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1話

「……おいおい、これが『勇者の聖剣』だって? 笑わせるな」

俺は目の前の、ボロボロに欠けた剣を指さした。

持ち主の冒険者は顔を真っ赤にしているが、俺の眼——スキル**【古美術商の眼】**には、その剣の「真実」がハッキリと視えていた。

名称: 朽ち果てた儀礼剣

価値: 銅貨3枚(約300円)

詳細: 100年ほど前に量産された模造品。魔力伝導率はゴミ同然。

「いいか、これはただの鈍ら(なまくら)だ。研いでも刃はつかないし、魔物を斬る前に折れる。……だが、装飾だけは凝ってるな。店の飾りにはなる。銅貨2枚でどうだ?」

「そ、そんな……! これを手にいれるのに金貨10枚払ったんだぞ!?」

結局、彼は泣く泣く銅貨2枚でその剣を置いていった。

彼が去った後、俺は店の奥にある「本当のお宝」が詰まった木箱を眺める。

そこにあるのは、魔王を屠るための神殺しの短剣(市場価格:国家予算3年分)や、全属性耐性のマント(国宝級)。

それらすべて、俺が「ガラクタ」として数百円で買い叩いたものばかりだ。

「さて、次はどの『ゴミ』を買いに行こうか」

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