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64話 俺、一月の変化を思い出します。

夏だ! 海だ! リア充だ! 

けっ、爆発しやがれ!


と言う訳で四章開始です!

四章ヒロインは──


 それから一月が経過した。


 ラウラの家で知った【災禍の竜】(アスタロト)の正体は、ラウラ達に深く関わったミーシャさんにしか話してない。

 あんな事──【災禍の竜】(アスタロト)の正体が竜族という事実を公表すれば、竜族も人間と同じ様に差別の目で見られるだろう。

 それを避ける為に、これからも公表はするつもりはない。


 学園長や皇先生には話しても良かったかもしれないがな。


 

 そんなミーシャさんだが──


『これが……義手ですか』


 遂に義手が完成し、無くなった左腕に取り付けられていた。


『ミーシャさんの神経と義手の回路を、ミーシャさん自身の魔臓と義手に含まれてる魔石を使ってリンクさせて……』


 専門的な事は分からないが、咲は義手を作るのに三週間と、それをミーシャさんの腕に取り付ける為の手術でまる一日の時間を、その為に費やした。

 

 そうして出来た義手は──


『凄い……凄すぎます……! 義手なのに、感覚まで再現されていますし……』


 ミーシャさんにも大好評。

 素晴らしい出来どころか、恐らくこの世界で最も高機能な義手になっただろう。


『周囲の環境を読み取る魔石の力を利用して、人の感覚を再現したんです。でも魔力が無いと魔石は反応しない……なので魔力を義手に供給する為に、本来膵臓近くにあるミーシャさんの魔臓を、左胸──心臓の近くに移動させました。慣れない内は魔法を使った時に違和感を感じるかもしれませんが、危険性は完全に排除してます。安心して使って下さい!』


 だそうだ。

 我が妹ながらとんでもない。


 更に──


『この義手だけが使える特殊機能もあります。慣れてきたら教えますので、また来てくださいね!』


 もう何でもありだ。


 ただ色々と機械を詰め込んだせいで、皮膚の柔らかさや色合いの再現は出来なかったらしい。

 おまけに魔石を複合しているせいでかなり硬い。

 もう義手と言うより、映画で見るようなサイボーグの腕と言ったほうがいいだろう。

 

 とはいえ、本人には大好評。


『これでまた虐められ(楽しめ)ます♪』


 だそうだ。

 その言葉に寒気を覚えたのは何故だろうか。




 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




 ともかく──


「今日から夏休みだね!」


 そう、夏休みに入った。

 これから一月弱ずっと休みな訳だ。


 WGAの夏休みはかなり自由で、課題もない上に故郷に帰るのも寮にいるのも自由だ。

 ……まあ、だからといって勉強をサボる生徒はいないだろう。


 何故なら──


「にしても輝夜ちゃん、流石にもう少し丁寧にテストの説明してくれると思ってたよ!」

「ならそう言ってください学園長」

「にゃはは! めんどくさいからやー!」


 そう、終業式の最後に──


『あ、二学期開始時にテストやるぞ。得点悪いと退学になるから気を付けろよ』


 皇先生がこれだけ言って帰っていった。

 なんの説明も無く、これだけ。


 まあ何となく、意図に察しはつく。


「あれわざとですよね? 不安を煽って生徒達を勉強させる為に」

「…………気付いちゃった?」

「あ、やっぱりですか」

「ほほぅ、ボクにカマを掛けるとは……君の勝ち、やるやん!」


 ペ○シではなくスポーツドリンクを差し出してくる学園長。

 一体どこから出てきているのかは分からないが、取り敢えず受け取る。

 

「ちなみに課題がないのも生徒が自力で勉強する力、何かを勉強する力を身に着ける為にわざとだよ」

「なるほど……そういう意図もあったんですね」


 そこで──


「……母さま、夜」

「おはようシャル」

「おはようシャル! おっぱいもみもみ」

「(っ・д・)≡⊃」

「ぐぼぇ」


 シャルが起きてきた。

 …………突っ込まないからな?

 

「今日は早いな?」

「……だから…………思って」

「え?」

「……何でもない!」


 相変わらず、シャルは朝の機嫌が悪い。


 現在時刻はAM6:00。

 場所は寮の玄関ホール。

 

 今日はいつもより早く起きて日課の鍛錬に勤しみ、風呂に入ってここに来たら学園長が居た。

 そのまま話して今に至る。

 

 あっと、そろそろいいだろう。

 シャルも来たことだし、聞いておこう。


「所で学園長」

「ん、どしたの?」



「何で水着なんですか?」



ロリババアの水着は上下共にピンクの縦縞です。

スク水かと思った? 残念だったなぁ!!

それは他のキャラが担当するんだよぉぉ!!(つまり……?)

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