってほどでもないしね」

「ほ 本当か⁉︎それは一体何なんだ?」

「急所を覚えるだけ」

「え?」

「私の強さを知って真似するつもりだった?でも残念それはあんた達に『暗記』と言う名の勉強が出来ればの話なんだけど」

「馬鹿言え そんな簡単な事ぐらい出来るに決まってるだろ」

“急に開き直ってるし”

「あっそ 別にもう関係ないし」

「お前の強さはよ〜く分かった 今日は立ち去ろう」

男が私に向かって歩き出した

“ってか『今日は』って何言ってんの?もう会わないって言っただろ”

男が私の横を通り過ぎ様とした時

ブーン バシ!

「何⁉︎」

男が私に殴ろうとしたが私はその拳を受け止めた

「相手の隙をつくのも喧嘩の手口でもそれはタイミングの問題」

「何故分かった」

「馬鹿も大概たいがいにしとけよわざわざ私の横を通るんだから警戒するのが当たり前」

“この倉庫の中離れて行けば良いもの近づいてきたんだから普通に分かるでしょ”

「っち!」

「そんなに私を殴りたいならチャンスをあげようか?」

「チャンスだと?」

「ジャンケンで私に勝ったら1度だけ殴らせてやるよその代わり私があんたに勝ったら直ぐに私の目の前から消えろ どう?」

“まぁ勝たせる気さらさらないけどね”

「望むところだ」

“本当に単純だな〜”

「最初に言っとくけど1回勝負だから」

「あぁ じゃあやるか」

「「ジャンケン……」」

バキ!

「アハハハハやったぜ俺達をなめるからだ!」

男は出すフリをして私を殴った

“だから誰が言ったんだよ!”

「馬鹿が!せっかく逃げるチャンスやったって言うのに」

私は男を睨む

「何言ってやがる もう1発くらいやがれ」

ブーン ドコ!

「っう!」

私は男の拳を躱して奴の鳩尾に殴り入れた

「テメーはどこまでもクズだな!私は喧嘩だろうがジャンケンだろうが負ける気ねぇーんだよ!」

「だ…だから……何…言ってやがる」

男はお腹を抑えながら聞いてくる

「もう面倒だから どうせ逃げるんだったらさっさと逃げてもらおうと思ってな 馬鹿なお前は何も考えずに何度も同じ物を出す それさえ知っていれば何もしなくても勝てるんだよ」

「くっそ!運が良い奴め」

“どいゆう文句だよ”

「どうでもいいけど私を怒らせたんだから覚悟は出来てるんでしょ?」

「え?いや…ちょと…待て」

「問答無用!」

バキ! ドコ! ドカ!

「2度と現れるな クズ野郎」

“これでやっと片付いた 疲れたし暑いし痛いし早く帰ろ”

鞄を持って入口の方を見た瞬間 私はある人達の事を忘れて居た

“そういえば永橋達が居たんだった……”

「………。」

「「「「………」」」」

“やっぱりね 私を見て固まってるよ”

私は気にしずに通り過ぎようと歩き出したら

「舞衣ちゃんって喧嘩 出来たんやな」

“別に『出来ない』なんて言ってないし”

「……」

「奈々ちゃん?」

私は4人を通り過ぎる

「おい舞衣華!少しぐらい話しを聞かせろよ」

“何であんた達に話さないといけないの”

私は立ち止まり振り返る

「…ない…」

「「「「え?」」」」

「話す事なんてない」

「な 何や そないな言い方せんでもええやん!」

「錬治 落ち着け」

今まで黙って居た長橋が茨を止める

「奈々実 前に言っただろ 覚えてるか知らなねぇーけど」

“確か『俺達は味方』だっけ?固まってた奴が良く言う”

「あんた達に関係ないから」

そして私はまた歩き出した

「ちょー待てい 舞衣ちゃん‼︎ 話はまだ終わってへんぞ!」

“どこぞのお母さんか!”

「………」

私は心の中でツッコミしながら走り出した

「あ!」

「家電とりあえず帰らせてあげなよ」

前田のその言葉を聞きながら私は倉庫を後にした


※拓也ストーリー

「「「「………。」」」」

俺達は奈々ちゃんが走って行った方を見て居た

「奈々ちゃん 結構やられてたけど大丈夫かな?」

俺が沈黙に耐えかね言い出した

「せやな〜明日学校にこれるんやろうか?」

「その前に来るのか?」

俺の後に家電 仲がいい出した

「俺達も行くぞ いつまでここに居る必要ないからな」

“あれ?大は心配じゃないのか?”

「あれら どないすんねん」

家電が奈々ちゃんに倒された人達を指差した

「ほっとけよ 俺らもこれで面倒な喧嘩をしなくて済むしな」

“仲に同感するよ”

俺達は倉庫を出てしばらく歩いて仲・家電の2人と別れた そして俺は大に聞いた

「大は奈々ちゃん事心配じゃないのか?」

「……俺がしてない様に見えるか?」

「さっき見えたから聞いてるんだけど」

「……してなかったら俺が奈々実にあんな事言わねぇーよ」

“『あんな事』?そういえば奈々ちゃんに『前に言っただろ』って言ってたな〜”

「奈々ちゃんに何言ったんだよ」

「………」

“俺達には言いづらい事を奈々ちゃんに言ったって事か”

「あーはいはい聞いた俺が馬鹿でした」

「……いつか話す」

“大の『いつか』って『絶対話すか』だからな〜気になるけど聞かなかった事にするか”

「分かった 分かった じゃあな」

「あぁ」

そして俺達はそれぞれ帰った

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