私は私の道を行く。 構って貰えなくても結構です! 【完結】
”私は私の道を行く。 構って貰えなくても結構です!”
辺境伯家の次女である、マロン=モルガンルース嬢は、穏やかな、心根の優しい少女だった。 小さな幸せで十分満足していた彼女は、多少の”愛情不足”も、笑って流せる少女であった。 あの日、あの場所で、『惨劇』を経験するまでは。
彼女が『貴族たる矜持』を持った『辺境伯家の娘』となる、『惨劇』であった。
惨劇により、彼女は彼女の歩む道を決断する。 『表情』を失ってしまった彼女に降りかかる、幾多の艱難辛苦。 厳しい現実を乗り越え、『貴族の誇り』と『己が矜持』を全うしようとする彼女は、真っ直ぐに突き進む。
何処までも…… 何処までも……。
その修羅の道の果てには、何があるのか。
彼女が幸せを感じる出来事が有るのか。
ハッピーエンドマニアが贈る、戦うお姫様の物語。
お楽しみください。
辺境伯家の次女である、マロン=モルガンルース嬢は、穏やかな、心根の優しい少女だった。 小さな幸せで十分満足していた彼女は、多少の”愛情不足”も、笑って流せる少女であった。 あの日、あの場所で、『惨劇』を経験するまでは。
彼女が『貴族たる矜持』を持った『辺境伯家の娘』となる、『惨劇』であった。
惨劇により、彼女は彼女の歩む道を決断する。 『表情』を失ってしまった彼女に降りかかる、幾多の艱難辛苦。 厳しい現実を乗り越え、『貴族の誇り』と『己が矜持』を全うしようとする彼女は、真っ直ぐに突き進む。
何処までも…… 何処までも……。
その修羅の道の果てには、何があるのか。
彼女が幸せを感じる出来事が有るのか。
ハッピーエンドマニアが贈る、戦うお姫様の物語。
お楽しみください。
序 物語の始まり。 あるいは、戦うお姫様の意地と矜持
0話 Prologue : 赤く燃える夕日の中で
2021/05/24 00:00
(改)
第一幕 『その日』までの、夕日に染まった私の記憶。
1話 なんの覚悟も出来ていなかった頃の私
2021/05/25 03:03
(改)
2話 貴族の矜持と、『辺境の子』として『覚醒』を迫られる私
2021/05/26 03:58
(改)
3話 覚醒した事と引き換えに、大切な『人と表情』を失った私
2021/05/27 02:50
(改)
4話 『龍爵』としての責務。 時は経ち、『単年度学生』として王都へ。 そして、唐突に知らされた『婚約』に困惑する私
2021/05/28 03:42
(改)
5話 御婚約者様との初顔合わせ。 御婚約者様の無礼な態度に疑問が浮かび上がりつつも、対応する私
2021/05/29 03:16
(改)
6話 『単年度学生』の学生生活。 高貴な老婦人との交流を持つ事が出来た、私
2021/05/29 16:57
(改)
7話 貴族の洗礼に晒されるも、余りの幼稚さに対処すら面倒に…… それを見ていた高潔な方々との交流を持てた 私。
2021/05/29 22:00
(改)
8話 御婚約者様が巻き付けた頸木が取り払われるも、『至高の座』に座る女性の前に引き摺り出され、策謀の片棒を担ぐことになる 私。
2021/05/30 05:04
(改)
9話 王家の女性方との茶会は恙なく。 策謀の片棒を担ぎつつ、状況好転の兆しに心安らぎ、高潔なる老婦人がご用意して下さった夜会に出席した 私。
2021/05/30 12:26
(改)
10話 突然の因縁。 背後に見え隠れする他国の策謀。 王国の安寧に差し出すは、『神』と『我が家名』と『爵位の名誉』を掛けての『誓約』。 そんな物騒なモノを結んだ、 私。
2021/05/30 15:00
(改)
11話 高貴なる方々の困惑と、私の矜持。 ちい兄様の行く末に関してのお話。 退避場所で見出したフェベルナの未来を変える力を持つ『人』にお願いする 私。
2021/05/30 18:00
(改)
12話 王立学園卒業資格を得、王城外苑における大舞踏会に出席するも、シェス王国の非常の危機に 辺境の血が覚醒する 私。
2021/05/30 21:00
(改)
13話 無茶を口にしようとする御婚約者様。 中止される舞踏会。 有象無象の雑事を無視し、重大な危機に対峙する、覚醒したる『西方飛龍』な 私。
2021/05/30 23:00
(改)
第二幕 夜の闇を駆け、明日への光に向かう、私の疾走。
14話 思い出を胸に仕舞い、現実に向かって疾走を始める 私。
2021/05/31 03:00
(改)
15話 月明かりの魔物の森。 「銀灰の紋章」に、王族の矜持を見る。 漲る戦意。 断固たる決意。 面体の下、『壮絶な笑み』を浮かべる、私。
2021/05/31 18:00
(改)
16話 特任遊撃猟兵団の戦い方。 罪深き行いと祈り。 聞こえてくるのは、懐かしき人の名前。 故郷の香を高貴なる人と共有した、私。
2021/06/01 03:00
(改)
17話 光溢れる朝日の中に見える『白銀の城』。 御心を決めた、高貴な姫様は、崇高な武人の元に。 未来の御義姉様を見守りつつ、王都に凱旋する、私。
2021/06/01 18:00
(改)
18話 王都に凱旋。 早速の『謁見の間』へのお呼出し。 戦場帰りの私を見て慄く方々を前に、戦闘詳報を陛下に捧げる。 何もする事のない贅沢を味わいつつ、眠る、私。
2021/06/02 03:00
(改)
19話 ちい兄様と末姫殿下の結婚が決せられる。 そして、私は新たな家名を御下賜頂き、アグリカル龍爵となる。 更なるご褒美に、条件付き婚約白紙化を得てほくそ笑む、私。
2021/06/03 03:00
(改)
20話 アグリカル龍爵の名。 その重き名跡の責務を背負う覚悟を強いられるも、その名による「あの方」との繋がりを得られる事に歓喜する、私。
2021/06/04 03:00
(改)
21話 『 擾乱鎮定 祝賀大舞踏会 』 に於ける擾乱。 侮蔑と蔑みと苛立ちの視線は、不敬なるもの。 龍爵の矜持と、「誓約」による命の危機を感じつつも、対応する、私。
2021/06/05 03:31
(改)
22話 反撃は、苛烈に容赦なく、私が棲む場所の『常識』を、叩き込むが如く。 そして、決断は下され、王国の進む道が決せられる。 『良き日』となった大広間を見詰め、心からの笑みを浮かべる、私。
2021/06/05 14:53
(改)
24話 大人げない人達。 家族としての最後の情。 決別するは、過去の自分。 そして、向かうは、未来への道。 前を向いて、私は私の道を行くのだ。
2021/06/05 19:00
(改)
25話 Epilogue : 見果てぬ未来の光の中を、貴方と……
2021/06/05 23:00
(改)