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自殺未遂 子供
ふと
子供の頃の夢を見た
どうにも
無邪気だなぁとか
危ねぇことしてんなぁとか
まるで
親が子を見守る時のような視点で
子供の自分を見ていた
あの頃の俺は
まだ
なんにも知らなくて
世界は平和に満ちてる
だとか
楽しいなぁ
とか
思ってたんだ
何かが出来るようになる度に
母さんに自慢にしに行ったもんだっけ
丁度夢の中の俺も
逆上がりが出来るようになったらしく
母親の元へ走っていった
だが
俺の顔は良く見えたというのに
母親の貌はよく分からなかった
あぁ
もう何年も会ってないから覚えれてないんだなと
どこか冷静で
薄情なことを
認識してしまった
ちょっと嫌な気持ちになってしまったからか
子供が学校に行くような時間になってしまったからか
ぼんやりと目が覚めた
あぁ
夢から醒めちまったよと
なんで起きてしまうかねと
最悪な寝起きだ
夢の最後は悲しい思いをしたから二度寝はしたくない
だが
起きたくはない
目覚めなきゃ良かったのにと思っていたのに
ガキのいってきまーすって声が
外から聞こえてきた
あぁ
これで起こされたのかと
あぁ
でもあいつらに罪はねぇよなと
自分の自尊心が
また下がる音がした
死にたくなったし
少しだけ死にたく無くなった
俺は子供らに
心の中で
いってらって
思っちまったんだな
自殺に死ぬほど向いてない朝を迎えた




