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人生やり直し、世界もやり直し

『ガーラント』という名前で、『バトルマスター・オブ・ファンタジア』の世界を生きることになった。

これが俺の人生やり直し、そしてここから、新たな世界を創造していくことになる。



ありとあらゆる行動の、一つ一つが実績になる。

ダンジョンをいかに攻略するか、だけでなく、

ダンジョンをいくつ攻略するかも、実績になると、説明された。

「それから、今のこの世界には、お金という概念がありません。

先の魔法戦争のせいで、各国の貨幣は紙くず同然になってしまいましたから。」

町も、村も、城も、廃墟になり、城はダンジョンと化した。

じゃあ、どこで、何で買い物をしたらいいんだ?


唯一、心当たりがあるとすれば、魔物ハンターのギルドの建物。

中には、宿屋、酒場、武器防具屋、道具屋、魔道書の店、教会、セーブポイントと、何でもそろっている。

この世界で唯一、人間が人間として生活している場所で、この場所以外にも、同様のギルドは世界中にあるという。

紙幣は紙くず同然。一方、500円玉のような硬貨は、貨幣としてではなく、金属としての価値があるという。

食料は、このゲームの運営団体からの配給だという。事前に登録をして、申し込みを行うのだという。


酒場は、情報収集の場でもある。

「見ない顔だな。新入りか?」

誰も、俺のことなど、全く知らないし、俺の過去のことなど、興味も持たない。

しかし、それがいいんだ。誰もが一つや二つ、

すねに傷を持っている。お互いに詮索とかしないという、暗黙のルールだ。


「初心者向けのダンジョンなら、入るたびにフロアの形が変わるダンジョンだ。

しかし、初心者でも簡単に攻略できるレベルの

シロモノだ。」

HPを回復するのは宿屋。しかしダンジョン内には、回復の泉というのがあり、HPだけでなくMPも、たちまち全回復できるという。


俺は、フィールドの外に出る。ゲーム機やスマホ版で操作してプレイするのと、実際にこうして歩き回るのとでは、やはり勝手が違うようだ。


ダンジョンの入口を見つけた。最初は誰もが通る道だ。

敵は、スライムLV1と、ゴブリンLV1。

これだけしか出てこない。入門者向けのダンジョン。

プレイヤーが最初から装備している、短剣、木の弓矢、石器の槍、紙の扇、木の杖、こん棒でも、簡単に倒せる。


最初のダンジョンは、作りも単純で、簡単にクリアできた。しかし、手に入るアイテムも、ただの薬草とか、わずかなお金とか、皮の帽子とか、そんなのばかりだった。


さて、これからどうしようか。相談相手もいない。全部、自分一人でやらなきゃならないのか。一人プレイモードだからな。


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