表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/76

昨日の話よ

  金髪碧眼の美少女が涙目で現れた。

 こんな美少女二次元でしか見たことが無い。

 言葉では表現しきれない美しさというか……。


 この女神様も綺麗だったけれど、この少女もすごく美人だ。

 白い肌に金色の糖蜜のような髪。

 青い瞳は澄んだガラス玉の様だ。


 でもそんな美少女が何故このような場所で泣いているのか。

 これだけの美少女なら守ってくれる男の一人や二人はいそうなものだが。

 つまり、ここにいる少女は、


「……やっぱり幽霊か」

「ひいっ! お化け、お化けがいるのですか!?」

「いや、君が幽霊かと」


 焦って幽霊におびえ始めた彼女にそう俺が聞くと、彼女はさらに涙目になった。


「ち、違います。私、幽霊じゃありません。人間です!」

「あ、えっと、はい。女神様……所で女神様はこの世界の人物はすべて把握しているのですか?」


 そこで自分が人間だと主張し始めた彼女に関して、そういえば女神様は誰だかわかるのだろうかと思い俺は聞いてみた。と、


「検索すれば分かるわよ。と言っても最近凄い事になってみていたから、この子が誰だか知っているわ」

「すごい事ですか?」

「婚約者が別の女に走って婚約破棄されて、確か私が見た時は家出する準備をしていたような」

「……いつの話ですか?」

「昨日の話よ」


 ずいぶん最近の話だった。

 するとそこで美少女が女神様の方を見て、


「女神様、女神様なのですか!? 女神様ならなんでこんなひどい目に私は合う事に!」

「ごめんなさいね。あまりこの世界の事にはよっぽどのことが無い限り干渉しないことにしているの。でも、家出した時誰も気づかれ内容に手助けしたでしょ? あのままだと貴女、無実の罪で軟禁されそうだったし」


 などと女神様が言い出したのだった。


評価、ブックマークありがとうございます。評価、ブックマークは作者のやる気につながっております。気に入りましたら、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ