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sequence:1-7

 涼は逆転した勢いでそのまま強敵を倒す。


 だが、まだステージクリアではない。


「回復したけど、全部の陣地を確保しないといけないなら!」


 操作キャラの体力は回復したが、それだけで残りの陣地を確保できるほど涼のプレイしているゲームは甘くない。


「状況を確認しつつ陣地を確保しないと……」


 涼の操作キャラはダメージを受けながらも陣地を確保していく。


「ふう、なんとかなったよ」


 すべての陣地を確保し、そのままステージクリアとなる。


「やるわね」


 感心する律に、涼は謙遜しつつこう返す。


「やれることをやっただけだよ」


 そして涼はこう続ける。


「休んだら料理作るよ。夕食は何がいいかな?」


「それじゃあ、オムライスをお願いするわ」


 律がそういったため、涼は少し休んでから料理を作り始める。


 玉ねぎと鶏肉を刻んで一緒にバターで炒める。


 鶏肉に火が通ったところで塩コショウを振り、ご飯を鍋に入れる。


 ご飯がぱらっとしたところでケチャップを加え、それを端に寄せる。


 空いたところに溶き卵を流しいれ、固まった所で寄せたケチャップライスに乗せる。


「これで出来上がりだよ」


 できたオムライスを大皿に乗せ、それを二つに割る。


「律、二人で食べるよ」


 そういった涼に、律は反応する。


「ありがとう、涼」


 そんな律に対し、涼は席に着くのを促す。


 律が席に座ったのを見て、涼も席に着く。


 そして二人はこういう。


「いただきます」


 翌日朝食をコーンフレークで済ませた二人。


 律は涼にこういう。


「まずはメイクね」


 涼は律にいわれるままメイクをしていく。


「女の子なんだし、アレンジとかもしないとね」


 そんな律に涼は恥ずかしさを隠せなかったようだ。


「メイクするだけでも恥ずかしいのに……」


「それなら口調はですます調で行こう」


 そんな律に涼は悲しそうな表情をしながらうなづく。


「まあ、それならいいよ。女の子っぽい口調をするよりはね」

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