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全然知らないのに涙出る

実家から持って来た写真の仕分けを始めるも…

昨日はお寺さんが来てくれる月命日。

母が生きてた頃は父の命日である「4日」だったけれど、今は母の命日の「21日」に父と母一緒にしていただいた形。

だもんで、姉がわざわざお花を買って来てくれた。

2人で色々まだ残る手続きなどの話をしていると、ピンポーンとお寺さん。

先月は若様だったけれど、今回は若様の父の住職さんだった。

到着して真っ先に、買っておいた仏壇の中に掛ける母の戒名の小さい掛け軸みたいなやつを掛ける画鋲を、仏壇内に取り付ける作業。

本当ならあたし達が先にやっておくべきらしいのだが、画鋲だから、やってしまってから「違う」となると、仏壇に小さな穴が開いちゃうと思い、ここは慎重にお寺さんに伺ってからと判断したんだよね。

そしたら、住職さんが画鋲付けや掛け軸の吊り下げなどをやってくださって、ついでに仏壇の中の物の配置など、結局全てお任せしちゃって、やってもらっちゃった。

あ〜、ありがたい。

すっかり本来の配置になった後、やっとお経開始。

終わると、「わからないことがありましたら、いつでも聞いて下さい」って。

だもんで、母に生前、自分が死んだら仏壇をお焚き上げしてくれと言われたけれど、こうして残しておいて、何故かわからないけれど、今は本当に良かったと思うと伝えると、そう言う気持ちになるのはどうしてなのかを丁寧に教えて下さったのに、「あれ?なんて言ってたっけ?」とすっかり忘れちゃうあたし。

ごめんなさい、住職さん…って感じ。

てへぺろ。

まぁでも、普段の仏壇のあるべき姿がわかって、本当に勉強になった。

それと同時に、「あれ、お母さんやってたけど、じゃあ、ずっと間違ってたんだね」ってことも、多々判明。

「じゃあ、毎度来た時教えてよ!」とも思ったけど、そう言う指摘が相手にとってよろしくないってのか、カチンときちゃう、もしくはガーンとショックで落ち込んじゃう場合もあるだろうから、実は言いたくても言えなかった、が、正解なのかもしれないなぁ。

あたしみたいに大声で「ええええーっ!うそー!そうだったの!」と驚いて、「ふふふふ…じゃあ、今までの…ふふふ…ふふふ」と自分の間違いを笑うのを我慢して涙目になっちゃうような人だったら、住職さんも普通に指摘して教えられるって感じかもしれない。

住職さんの前じゃなかったら、「だーはははははは!バカだー!あたし!」って下品に笑ってたと思う。

住職さんも息子の若様も、上品なハンサムだから…

そんでもって、お寺さんが帰って、姉と2人でお昼ご飯(冷凍のナポリタンとプチトマトと、アイスコーヒー。美味しい)の後、パントリーのある作業部屋へ移動して、今度は実家にあった手紙や写真の仕分けに取り掛かった。

いずれ捨てるとしても、ちゃんと見て、確認して、納得の上、捨てたい。

そう思って始めた。

母に届いた手紙類は、死んだ父から母に宛てたもの以外、すんなり処分出来た。

けれども、あたし達姉妹が生まれる前の若い頃の父や母、そして、あたし達姉妹が生まれたけど、赤ちゃんだったり、小さすぎてまるで覚えていない写真などから仕分けていくと、全然知らないのに、何故か涙が溢れてしまった。

古い写真に写ってる、まだ本当に若い父も母も、そして、まだ小さいあたし達も、みんな、幸せそうで…

なんだかたまらない気持ちになった。

幼いあたし達が、父と母にどれだけ愛されて、大事に育てられてたのがわかって…嬉しかったな。

あたしと姉で、いいだけ泣いて泣いて。

特に姉は「喪主」だし、「長女」ってんで、気丈に振る舞ってたから、「ちゃんと泣いてなかった、泣けてなかった」と、本人も言ってたぐらいだったから。

古いほぼ白黒の写真の中の、幸せが滲み出る父と母の暮らしに思いを馳せると、胸がぎゅーっとなる。

なんか嘘くさくなっちゃうけど、この家族の一員で良かったなぁとも思った、今更だけど。

まだまだ写真がいっぱいある。

仕分けして処分するのに、だいぶ時間がかかりそうだけど…別にいいか。

これらは、急ぐ話じゃないものね。

うん。

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