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第十五話 狛犬の話
今日は狛犬の話です。
神社やお寺にいくと
入口の所に一対の犬の像、
狛犬があるのを見たことがあると思います。
これは古代インドで
仏像の両脇にライオンの像を置いたのが起源と言われています。
なんとなく
エジプトの神殿にも似ていますね。
狛犬という名前は、
仏教とともに中国から朝鮮半島を経て入ってきたために、
当時あった高麗という国の犬
すなわち高麗犬という字が当てられて、
のちに狛犬に転じたと言われています。
秩父などに高麗という地名があるのをご存じでしたか?
あれは朝鮮半島からの帰化人が住んだ地域の名残です。
もう一つ、今度神社などに行った時によく見て下さい。
片方は口を閉じてもう片方は口を開いていますよ。
一般的には、向かって右側の像は「阿形」で、
角はなくて口は開いています。
そして、向かって左側の像は「吽形」で、
1本の角があり口を閉じているのです。
よく「阿吽の呼吸」と言うでしょう?
これは一対の狛犬のように気持ちを合わせるという意味なのです。
そして「あ」は文字の中で一番最初の音で、
「ん」は最後の音で、
つまり「あ」から「ん」の間のすべてのもの、
森羅万象のすべてを含むという意味もあるのです。
そして狛犬の他にも、
お寺の門によくある仁王様も片方は口を開け、
片方は口を閉じているのです。




