気分は、ブルーもしくはブルー。
内容も、ブルーもしくはブルー。
今日は本屋に連れて行ってもらった。
妹の誕生日が近く、妹の誕生日プレゼントを買いに行くためにショッピングモールに行くから、と道水氏も声をかけてもらったのである。
妹様様である。
備忘録はノートパソコン掲載出来るしと思い、ノートパソコンばかりを贔屓していたら、電話をするような相手がいないので、携帯で電話をかける方法を忘れた。
否、LINEでの連絡交換は、有難いことに四人ほどの人間から誘われたのだが、アスペグレーのさがが出ているのか、ダイレクトメールや個別チャットというのは、どうも恐怖心を覚えるので断っていたらこうなった。
ついでに前回自殺を図った際に、SNSのアカウントと一緒に消した。
道水氏が生きにくい世の中である。
この前一人で自転車を漕いでショッピングモールに行った際は、自転車置き場の場所をうっかりと忘れ、同じ場所を四周ほどしてようやく自転車を見つけたのだが、今回は別にショッピングモールの外に出る訳ではないのだから大丈夫だろうという結論に陥り、道水氏に自由行動が許された。
テンションがハイになった道水氏は、期末テスト最終日の試験が終わった中学生のような羽が生えた気分で書店に向かった。
書店には辻村深月氏の最新作『琥珀の夏』や恩田陸氏の17年ぶりの理瀬シリーズ最新作『薔薇の中の蛇』など、道水氏の心を浮きたたせるものが数多あった。
家に帰って読書メーターの読みたい本リストの登録したいと思えるハードカバーが数多あったのだが道水氏はあいにく携帯を家に置いてきてしまったので写真が撮れなかった。
13年の生涯の中で道水氏は一番携帯を使いこなせる人間だったらよかったのに…と思ったという。
ハードカバーコーナーの閲覧を終えてから、ナツイチやカドフェスと行った夏の風物詩と言える文庫本の対象商品の閲覧に移った。
丁度一週間ほど前、道水氏は相沢沙呼著の『小説の神様』を読み、今出版業界がどれほどの不況に陥っているかということを知った。
一冊本を買っただけで出版業界の救世主にでもなった気分になるのは自分でもどうかと思ったのだが、本を読む以外に取り柄のない道水氏としては、よまにゃの栞が欲しいということもあり、少しだけ救世主になる権利を買うことにした。
まず最初に目についたのは、少し前から気になったいた、山本文緒著の『ブルーもしくはブルー』である。
読書に対する愛は、にわかではないと証明できそうな自信がある道水氏だが、読書量を見られると、読書家としてにわかであることがバレそうな道水氏である。
今年の本屋大賞に、山本文緒氏の作品『自転しながら、公転する』がノミネートされるまで、山本文緒氏の名前を知らなかった道水氏である。
定期テストの勉強より、最近は念入りに、この作家をデビューするにはこれかな…と、特定の作家に苦手意識を持たぬようにと、対策を重ねているつもりではいる道水氏である。
その、山本文緒氏の著作デビューをする候補にあがっていたのがこの『ブルーもしくはブルー』なのである。
ただ本屋に行ったら死にたくなった話と、山本文緒氏の著作を借りるために、道水氏は不登校にならずに済んでいる話。




