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スライムしかテイムできない男、スライム道を極め最強となる  作者: やまのうえのおくらん
第2章 楽しい?学園生活
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キノコで大幅強化

以前リュートのスライムは植物しか食べないと書いてしまっていた部分があったので、植物と菌類(キノコ)に変更しました。

杖をついた老人が入ってくる。

幼女が言っていたおじいさんなのだろうが、なぜか目が虚ろである。


リュートは挨拶をする。


「こんにちは。」


「あんだって?」


「こ・ん・に・ち・は」


「あんだって?」


「こ!ん!に!ち!は!」


「うるさい!わしはまだ若い!」


(だめだこりゃ、話が通じない。)


「おじいちゃん!ネネだよ!」


今度は幼女が呼びかける。


「ばあさん!随分と小さくなったのう。便秘は治ったか?」


相変わらずちぐはぐな答えが返って来る。


「おじいちゃん、昼にキノコを食べてからおかしくなったのです。」


心配そうな顔をしてネネが言う。


「そうなのか?それならもしかしたら状態異常かもしれないな!」


リュートはすぐに爺さんを鑑定した。


ステータスの一部に、


状態異常 知能低下


の表示が出ている。

すぐに【キュアヒール】をかけると、虚ろだった爺さんの目が生気を宿した。


「あれ?わしは何しておったのじゃ。それにお主はだれじゃ?」


「おじいちゃん!よかった!お兄ちゃんありがとう!」


ネネはリュートに感謝しながら調子が戻ったおじいちゃんに抱きついていた。

困惑する爺さんに今までのことを話す。


「なんと!気分が高揚するキノコを試そうと思っていたのに、間違えて知能低下のキノコを食べてネネを危険に晒してしまったとは!わしとしたことが...」


(気分が高揚するキノコってそれはそれで危なそうだな。)


リュートはそう思った。リュートも気分が高揚する効果もある【マスターエナジー】という魔法を愛用していることは忘れていた。


「おじいちゃん!ネネ怖かったけど、お兄ちゃんが助けてくれたから大丈夫だよ!」


「よかった...命より大事な孫を失うところじゃった。何か礼をさせておくれ。できることならなんでもやる。あ、孫はやらんぞ!」


「そしたら珍しい状態異常を持つキノコをスライムに食べさせて欲しいのです。」


研究室の奥の方にはいくつかのキノコが入った袋が並んでいた。この研究室が『キノコ研究室』と呼ばれる由来はこれだろう。


「ほう、スライムに?何が起こるのじゃ?」


お爺さんの表情が変わり食いついてきた。流石状態異常について研究しているだけある。


リュートは、スライムが食べた植物やキノコに合わせて進化して、回復魔法や、強化魔法、状態異常魔法を覚えることがあることを話した。


「それは興味深い!ぜひたくさん食べさせて行っておくれ!できればデータも取らして欲しいのじゃが….ダメかね?」


おじいさんの上目遣いは気持ち悪かったが、リュートは快諾した。データを取れるとなるともらえるキノコも増えるだろう。


こうしてリュートの魔法は大幅に強化された。

特に興味深かったキノコは、状態異常耐性を下げるキノコである。特に対人では状態異常に対してなんらかの対策が取られている場合が多いので助かる。


「どうかね、お主、6の月にある魔闘大会に出てみんかね?攻撃魔法無しで優勝できれば快挙じゃろ。」


帰り際におじいさんが聞いてくる。

魔闘大会とは学園中の生徒が魔法以外での攻撃無しのルールの元、力を競う大会で、学園3大大会の1つとされている。

リュートは武闘大会に続き、魔闘大会へも出場することにした。


「お兄ちゃん頑張って!応援に行くよ!」


ネネがそう言ってくれたのでかっこ悪い戦いはできないなと気を引き締めたリュートであった。




(あ!あの爺さん名前なんていうんだろ?)


研究室を出てしばらくしてからリュートは名前を聞いていなかったことを思い出す。


(まあ、キノコの爺さんって言えば通じるだろうしいいか。)


そう思ったのでこの日名前を聞きに戻ったりはしなかった。

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