決着
モチベがノンレム睡眠なので上がったり下がったりします。つまり不定期投稿ですね。(°▽°)
まずはマチラからおじいちゃん竜が見えないようにしなければいけない。今の位置はマチラがおじいちゃん竜の正面にいて、その間に俺がいる形だ。
これじゃあおじいちゃん竜が技を放つ時にバレてしまう。どうにかして俺とマチラの位置を交換したい。マチラも今は俺を警戒しているがその内落ち着くだろう。
なら今がチャンス。そう思い地面を蹴って一瞬でマチラの前まで移動する。右手を蝙蝠にして心臓を守っているようだ。
右手を蝙蝠にしているということは右半身は攻撃が通りやすいはずだ。ジャバエルを回転させ逆手持ちにしてマチラの隣をすり抜ける。
ついでに右足を切りつけて機動力を落とした。マチラは避けようと体を捻ったようだが特に問題は無い。元々浅く切り付けるつもりだったし。
これで俺とおじいちゃん竜の間にマチラがいる形になった。マチラは足を切りつけられて怒ったように顔を赤くしている。後はおじいちゃん竜が確実にマチラに当てられるようにするだけだ。
マチラの足は逆再生するかのように回復していく。回復する時は痛みがあるのか顔が歪んでいる。ここで決める。長引いてもこっちが辛くなるだけだ。
両手を後ろに隠しながら少し遅めに走る。さっきより遅い走りにマチラは戸惑いながらも右手を蝙蝠にして心臓を守っている。
左手を蝙蝠に変化させ、ジャバエルに似せて短剣のような形にする。そしてそれをマチラの左手に向ける。マチラは短剣が来ると思っていたようで動きが止まった。
俺の蝙蝠はマチラの左手に噛みつき蝙蝠で埋め尽くされた。マチラは混乱しているのか心臓の守りも雑になっている。そこに一筋の光が見えた。
右手にあるジャバエルを心臓に向けて刺す。なにか固い感触がした。この欠片をを潰せばこいつは死ぬ。そんな確信があった。
「ヤ、ヤメロォ!ソレダケハダメダァァァ!!」
「なんてね。」
硬い欠片らしき物はヒビが入ったものの壊すことは出来なかった。マチラはとても楽しそうな顔をしている。
「倒しきれると思った??流石にヒヤッとしたが力が足りなかったようだなぁ!!お前のことは覚えておいてやる。いつか絶対にお前を殺すぞ!その時まで首を洗って待っていろ!」
「いいや、お前はもう終わりだよ」
「は?」
マチラが喋っている間におじいちゃん竜は力を溜めていた。もし、マチラがさっさと逃げていれば倒すことは出来なかったかもしれない。
だが、マチラは時間をかけすぎた。おじいちゃん竜は5本の首から竜の息吹を出した。
それはマチラの体の何倍も大きい5色の波動のようなものだった。マチラはようやく竜の息吹に気付いたみたいだが、もう遅い。竜の息吹がマチラを飲み込む。
あれ?これって俺もやばいんじゃ…。直ぐに竜の息吹と逆方向に走り出す。後ろからドゴォンと大きな爆発音と共に衝撃波がやってくる。そして俺は気を失った。どこかに頭を打ったのだろうか。
締まらない最後だったなぁと思いながら。




