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Crazy☆Rabbits!!(クレイジー☆ラビッツ!!) 〜絶望したオレが異世界で勇者を嘲笑うようです〜  作者: 気分屋の黒音くん☆
第1部 第1章 謎の仮面男ジョン=U=スミス
9/9

Episode_07 魚人族の決意、放たれた要塞の咆哮

どうも皆さんおはこんばんちは!

黒音ございます!

いつも遅くてホントにすみません!:(´◦ω◦`):

やれ教習所やら仕事やらでリアルが多忙なんですハイ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


オマケにネタやストーリーを完全に忘れるというこの始末...あ〜もう人生終わりにするか機械になりたい今日この頃。

さて、そんなことは皆さんに関係ないのでそこら辺に・⌒ ヾ(*´ー`) ポイしちゃってクレ☆ラビ第7話!

今回はシンディ視点&だいぶ短めの文章でお送りいたします!

それではどうぞ!

(2018/1/13 一部文章修正)

※エタったと思った?残念!みんな大好き黒音さんですよ!

はい本当にすみませんでした(ジャパニーズ☆DO☆GE☆SA☆)

いやー携帯ぶっ壊れて最新話もぶっ飛んでやる気もぶっ飛んでましたorz

えー、少々気に食わなかったところの修正をしましたっていう生存報告とストーリーは変わらないよ!っていう報告でした。

これからもゆっくり少しづつ投稿できればと思いますので生暖かい目で見て頂けると嬉しいです!


〜 航空母戦艦「シナノ」 艦首甲板 シンディside 〜


水平線に現れた海賊船、それは我々魚人族にとって悪魔そのものだ。

アタシは仲間のほうを見た。

そのおのおのが浮かべる表情は恐怖と絶望だけだった。

なぜ我々はこんな目にあわなければならないんだ...!!

もうダメだ...諦めるしかない。

もう我々には打つ手がない、アタシは覚悟した。

だがそう思った矢先にヤツが...この鋼鉄で出来た軍艦の艦長がポツリと言葉を投げかけてきた。


「...もう1度聞きます、シンディ族長。貴女は生きたいですか?仲間と一緒にこの理不尽で残酷な運命に抗いたいですか?」


コイツについて行けば仲間が助かるのか...?

本当にこの悪夢から救ってくれるのか?

アタシ達を救う...それが本当かは分からない...でもそれで助かるというのならアタシは...!!!


「抗いたい...このふざけた運命から!!もう二度と仲間を失いたくない!!!!」


これはアタシやみんなの...魚人族の願い。

それは生きる事への執念であり、生きとし生けるものが本能としてその魂に刻まれているもの。

アタシ達はソレを常に奪われる...けどそんなのはイヤだ!!

なぜアタシ達が奴隷にされなければならない!?

なぜアタシ達なんだ!?

なぜなぜなぜなぜなぜ!!!

アタシ達はただ生きたいだけなのに...!!


「アタシ達はただ生きていたいだけなんだ!!」


〜 イルバーナ size 〜


「...そうですか、わかりました。ではアレは私達が何とかしましょう!」


そう言うとオレは近くの無線をとり、CIC艦橋に伝令を飛ばした。

さて、このまま奴隷堕ちとか胸糞すぎるから助けようと思うのだが、適当に何とかすると言った言ってしまったなぁ。

だがまぁ…別にアレを沈めてしまっても構わんのだろう?


『聞こえるかCIC?艦長のイルバーナだ。前方に確認したガレオン型木造船は敵性艦艇とみられる。主砲弾一発にて可及的速やかにコレを排除せよ!繰り返す、前方に確認したガレオン型木造船は敵性艦艇!主砲弾一発にて可及的速やかにコレを排除せよ!ただし使用する主砲は第一砲塔のみだ!』


『コチラCIC、任務了解。』


オレががそう言った次の瞬間、第一砲塔…その一門から船体を揺らす程の轟音と共に発射された砲弾は容赦無く突き刺さり爆散した。

魚人族からしてみればその光景はまさに要塞の咆哮とも思えるだった。

まぁ戦艦なんてオレの居た現代世界でも保存されていて現存してるのは日本の三笠とアメリカの戦艦ミズーリくらいだからそりゃ驚くよね!


「これでよし...シンディ族長、これで貴女達は自由の身ですよ」


「い、今のは一体?それによくよく見てみればこの見たことも無い形をした船…コレは一体なんなのだ?船だと言うことは分かるが?」


「そうですね…この世界では無い別のどこかに有り得たかもしれない人類の歴史の産物であり、争いの象徴、そして時代と終戦…それと共に姿を消した兵器、「戦艦」と呼ばれる(ふね)ですね」


さて、とりあえず邪魔者は消えた、今こそマンパワーを頂く時だ!?

そうしてオレは亜人種族である魚人族を受け入れる為の準備を始めようと思う。


〜 シンディ size 〜


信じられなかった、アタシ達は夢をみているのか?そう思う程呆気なく魚人狩り共の船が沈んでいった。

この男が使令を出したと思ったら地響きのような轟音がなり魚人狩りの船が瞬く間に水底に沈んでしまい、あとに残ったのは船の残骸と魚人狩り共の死体だけだった。

こうもアッサリと魚人狩りの船を沈めてしまったコイツらは一体何者なんだ?

疑問が湧く、でもアタシ達魚人族の状況もすごく良くないのも事実だ。

いくら怪しいとはいえこの提案を断り仲間を危険な目に合わせる訳には行かない。

だがそれ以前に......アタシ達はもう...自由なのか!

自由に生きても...いいのか!!

古来よりアタシ達の種族は奴隷として扱われて来た歴史がありある時にその扱いに不満を持ったご先祖さまが反乱を起こして自由を掴み取った。

…その反乱は今を生きるアタシ達にも必要な事だったのにそれを起こす勇気がアタシ達には無かったんだ。

だがそれも今日までかもしれない、なぜなら今アタシ達の目の前にはアタシ達が必要とする勇気を持った男が現れた。

イルバーナ…私の目に映るこの男は、まるで英雄に見えた瞬間であった。



「分かった、詳しい話は仲間を交えて船の中でしようじゃないの」


「ふむ、、それじゃあ会議室の方が良さそうですね。すぐに手配しましょう。先に艦内を案内しますね、なにぶん広いもので」


アタシは嬉しさの余り泣きそうになった、これでもう...仲間を失わずに済むのだから。


「それと艦長、お礼を言わせてくれない?アタシ達魚人族を受け入れてくれて...ありがとう」


「いえいえ、当然のことをしたまでです。困っているなら手を差し伸べる、生きとし生けるもの全てに権利はあるものなんですよ...まぁ有名な人の受け売りなのですがね」


それを聞いたアタシはただただ嬉しかった。

アタシ達は自由でいい、生きていいと言ってくれたこの人間には感謝してもしきれなかった。

そしてそれから一晩たった翌朝、イルバーナ艦長にこれからについての話がしたいと言われてアタシは仲間を連れて会議室へ向かった。

そして艦長から昨日と同じ、ある提案をされた。


「シンディ族長、昨日は魚人狩りの事もありお返事を聞きそびれてしまいましたがどうします?貴女達魚人族を我々イフリーディア魔王国に招き入れる件についてです」


アタシは考えた、イルバーナ艦長はアタシ達魚人族を受け入れると言っているのだ...アタシの、いやアタシ達の答えはもう決まっていた。


「イルバーナ艦長、アタシ達魚人族はアンタの提案を慎んで受けさせてもらう...!」


その言葉を聞きイルバーナ艦長は、アタシ達にニッコリと微笑むと言葉を紡いだ。


「それは良かった、ようこそ我がイフリーディアへ!これより貴女達魚人族はイフリーディアの民です!この艦が…我らの祖国が貴方達の新しい居場所ですよ」


「ああ...!本当に、本当にありがとう!これから我ら魚人族をよろしく頼む!」


......こうしてアタシ達は、理不尽で残酷な魚人狩りという悪夢から解放される事となり後日正式にイフリーディア魔王国の民となった。


To Be Continued...?



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