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私は物語から逃げます  作者: レイ
112/120

寂しい

そこからは申し訳ないと思いつつも皆との行動を最低限にしました。

怪しまれないように徐々に徐々に。

そして迎えた10月のイベント、ハロウィーンですがイタズラ王子のイベントとも言えるこの日に私、先生のお手伝いで休み時間全部教室におりませんでしたよ。

そしたら机の上に可愛らしいお菓子がいくつか置かれていました。

これはロワールちゃんたちからですね、ありがたや。

イタズラ王子からとかだったら危険物になるからね。

それをそっと鞄に入れ、帰る準備をしました。

因みに朝と帰りですが、ルーシス様の方で用事があるからと一緒に行き来するの止めました。

いい傾向です、しめしめ。

これで女の子探しが出きると思いましたが、しっかり迎えの車が準備されてるのでそんなこと出来ません、はい。

まっすぐ帰ってます。

夏休み終わった辺りから何故かルーシス様忙しそうなんだよね。

私的には離れられるチャンスだから良いけど、呑気に客室にいて良いものか悩んじゃうんだよね。

悩んだところで何もできないんだけど。

それから逃げる日々は続き、11月を迎えました。

主人公なら好感度が高いキャラクターとのデートイベントが発生する月ですが、私は主人公ではないので何も置きませんでした。

ルーシス様とも全然会えてないし。

本当にどうしたんだろう。

屋敷には居るし学校にも居るはずなんだけど。

特に代わり映えもしない、イベントも特にないまま12月を迎えました。

世間はクリスマスですが、私は雪掻きに終われております。

従業員に紛れ込み、校内に積もった雪を退かす作業を先からしています。

マスクしてマフラー着けてダウン着てたら私だって分からないでしょ。

こうやって私を私と認識させない格好をして逃げること半年。

非常に上手くいっております。

このまま行けば、来年度も上手く行くかもしれない。

目指せハッピーエンド!

さ、ふざけてないで雪を退かしましょうね。



そして、1月を迎え、2月を迎えました。

その間1度もルーシス様とお会いできませんでした。

どこで何をされてるのでしょう。

気になるからって日中クラスの方に行けないし。

ルビに聞くのも何だか嫌だし、スーザンに聞くのもね。


避けようとしていたのは私の方なのに避けられているようで寂しいと思ってる私って何なんでしょうね。

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