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愛知郡は落ち着いてます。

春になり、愛知郡はかなり落ち着いた。


慌ただしく動いているのは松永 久秀ぐらいか……

まあ、私が全て悪いのだが……


久秀は末森城の築城と私の婚儀の準備で忙しく、那古野城と今川館を行き来している状態だ。


既に巴姫と生活を共にしているので、うっかり忘れて久秀に末森城の築城を命じてしまった。


久秀は古渡城の築城を松山 重治に取られてしまったので今回は逃したく無かったらしい。


私に末森城の築城を命じられると興国寺城の弟である松永 長頼を私の婚儀準備の実務者にし、自分は末森城の築城責任者、私の婚儀準備の責任者として那古野城と今川館を行き来する事になったそうだ。


久秀は忙しいが充実した毎日だと喜んでおり、巻き込まれた長頼も私と久秀の役に立てて嬉しいと言っている。


婚儀の責任者である瀬名 氏貞殿も長頼の事を有能で真面目な者でとても助かると喜んでいるそうだ。


今年は那古野城周辺しか農業改革が出来なかったが来年は愛知郡全域で出来れば良いな。


米だけではなく、蕎麦やさつまいもなどの他の作物も多く栽培している。

今年の収穫量が増えたら綿の栽培も本格的に初めて行きたいと考えている。


今の特産品は石鹸、清酒、焼酎、椎茸、刀といったところか……

知多郡を手に入れたら常滑焼きも特産品になるな。


吉原産の刀はかなり評判が良い。


初期には刀鍛冶を友野 次郎右兵衛に手配してもらっていたが、やはり刀工を迎えたいと思っていたので次郎右兵衛に紹介してもらい駿河国の嶋田派一門から【嶋田 助宗】を招いている。


嶋田派は【嶋田 義助】が初代であり、代々義助の名をを受け継いでいるのだ。

初代義助の弟が助宗を名乗り、代々助宗を名乗るようになった。


助宗は私が直々に出向いた事を喜び、私の招きに応えてくれ、今は美濃国からやって来た刀工たちに刺激を受けて創作意欲が溢れて毎日を楽しんでいる。


美濃国から大林 勘助が連れて来た刀工の名は【孫六 兼元】と【八板 金兵衛】だった……


兼元は【関の孫六】とも言って有名な刀工であり、金兵衛は娘をポルトガル人に嫁がせて火縄銃の技術を修得して国内初の国産火縄銃を完成させた人物だ。


火縄銃といえば、倭寇たちが入手していた可能性が出て来た。

私が火縄銃について話した時に世鬼 政棟が倭寇の船に積んで有った物を見た事が有り、これは何か?と尋ねたが、笑いながら解らないと言われ、酒となら交換すると言われ交換したとの話だった。


今は佐田 彦四郎が政棟の代わりに政棟の実家までとりに行っている所だ。

帰りにまた、有能な人材を連れて来ないかな……と考えてしまう。


彦四郎が連れて来た宇喜多 興家はとても優秀で予算の振り分けや投資など財務関係を任せている。


まさか興家がここまで有能とは思わなかった。


任せた時は全ての帳簿を確認した後に、これからは殿がいくら銭を使おうが銭で悩む事はさせませんからご安心してくださいと真剣な眼差しで言われてしまった。


私は、頼りにしているぞ!!としか言えなかったがその言葉に興家は喜んでいたので私も嬉しくて笑ってしまった。


興家の嫡男の宇喜多 八郎は私の小姓として色々と頑張っている。

小姓の先輩たちから色々話を聞いたりして、それを自分の成長に役立てようとしている。


小姓はかなり増えて12人となった。


岡部 五郎兵衛

柳生 新介

瀬名 勘十郎

荻 小次郎

宇喜多 八郎

久野 三郎左衛門

【秋山 善右衛門】

【金丸 平三郎】

【佐久間 半介】

【佐久間 久六】

【佐々 孫介】

【岡田 助右衛門】

皆、素直な良い子なのでこのまま成長してほしい……


今日は熱田の視察の為、これから移動をするので準備をする。

巴姫も一緒に行く予定だ。


護衛は小姓に加え、馬廻りから飯富 昌景、佐久間 大学だ。


大学は佐久間 盛経の嫡男なのだが佐久間四兄弟の四男、佐久間 盛重と名前が同じなので大学と呼ぶ事にした。


私の家臣団は今川家の者、武田家から流れて来た者、尾張国の者など出身がバラバラだ。

しかし、柳生 家厳や荻 清誉の地獄の修練を乗り越えて行くうちに皆の間に強い絆が出来ているはずだ……


私も一緒に苦難を乗り越えた同志たちを信用している。


熱田に向かう途中に寄った古渡城の町は活気に溢れていた。

重治が出迎えてくれた。

重治から話を聞くと古渡城の築城は終わって町づくりの段階なので

これでも作業する職人たちがかなり減っているそうだ。


築城に関わっていた職人たちは末森城へと向かったそうだ。

それでも町づくりに残った職人たちは多く、町のあちこちで作業する音が響いている。


職人たち相手に屋台が多く出ていた。

蕎麦切り、天ぷらなど結構種類が豊富だ。

しばらく町を視察した後、重治に挨拶をして熱田に向かった。


熱田に着くとここでも加藤 順光が出迎えてくれた。

私に客が来ていると言うので順光の屋敷へと向かった。


客とは佐治水軍当主である【佐治 為貞】だった。

































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