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冒険者は救えない!~世界への反逆~  作者: チョコクリーム
1章 始まりの日
18/20

そのまま終わるはずもなく

話をその日その日に考えているせいで設定が秒で矛盾してそうで怖い:( ;´꒳`;):プルプル

 


 俺はどうなったんだ…?目を開けると洞窟の天井が見えた。生きてるみたいだ。体を動かすと僅かな痺れがあるが動けない程じゃない。


「起きた?体に異常はない?」


 声がした方に顔を向けると少女がいた。俺の傷が治っているのは彼女のおかげだろうか。特に体におかしな所はないな。むしろ調子がいいくらいだ。


「特に問題は無い。マチラはどうなった?」

竜の息吹(ドラゴンブレス)で跡形もなく消えたわ。何か石みたいなのが残ってたから今おじいちゃんが調べてる」


 おじいちゃん?竜のことか。やっぱり複雑な事情とかなのだろうか。この子友達いなさそうだし。そんなことを考えているとおじいちゃん竜が戻ってきた。


 手には確かに石のようなものを持っていた。それはよく見ると傲慢(アロガン)の欠片に似ていた。


 形や大きさは細かいところまでは分からないがほぼ同じに見えた。ただ一つだけ傲慢の欠片とは違うところがある。


 それは()だ。傲慢の欠片は普通の石と同じグレーのような色だったが、この石モドキは激しい怒りを想起させるどこか悲しい赤だ。どこかで見たような気がする。


 思い出した!マチラの心臓部分にあった欠片のようなやつだ。だが完全に同じという訳ではないようだ。あの欠片は俺がヒビを入れたはずだし、その後に竜の息吹が直撃しているはずだ。


 とりあえずその石について聞こうとすると地響きのような音が聞こえた。それは耳を澄ますと誰かの走っている音にも聞こえる。


 傲慢の欠片を取り込んでから感覚が鋭くなった気がする。劇的に変わった訳じゃないが地味に嬉しいことだ。


 一応警戒しながら立ち上がる。直ぐにジャバエルを抜けるように構える。この広い空間は奥に進む道と、入口に繋がる道があるが、音的に入口の方から来るようだ。数は1人。


 来るっと思ったらそいつは地面に躓き転んだ。その姿を見て俺は気が抜ける。




「何してるんだ、ロムウェル」


「いてて…シズルさん!大丈夫ですか?凄い爆発音みたいなのが聞こえて来たんで急いできたんですけど」


 凄い爆発音……竜の息吹のことか。あの村からここまで来るなら全力で走って20分くらいか。かなり疲れただろうな。あまりここら辺は道も整備されてないし。


「問題はないが、厄介な事にはなったな。後で説明するからお前はとりあえず休め。さすがに疲れただろ」


「はぁ………はぁ………………はい…」


 そう言ってロムウェルは壁に身を預け座り込んだ。それを見たあとおじいちゃん竜に聞きたいことを聞く。


「色々聞きたいことはあるんですけど、俺が気を失ってからどんぐらい経ちました?」


「大体3分ぐらいかのぅ。それと年寄りに敬語は要らんからタメ口でええよ」


 3分?それだとロムウェルは全力で20分もかかる道のりを3分で来たことになるが。こいつそんなに速かったか?後で本人に聞けばいいか。それよりあれだ。


「分かりま……分かった。それでその石について何かわかったことはあるのか?」


「それなんじゃがのぅ、マチラはどうやら欠片の所有者だったらしくてのう。欠片の所有者は死ぬとその場に欠片を落とすんじゃよ」


 じゃあ俺が死んだらその場に傲慢の欠片が落ちることになるのか。それって紛失したりしないのだろうか。集めなきゃいけないのに行方不明とかだったらめんどくさいぞ。


 あ、ロムウェルの体力が回復したみたいだな。俺たちに近付いてくる。説明はめんどくさいからおじいちゃん竜に任せればいいか。




「お前、何分でここまで来た?」

「3分ぐらいですね」

「どうやって?」

「それが僕にも分からないというかなんというか。スキルに《限界加速》っていうのがいつの間にか増えてて多分それのおかげだと思います」


 ステータスは情報を部分的に公開することが出来るようで、ロムウェルもそれを使ってスキル欄を見せてきた。





 ステータス

 ロムウェル・キンサイト

 スキル

 身体強化Lv4

 雷魔法Lv3

 記憶力Lv2


 限界干渉スキル

 《限界加速》Lv1



 限界干渉スキル…人の限界を超えるためのスキル。


 限界加速…通常の速さの限界を超えて走ることが出来る。その分体力の消耗も激しい。スキルレベルが高いほど人間をやめていると言える。



限界干渉スキルの説明と限界加速の説明はシズルやロムウェル達にも見えてます。見えてるっていうのとはちょっと違うんですけどそういうものだと理解してるって感じで思ってもらえばいいと思います。

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