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対峙…

67話目になりますわ…満里奈達は、ニライカナイの森をぬけました。そこには、10000人の鶴翼の陣…満里奈達はバイシャ、アヴァロー、ハマーンの軍と戦う事になってしまうのでしょうか?

井伊谷城…の夜

いつものように…騒がしい夕食、プロレスみたいな…お風呂…

満里奈は、部屋で横になっていた。

"トントン"ノックの音


「満里奈様…起きていらっしゃいますか?」

声の主はハイラだった。


「起きてるわよ…ハイラ」

「失礼します。」ハイラは、満里奈の部屋に入る。

「どうしたのハイラ…」満里奈は、ハイラの顔を見た。

「満里奈様…この世界は、残酷です。」

ハイラの声が震えている。


「満里奈様…私は2つの記憶があります。1つは、生駒吉乃いこまきつの…信長様の側室でした。政略結婚が多かった当時ですが、わたしは、信長様に愛され側室となりました。当時の信長様は、身内の裏切り、家臣の裏切り、母様から疎まれる…私は、そんな信長様を支えました。ですが、小牧山城で私は病に倒れます。私は、信長様の言葉が忘れられません…吉乃…行かないでくれ、1人にしないでくれ…と…そして、私は、生きて信長様に逢っています。この世界で……」

ハイラは肩を震わせている。


「そして、細川忠興の妻…ガラシャとしての記憶…石田治部の人質になり、夫、細川忠興の足枷となるぐらいなら…ただ、キリシタンの私は自殺が出来ません…なので小笠原少斎に胸を突かせ、自害しました。………そんな忠興様と生きて…また…会いました…今日…」


「満里奈様…私は、どうすれば…良いのですか?早くに信長様を1人にしてしまった罪、細川の為とはいえ…忠興様を1人にしてしまった罪…この2つの罪をどうすれば…良いのでしょう?」

「ハイラ…それは、罪ではないですよ…罪と思っているのは、ハイラ…貴女たげです。」


「でも…満里奈様…」

「ハイラ…細川殿は、嬉しいと思っているのでは?信長も多分、同じく…」


「ハイラは本当はこう思ってるんじゃない?自分の死によって悲しませた、苦しめた…確かにあの時の信長様は、異常だったわね…唯一の理解者、心の拠り所を失った…そして本当に愛した物を失った…喪失感、絶望感、虚無感…涙が枯れるまで泣いていたわ…それが貴女の思った罪??細川殿の時は、貴女の死を知らされた時…忠興殿は、怒り狂ったわ…それが貴女の罪?……ハイラ?その先を、貴あなたは知っている。

本当は知らない歴史を知っている。信長様は、そこで人生が終わった?忠興殿は、破滅した?信長殿は、厚く生駒家を保護し、自らは稲葉山城を岐阜城と新ため、天下布武を掲げた。遺児である信忠、信雄を教育…そして、天下統一に邁進していく…細川殿も生涯正室を取らず、関ヶ原で石田軍を追い詰め、小倉40万石の藩主となっていく。

…ハイラ…貴女の死は無駄ではなかった。

…そして、彼らは、また巡りあった。生き返った吉乃に、玉に…逢えた。それで良いんじゃない?…ハイラ?」満里奈は、ハイラの手を握りしめ…静かに語った。


「満里奈様…満里奈様…私は、私は、…生き返って良かったのですよね…」

「当たり前ですよ…ハイラ…」

「満里奈様…ありがとう御座います。今日は満里奈様に甘えて良いですか?」

「ハイラ…ハイラ…ほら、横に来なさい…」

満里奈はハイラを抱き締めた。

「満里奈様…温かいです。ハイラにも満里奈様を抱き締めさせて下さい。」

「…私の中に入って来て下さい。満里奈様」

「満満里奈様は私の全てなんです…この世界では、私は、満里奈様を1人にしません…ずっとずっと一緒にいます。たから、誓って下さい。満里奈様は私の物だと、そして私は満里奈様だけの物だと…」ハイラは満里奈にしがみついて言った。


「ハイラ、私はハイラだけの物よ…ハイラは、私の物…私だけのハイラよ!」満里奈はハイラを見つめて言った。

「満里奈様…満里奈様…早く早く…私の中に来て下さい。私の中に入って来てほしいです。抱き締めたい、抱き締めたい…満里奈様を…」

「ハイラ…目隠しをして…」満里奈は優しく言った。

「はい、満里奈様…………あっ入っくる満里奈様が入ってくる…私の中に…繋がっています…私と満里奈が今…1つです。」

「満里奈様…あっあっ…あっあっ……いい…幸せです。満里奈様…もっと奥に来て下さい。満里奈様ぁ…ずっと…こうしていたい…絶対の忠誠を誓います…私は満里奈様の物です…何度生まれ変わっても…私は、満里奈様の物です。」


ハイラの絶叫と共に…会談の朝は、近づている…


翌朝…

「聞け!今日、森を抜ける…シン殿の情報によると、ハマーン殿、アヴァロー殿、バイシャ殿の軍勢が、森を抜けたやしろ付近に布陣しているとの事…たが、我々は戦いに来たのでは無い…この世界の未来の話しをしに来たのだ…決してこちらから仕掛ける事の無いように…」満里奈の声が、朗々と響く。


「準備は良いか!騎乗…出陣ぞぉー!」満里奈達14騎は歩きだした。


「満里奈様…井伊谷城はどうされます?」レインが聞いた。

「心配無いわ…そのままシン殿がはいられるとの事。」

「これは、出過ぎたマネを…」

「斥候、シンダラ、ココル行け!」レインが指示を出す。

「了解しました。」シンダラとココルが走り去った。

「…満里奈様…特に結界などは、無いようですね…私は、てっきり武田がちょっかいを出してくるものだと…」フランソワーズが言った。


「武田かぁ…加藤段蔵が消えた…とはいえ…まだ山本勘助がいるから…ただ…ポルキュスが言っている…織田包囲網の攻撃の主攻は、武田信玄であるような気がするわね。」満里奈が言った。


「もう少しね…ここで…シンダラ達の報告を待ちましょうか?」


---あーあーあー!こちら青天なり!聞こえてますかぁーあーあー!私は、メキラ…力と美を兼ね備えた…究極の女!ちょっとメキラ姉…ヤバいって!煩い!マコラ!!いいんですかぁ…怒られますよ…インダラ…あんたも黙りなさい!サンチラ姉様も困ってますよ…んーーんーー!シンダラは?気絶してますね…アハハハ!…満里奈とやら!勝負じゃあ!我々と戦え!アハハハ!逃げたら…サンチラとシンダラは…どうしようか?インダラ?…ちょっと姉様…知らないですよ…じゃ、髪切デスマッチね!二人とも丸坊主じぁー!アハハハ!切るスイッチは?どうするの?サンチラ?あっこれ?---


「あーうるさかった!」イヤーカフをつけた全員が耳を押さえている。

「レイン、フランソワーズ…どうしたものか?」満里奈が頭を抱えた。


「多分…これは策略ですね…斥候に出た…物を拉致…勝負をしかける…ミッシェルとエマニュエルなら、多分、アヴァロー殿の配下…ムボン、コウカ、ショウジョウあたり、ステンノー達なら…ハマーン殿の将軍、ボリュペーモス、ヘシオドスあたりでしょうか?」フランソワーズが言った。


「なる程…私の力を見極めたいと…」

「おそらく…」レインが呟く…


「アハハハ…これは、愉快…久々に本気を出そうかのぉ…小娘風情こむすめふぜいがぁ!多少本気を出しても死にはせんだろう…オホホホ!」


「レイン、いやクビラ大将…行こうか?」


満里奈達は、森を抜けた。太陽が、まぶしい…広い平原…風が吹き抜けて行く…

……そこには、鶴翼の陣を敷いた…おびただし兵士…盾兵の奥に弓隊、長槍の歩兵…左右の翼には、鉄砲隊が配置されている。そして騎兵…13名で対抗出来る数ではない…まさに完璧、圧倒的…本陣には、アヴァロー、バイシャ、ハマーン、数々の将軍達…彼は、見極めようとしている。満里奈の力を…敵対するか…同盟とするか?はたまた…軍門に下るか………殲滅するか…


13人は、1万を超えるだろう軍勢の前に立った。 

「満里奈様…皆殺しですか?」メドゥーサが声をかける。

「まてまて、メドゥーサ…」

「レイン…名乗りをあげよ…」


レインは、おびただしい兵士の前に歩み出た。

「あれは、誰だ?いや…誰だったかな?」

アヴァローはコウカを見た…

「MEN'S NON-NOのモデル?」コウカが答える。

「ブゥ!…こら…コウカ、不覚にも笑ってしまったわ!…古い…古いすぎる。」アヴァローは笑った。

「STARTO ENTERTAINMENTのジュニアにいましたね…私…見ました。はい!」ショウジョウが真顔で言う。

「ガハハハ…所属してる訳無いだろーが!馬鹿者!」


「バイシャ様…あのお方は、」ラリュンヌが声を詰まらせた。

「あぁ……間違いない…彼だよ!」


「おい、ヘシオドス…彼を見よ…」

「見てるよ…生きていたんだな…ポリュペーモス…アハハハ…いいのか?止めなくて…メキラ達…消えるぞ…ハマーン様…」

「まさか…妹は殺すまい…もう…止めるすべが無い…よ」ハマーンが呟く!


…レインが気を放つ!!

突風!いや…風では無い…彼、クビラ大将その物だ…

部隊の前方にいた兵士は、それだけで、吹き飛んだ!


「心して聞けぇーーーー!この場の兵士達よ!」レインは叫んだ……

巨大な気の塊があたりを覆う…

「このお方が徳川家康公であらせられる。」

「全員…平伏し…家康公のお言葉を聞けぇ!!さて……全員!頭が高い!」

気の風が幾重にも通り抜ける…その度に兵士達は、座りこみ、平伏した。

「ははぁーー」将軍達を除き…10000人が、ほぼ平伏した。

「なんとなんと…「バイシャは、目を見開いた。「………これ程とは……………」

「有り得ない…信じられない…理解出来ない…」アヴァローは、ヘタリこんだ。



満里奈は13名の前に歩みでで…声を上げた。

「聞け…兵士達よ…私が徳川家康である」

白を基調とした。和服のような鎧…茶色の髪の毛が…たなびいている。目の部分を鎧で隠している。


「我は、我と切り結んだ物は、滅する事にしておる。われに刀を抜いたら…赦さぬぞ!兵士達よ…槍を刀を銃を納めよ…納めたく無い者は前に出よ!」


「おう!私は、マコラ!…私は、ショウトラ…家康殿の力を…その高みを…拝見したく参上した。」マコラとショウトラは満里奈の前に立ち塞がった。


小童こわっぱがぁ…身の程をしれ!たわけがぁ!」満里奈が前に歩き出した…


ショウトラは印を切った。

「神獣 六道障壁…展開…我の障壁 未だ破られた事なし!貴様に破れるかぁ…」


「ショウトラとやら…私も…やってみようかのぉ

…耐えてみせろ……死ぬなよ…!」満里奈は笑った。


「マコラ…撃て!」ショウトラが叫んだ…

「満里奈は、こちらに攻撃出来ない…マコラ撃てぇ!」

「術式展開…虎目…1式烈!」

マコラから巨大な気の刃が無数に満里奈に飛んだ…何千という刃が満里奈を貫いた…………かに…見えた…。


「極刑…六道障壁…展開…」満里奈が呟く…

満里奈を中心に、6重の結界が展開さていく…平伏する兵士達を飲み込んでいく。

巨大だ…あまりにも洗練された…美しい結界が展開されていく…大地を木々を、空を…

「嘘だろ…これは、有り得ない…オーロラか?」ショウトラは跪いた。

巨大な障壁が包みこむ…

ただ1つ…ショウトラとマコラを除いて…

障壁と障壁の間に挟まれた二人は、押しつぶされようとしている。


「さて…この籠の虫を、どうしてくれようかのぉ…」

自分達の結界ごと取り込まれた…二人は、満里奈の目の前で…虫の息だ…

「つぶぅれぇろ…れぇぇーるぅ…」


「レイン?どうしたのもかのぉ?この虫共は…」

「満里奈様…私にお任せ下さい…1式烈を打ち込みます。満里奈様に誤解されては困りますので…これが…1式烈です。」

「マコラ、ショウトラ…歯を食いしばれよ!」…レインの目が黄色に光る…

術式展開…1式烈!!

小さい弾…圧縮され…光すら飲み込む黒い弾丸…それが…数万と出現した。それが巨大な弾となり…二人に降り注いだ…

…全身の肉が削ぎ落とされ…骨が露出している。「アハハハ…無様な肉片よのぉ…アハハハアハハハ!」満里奈は肉片の塊を見おろした。「さて…マコラ、ショウトラ…どうして欲しい?」

「ま…り…な…ざまぁ…ぜったぁいうろ…のちゅううえぃ…せちいを…ちぁいかいまぁすぅ…われわれぁぇ…ははぁ…ま…り…な…があざぁまのもの…どうえいすぅ…みもこのこころも…じずうべで…ざざげまずぅぅ!」

二人は、もはやまぶたすら無くなった目から涙をこぼした。

「マコラ…可愛いマコラ…名を与えます。今日からムイを名乗りなさい…ムイ マコラです。可愛いショウトラ…あなたはカムイです。カムイ ショウトラです。新たな理りを二人に…絶対の服従を誓いなさい…」満里奈の仮面の奥…紫の光が二人を、つつみこむ…「絶対の服従を誓います。我らは、満里奈様の物です。」

そう言って再び…気絶した。


「ラリュンヌ?生きているのか?あの二人は…」バイシャは聞いた。

「満里奈殿が、治療をしているようです。」

「そうか…」バイシャは、椅子に腰を落とした。


「さてさて!!家康殿…お見事!私がメキラ大将…天上天下唯我独尊!12神本物の夜叉王のメキラである。ここに控えるのは、インダラ…我々は、先程の二人ほど…甘くないぞ…ギャハハハ」

鳥の嘴のような仮面をつけた長身の女性…そして…白い仮面をつけた男が現れた。


メキラは、刀の鯉口を切った。


「やめろぉ!メキラァァァ…刀を抜くなぁ…」レインは絶叫した。


「ほぅ…刀を抜くのか?メキラ?まだ…刀身は、鞘の中…そこから先は…解っておるのか?」

…空気が変わっていくのを、全員が感じていた。


不定期でアップします。満里奈達の活躍にご期待下さい。感想なと頂けたら幸いです。

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