固有魔法とフリーデン加入理由
6人が揃っていた頃――
「そう言えばお前等って、どうしてその固有魔法なんだ?」
神代恒一が真面目な顔で聞く。
「いや、貴方から言いなさいよ。」
九条玲奈が軽く呆れた口調で返す。
「背中刺されて死にかけた時に、固有魔法が使えるようになったからなぁ…生きる為に必要だったからかな?正直、何でこの魔法なのかは分からん。」
恒一は肩をすくめる。
「なるほどね…。貴方は後天的に目覚めたからね。他と違って。生まれながら核心に辿り付いてて作った私達とは違うのかしら?」
玲奈は小首を傾げる。
「そうそう。九条は?」
「天才だから、これが作れた。」
玲奈はちょっと得意げに胸を張る。
「うっっわぁ…」
雷堂が思わず口を開く。
「雷堂は?」
「電気の魔法を遊びで良く使ってた。まぁ…俺も天才だからとしか。」
雷堂はにやり。
「うん…聞いた俺がバカだった。」
恒一は思わず頭をかく。
「他も、使ってた汎用魔法の延長線上だったり。透花は友達居なかったから話す人居なくて、精霊さんが見えてたとか言うし。綾瀬詩織も天才だからとかほざきやがる。」
「なるほどなぁ…。フリーデンに加入した理由は?」
「俺は、殺人とかの犯罪を止めたいから。」
「俺も同感だが、ならもっと積極的に仕事しろよ。」
雷堂が呆れ気味に突っ込む。
「待って?貴方達もそうだけど、別の理由あるわよね?」
玲奈が鋭く観察する。
全員、なんとなく視線を泳がせる。
「あー…給料が高いから?」
透花が小さく言う。
全員、反論せずに黙り込む。
恒一は思わず吹き出す。
「そりゃそうだよなぁ…」




