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3話理科室

誤字・脱字、文章力が乏しいなどいろいろ問題があります。

何かあれば教えてください。

 

「おっはよーう!!」

 鈴は言いながら、俺にひざ蹴りをくらわす。

「ぐふぅ・・・・!?」

 俺はいきなりの事に対処しきれず腹をおさえ地面に倒れこむ。

「てめぇ・・・・いきなり何しやがる・・・・」

「おっはよーう!!!愛ちゃん!」

 無視ですか・・・・

「おはようございます、鈴さん」

「いやー今日もかわいいねー」

「ふふふ、ありがとうございます」

 あいさつを終えた二人は世間話を始める。

 あれ・・・・なんか俺、除け者にされてないか・・・・

 地面に倒れたまま思う。

(いや、ないない、うん、俺がきっと会話に入れてないだけで・・・・あれ、そういうのを除け者っていうんじゃ・・・・・・)

「あれ?野上どうして倒れてんの?」

「おまえのせいだろうがーーーー!!!」

 立ち上がり、鈴に突っ込みを入れる。



 県立雷名高校。生徒数1500人。俺はこの高校に、家が近いからという理由で通っている。

 3年2組の教室に入り、自分の机にうつ伏せになる。

「・・・・・・腹いてぇ・・・・」

「あははは、ごめんごめん」

 笑いながら俺にあやまる鈴。

 鈴とは中学2年の時に出会った。いつも明るくテンションが高い俺の親友第2号。

「ごめんっておまえなぁ~~」

 溜め息まじりに言う。

 あの後は何も無かったにせよ、いきなりひざ蹴りはないだろ。

「いや~~勢いつけすぎちゃってさ~~」

 笑いながら言う鈴に、俺はもう一回溜め息をする。

「おはよう、野上。鈴ちゃん」

 不意に後ろから声がしたので振り返る。

 そこには俺の親友第1号の伊藤(いとう) 大樹(だいき)がいた。

「おはよう・・・・て、お前いつからそこにいた?!」

 大樹は頭がよく、運動もできかっこいい。しかし影がうすく、後ろにいてもきずかないことがある。

「おはよう。いやーまったくきずきませんでしたよ。今日も一本とられたね~~」

 鈴と大樹は幼馴染であり、あだ名で呼びあっている。その幼馴染もきずかないくらい、大樹は影がうすい。

「はあぁ・・・・・・二人ともひどいな~~」

 そこでチャイムが鳴り、担任の教師が教室に入ってくる。

「んじゃ、またあとでね~~」

 そう言い二人は自分の席に戻って行った。

「おう、またあとでな」

 俺はそう言い、前を向いた。

 

 

 昼休み。食堂に行き、4人で昼飯を食べる。

「あ、きたきた。おーいこっちこっち」

 愛を鈴が手招きして呼ぶ。愛は別のクラスのため、食堂で会うようにしている。

「遅くなってすいません」

 走って来たのか、愛は息を荒げている。

「ぜんぜん遅くないよ。さて、食べますか」

 いただきます、その合図で一斉に食べ始める。

「あれ、体重増えてるじゃん」

 一足さきに食べ終わった、鈴が突然俺に向かってそんな事を言ってくる。

「・・・・・・人の体を勝手にスキルで見んなよ・・・・」

 鈴はダミーゴットの子孫だ。なのでスキルを受け継いでいる。

 鈴が持つスキル、観察眼(スカウタ―)は相手の個人の情報・スキルを見ることができるという物で強力なスキルだ。

「あははは、ごめんごめん」

 そんな話をしていると愛の携帯が鳴る。

「あ、ごめんなさい。ちょっと席、はずしますね」

 そう言って食堂からでていった

「・・・・誰からだろう?」

 突然、鈴が言う。

「もしかしたら彼氏かもね」

「え・・・・!!」

 大樹が言った言葉に反応する俺を見て鈴が笑う。

「あははは、確かに愛ちゃんかわいいし、彼氏がいてもおかしくないよね」

「・・・・・・ちょっとトイレ行ってくる」

 そう言い席を離れる俺を後ろの二人はにやにやしながら見ていた。



「・・・・・・愛の奴、どこに行ったんだ?」

 食堂を出てもう5分経っている。

(・・・・・・もうさすがに終わってるか)

 そう思い、来た道を戻る。

(誰だったんだろ?)

 そんな事を思いながら歩いていると、

「だからわっかてますって」

 遠くの方から大きい声が聞こえた。

(・・・・・・なんだ?)

 なんとなく、声がした方向に歩き始めた。



「理科室?」

 声が聞こえた方に来てみると、着いた場所は理科室だった。

 耳をドアにつける。・・・・何も聞こえない。

「きのせいだったかな~」

 内心がっかりしながら来た道に戻ろうとする。すると、

「あーーーーーーもうわかってますっ」

 理科室からさっきと同じ声が聞こえた。

「!!!」

 急いで聞き耳をたてる。

「ちゃんと野上の監視はしていますよ!」

「・・・・は?」

 監視?

「え?さぼってませんよ!!・・・・・・はい。未だに野上は自分のスキルの存在を認識していません」

 は?俺のスキル?何を言っているんだ?

「あと体重が増えました」

「それ報告することか!!?」

 勢いよくドアを開ける。

 人がちょっと気にしている事を・・・・

「え、・・・・・・?」

「あ、・・・・・・」

 そこには俺の幼馴染である愛が携帯みたいな物を持て立っていた。

 

3話まで見て頂きありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

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