10年前
初投稿になります。
色々と不備や誤字、脱字などあると思いますし、理解できないところがあるかもしれませんが頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします
また感想など書いてもらえるとありがたいです。
時刻は5時を過ぎようとしていた。
昼間は子供たちで賑わう公園もこの時間帯になると子供はもうほとんどいなかった。
その公園で女の子の叫び声が響く。
「誰か助けて‼」
小さい女の子が大人の男たちに誘拐されようとしていた。
周りには誰も助けてくれそうな人はいなかった、正確にはこの公園は住宅街から離れているため人自体がいなかった。
女の子は必死にもがいたが大人と子供では力に差がありすぎたため逃げられるはずもなかった。
女の子は泣きながら男たちの車に乗せられそうなところで1人の小さい男の子が男たちに走って向かってきた。
「待って、その女の子どうするつもり?」
男の子は震える体をこらえて男たちに話しかけた。
男たちは最初は驚いた素振りを見せたがすぐに微笑みながら男の子と同じ高さまで屈みこんで話す。
「お兄さんたちはこの子をお家に帰してあげようとしているんだよ」
男たちはそういえば男の子をだませると思ったのだろうが男の子は違った。
「ウソだ!だってその子すごく嫌がっているじゃないか!」
男たちは男の子に対して苛立ち始めた。
「俺たちが優しくしてやっているのに!お前も誘拐してやる!」
男たちは男の子を捕まえようと手を伸ばす。
その手を掻い潜り女の子の元へと向かった。
「今のうちに逃げよう」
男の子は女の子の手を握り走った。
当然、最初は男たちも追っては来たが子供の体力はすごいものだ、いくら走ってもつかれることはないが、男たちは疲れから徐々に走るスピードを落とし始め、男の子たちとの差は開いた。
男の子と女の子は走りながら後ろを振り向くと男たちの姿はなかった。
どうやら、あきらめたようだった。
それを確認すると男の子は走るのを止め女の子に話しかけた。
「大丈夫?」
女の子は最初は息が上がっていたがだんだん落ち着くと口を開いた。
「大丈夫、それよりたすけてくれてありがとう!」
女の子は男の子に礼をした。
「別にいいよ、それよりお家に帰らなくて大丈夫?」
もう辺りは暗くなり街灯がつき始めた。
「帰ろうと思ったところあの人たちに捕まったの、でも、またあの人たちに見つかったらどうしよう」
女の子は不安そうな顔を見せる、どうやらさっきのこと思い出しているみたいだった。
「なら僕がお家まで一緒に行くよ!」
男の子がそういうと女の子は瞳を輝かせた。
「本当?ありがとう!」
「じゃあ行こっか、お家どこ?」
男の子がそう聞くと女の子は「あっち!」と言って家の方向指差した。
その方向に歩き出す2人。
歩き出して数分女の子は男の子に名前を聞いた。
「名前なんていうの?」
「ぼくの名前は四方 雫だよ! 君は?」
「わたしは白縫 ルナ、よろしくね!雫君はお家に帰らなくていいの?」
う~ん、と首をかしげる雫。
「たぶん大丈夫だと思うよ」
それから数分歩くと一軒の家の前でルナは足を止めた。
「ここが私のお家だよ!」
「そっか、じゃあルナちゃんバイバイ」
役目を果たしたから雫は家に帰るために走ろうとすると雫の腕ルナは掴んだ。
「どうしたの?」
雫は走ろうとした足を戻し、ルナの方向を振り向くと。
「明日また会える?」
「うん、いいよ!明日あの公園で!」
「うん!」
その言葉に
安心したのかルナは強く握っていた腕を離した。
「またね」
雫はそういうと、手を振ってルナの家をあとにした。
その後、毎日のように公園で雫とルナは遊んだ。
雫とルナは遊ぶたびに約束をした。
色々な約束。
1年後、いつものようにルナは公園に行くも、その日から雫は公園に来なかった。




