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第十三話 アジアの仏像の話

今日はアジアの仏像について書いてみたいと思います。

言うまでもなく仏像は日本で生まれたものではなく

仏教の伝来とともにインド、中国、朝鮮半島を

経由して渡って来ました。

従ってアジアの国でも

それそれの仏像を見ることが出来ます。

仏像ファンの私としては

やはりそれらを見たく思いアジアのいくつかの国に出かけました。

行った国としては、

韓国、香港、台湾、シンガポール、タイだけですが、

それでもそれぞれの特色ある仏像を見ることができました。


韓国は慶州で多くの美しい仏像に出会いましたが、

やはり飛鳥時代の仏像の源流という印象でした。

そういえば慶州は古墳も多く奈良の飛鳥に似ていましたね。

香港、台湾、シンガポールは仏教だけでなく

道教の影響が強いのですが、

如来像よりも観音像が多いという印象です。


タイは仏教徒が多く、

寺院が社会の中で占める位置が大きく仏像も多いですね。

それに大きな釈迦の涅槃像が多いのが印象的です。


今まで見た範囲で日本の仏像と大きく違うのは、

日本では仏像を保存するという場合に

出来るだけそのままの状態を維持しようとするのに対して、

私が見たアジアの仏像は、

彩色や金箔を一定期間で塗り重ねていくということですね。

これはその仏像が作られたときの状態に戻すという考えで、

日本の現状維持的な考えとはだいぶ違います。


もうひとつ気がつくのは仏像は

その国の人たちの顔をしているということです。

タイの仏像はタイ人の顔、

韓国の仏像は韓国人の顔ということで

よく考えれば当たり前のことですが、

仏教というアジアでは普遍的な宗教であっても

やはり仏教も仏像もその国の文化で

変容していくことの証左かもしれません。

アジアの仏像としては、

中国、チベットなどまだまだ見ていない国も多く残されていて、

生きているうちに行きたいと思っています。

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