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 涼はカレーができたので律を呼ぶ。


「律、カレーできたよ」


「ありがとう、涼」


 そういう律が席に座るのを見て、涼も自分のカレーライスを取る。


 自分の分のカレーライスも作っているので当然といえば当然の行為なのだが、二人でカレーライスを食べることになる。


 日本はいとこなら結婚できるそうだが別段二人に家族以上の感情はない。


 むしろ、二人が家族だからこそ同じ釜の飯を一緒に食べているのだ。


 だが、彼は席に着く前に冷蔵庫から牛乳を取り出す。


 辛みは痛みなので、水よりも牛乳の方がそれを和らげやすいのだ。


 そしてそれぞれのコップに牛乳を注ぐと、涼は席へと座る。


 それを見た律は合図をする。


「それじゃあ、いただきます」


「いただきます」


 二人はそういってカレーライスを食べる。


「流石涼ね。私の期待にしっかり答えてくれるんだもん」


「そうでもないよ、律。長い付き合いだから、好みとか分かってるだけだし」


「で、涼はどこに泊まるの?」


 そう律は問いかけてくるが、それに涼は突っ込みを入れる。


「ここで泊まるよ。そもそも、この部屋は別にワンルームでもないわけだし」


 律の住んでいる家は来客が来ることもあるためそれなりに広い。


 最も、地下に格納庫があるからその兼ね合いもあるのだが。


 地下に格納庫があるのはスカイアーツを隠すためというのもある。

 

 それだけでなく、スカイアーツは総じて全長10mはあるため周囲の視界を阻害してしまう。


 ピンとこない人も居るかもしれないが、大体マンションの3階か4階くらいだ。


 要するにそんなものがガレージにポンと置いてあったら傍迷惑なので、

律はスカイアーツを仕舞い込むために地下の格納庫を作ったのだ。

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