君はまだ、本当のバトルマスター・オブ・ファンタジアの奥深さを知らない
また、あの案内人がやってきた。
例の老紳士だ。今度は何の説明だ?
案内人「君は、まだこちらの世界に来たばかりだから、『バトルマスター・オブ・ファンタジア』の奥深さを知らないようだね。」
ダンジョンの攻略数が増えれば、それだけ獲得経験値も多くなり、ダンジョンの奥の方まで攻略できれば、それだけステータスも上がって強くなり、プレイヤー闘技場でも上位にランクインできるようになり、
そして、上位にランクインできれば、報酬も豪華になり、それでまた、強力な装備も整えられるという。
特定の種類の、武器、防具一式揃えたり、レアアイテムをコレクションしたり、楽しみかたは様々だという。
とりあえず、ランダムダンジョンをいくつか攻略し、メインダンジョンへと向かう。
いつかは、ここで成り上がる。そのためには、
『メインダンジョン地下100階』の全クリアを目指す
『プレイヤー闘技場』のトップ100を目指す
『プレイヤー闘技場』は鯖ごとにランキングが設定されており、今の俺の順位はというと…。
1万位を下回る。1鯖ごとに1万人超のプレイヤーがいるようだ。
ガーラント「ここからでも成り上がれるのか?」
案内人「ええ、ここからでも成り上がれますよ。
実際に、この位置から成り上がっていったプレイヤーたちを、今までにも何人も見てきましたから。」
まずは、メインダンジョンの地下1階に行こう。
メインダンジョン 地下1階
地下1階は、前にクリアしたランダムダンジョンと同様、敵も弱く、フロアの作りも簡単なものだった。
ただし、制限時間があるようで、制限時間内にクリアできないと、ゲームオーバーで、最後にクリアしたフロアから、またやり直し。
スライムと、ゴブリンが現れた。
ザシッ!
俺はスライムを斬る。続いてゴブリンだ。
ザシッ!
俺はゴブリンも斬る。
薬草などのアイテムは、そこらへんに転がっている。
一方、パンやチーズは、丁重に袋やパックに入っている。大丈夫、充分食べられる。
なかなかクリアできないで、うろうろしていると、腹が減る。実は、俺が前のパーティーを追放された理由も、そこにある。
このメインダンジョンは、ステージ1で、
ステージボスがいる。
ステージボスは、ゴブリンガード。
ザシッ!バシュッ!
剣を交えるまでもなく、ゴブリンガードを倒した。ステージ1なら、こんなもんか。
この先、地下100階まで、延々と続いていくんだからな。
セーブポイントがすぐ近くにあった。
セーブをすると、宝箱があった。中を開けてみると、『バトルマスター・オブ・ファンタジア』の攻略本と、充電無しで無制限に使えるというスマホがあった。しかもこのスマホは、使用料金も気にすること無く、使えるという。
そして、スマホの電源を入れると、メッセージが表示された。
「ようこそ!『バトルマスター・オブ・ファンタジア』の世界へ!
このスマホには、プレイヤーであるあなたの、これまでの冒険の記録が表示されます!」
そして、次の階への下り階段が現れた。




