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ヒュプノシズムってなに?

「ヒュプノシズムってなんだっけ?」         「調和、中和、癒しの波動」「これをあわせてヒュプノシズムって言うんだ」    「ヒュプノシズムって凄いんだ」           「そうだよサナト」    「刻和先生」                    「刻和先生?」      「刻和先生!」      「齊藤が迫ってますよ!」 バチン          齊藤は刻和の出席簿に当たった            「おうふっ」       その音が木霊したかに思えた バタン        齊藤は倒れた       刻和は無視して      「勉強に励むように」   と言い先生は教室を去った 「せんせぇ~」      齊藤は泣きじゃくっていた・・・         「齊藤くんはすごいなー」 僕は素直にそう思ったことを言った、そしたら齊藤は 「先生は確かに俺の愛に反応してるはずなんだ」    そう言った        「そ、そうなんだ」    僕は曖昧に頷いた     「齊藤さー」       たかしくんが言った    「もう少しヒュプノシズムについて勉強すれば?」   「そしたら先生もその愛に気付いてくれるかもよ」   「ヒュプノシズム?」   「・・・そうかわかったぞ」「齊藤くんなにかわかったの?」          結羽は目を瞬いた     「俺の想いはまだ先生にとどいちゃいなかったんだ」  「せんせー今いくぞー!」 齊藤は廊下に出て走って去って行った         「あいつやっぱバカだな~」「たかしくん言い過ぎだよ・・・」        「結羽が甘いんだって」  僕は談笑しながらも思っていた、ヒュプノシズムってなんだろう?と・・・      リンカーン、リンカーン  授業のチャイムが鳴った  「次、体育だ」      たかしが言った      「僕、体調が悪いから保健室に行くよ」        「大丈夫か?」      「うんちょっと目眩がするくらい」          「先生には俺から言っておく」           「ありがとうたかしくん」 「気にすんなって」    二人は廊下で別れた    結羽は保健室に向かった・・・         「誰かいませんかー」   保健室には誰もいなかった 「誰もいないなんて」   そのとき頭がズキッとした 「来て」         突然、頭の中に響いた声  「誰?」         結羽は辺りを見渡した誰もいない           ズキッ          「来ーて」        「誰!?」        「屋上で待ってる」    訳がわからなかった    だが行くしかないとそう思い立ち結羽は屋上へ向かった・・・         屋上では誰かが待っていた 誰かが振り返った     キレイだった       白い髪に赤い目をした男の子だった          僕は思わず見とれていた  「こんにちは」      「あっど、どうも・・・」 「来てくれたね」     「あっ」         赤くなる結羽       「僕と共感性が高い君・・・名前は?」        「朝霧結羽」       「結羽、僕と友達になって」「あっはい・・・」    「結羽もっと共感性を高くするためにこっちに来て」  「えっ・・・」      「早く、来て」      「は、はい・・・」    結羽は男の子の近くに来た 男の子は結羽に抱きついた 「うわっ」        結羽はびっくりした    「落ち着いて」      近くで囁かれて落ち着いていられない結羽だった    「あっあの」       「大丈夫だよ」      甘く大丈夫だよと囁かれて結羽はドクンと鼓動が脈うった            「大丈夫」        少しずつ落ち着いてきた  「ほら共感性が高くなってきた」           男の子は結羽になにかを囁いた            「うっ」         結羽の鼓動はドクンと脈をうつ。           結羽の背中から赤い両手が出てきた          くすっと笑う男の子    そのときだった      バタン          「朝霧!」        刻和先生がやって来た   「せんせ・・・っ」    「朝霧大丈夫か!?」   「先生・・・」      「サナト・・・」     二人は見つめあった    「朝霧になにをした」   「別に共感性を高めようとしただけですが?」     「共感性を高めるだけでこんな姿になるのか?」    「ふふっ」        「サナト・・・僕は君を、許さない」        「いいですよ僕もあなたを許してはいませんから」   「っ・・・」       「さあ結羽行くんだ」   「せんせぇっ」      結羽は刻和に襲いかかった 「朝霧!」        先生は叫び避けた     「せんせえっ」      「ヒュプノス」      ぱあっ          尺八が出て来て刻和は尺八を吹いた          「っう」         結羽は耳を押さえた    「っううう」       刻和はなおも吹き続けた  「ううっ」        刻和の尺八の音が結羽の心を落ち着けて行く      ドクントクントクントクトクトク           結羽の背中から赤い両手が消えた           結羽は倒れた       「朝霧!」        刻和は結羽に駆け寄った  「朝霧大丈夫か!?しっかりしろ!」         「あーあ、もう終わり?」 「サナト・・・!」    「じゃあまた」      サナトは去って行った   「サナト・・・いやまずは朝霧だ」          刻和は結羽を抱き上げて保健室に向かった・・・                 リンカーンリンカーン   「うっ」         起き上がる結羽      「大丈夫か?朝霧」    「先生・・・」      「僕は・・・」      「怪物になりかけてたんだよ」           「か、い、ぶつ・・・?」 刻和はこくんと頷いた   「先生、僕・・・」    「朝霧なにがあったのか教えてくれる?」       「・・・はい」      結羽は刻和に話した    「なにかを囁かれてから怪物になりかけた・・・か」  「はい」         「なにを囁かれたのかは、わかる?」         「わかりません」     「そうか・・・」     「・・・」        「・・・」        「なにかわかったら先生に報告すること、いいね」   「はい・・・」      先生は去って行った    「はあ・・・」      ズキッまた頭が痛くなった 「どうだった」      頭の中に響く声      「サナト、くん・・・」  「サナトでいいよ」    「ねえ結羽、怪物になりかけてた時どうだった?」   「すべてを開放したようなそんな心地になったでしょ」 「僕、は・・・」     「ねえ結羽、僕と一緒に怪物になろうよ」       「サナト、くん・・・君はさびしいの?」       「つっ・・・」      それから頭の中の声は消えた痛みも消えた・・・    

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