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二戦目。ヴァンのチームからはナキだね。

 ナキの魔法は僕のように剣を複数作り遠隔と言うか追尾させるのではなく、槍を作りそれを本来の用途で使ったり、投げ槍として使うタイプだ。つまりその分応用が利く。

まあそれに関しては僕も一本だけ作って持てばいいんだけどね。

なんにせよめちゃくちゃ手数が多いって訳ではない。

ただ本人の技量が高ければ高いほど投げ槍の精度も高くなるというわけだ。

またもちろんのこと僕のよりも燃費がいい。


相手の子はそれなりに強いらしいけどどんな子なのかな?

と言うより相手チームとしてはラッキーなのかな?

ヴァンチームって言うぐらいだからヴァンが一番強いんだろうし、相手チームが勝つ可能性は十分にあるよね。まあこの子がどのくらい強いのかによるけど。

 それにナキはまだ本気出しているように見えないしね。

あの程度の魔法だけとは思えない。


 それで相手の子だけど、竜人の女の子だね。当たり前だけどこの国は竜人が多いね。

武器は大剣。竜人だしてっきり槍かと思ったけど大剣のようだ。

相性はどうなんだろう?大剣なら槍の突きを防ぐ幅も広いし、有利な気もするけど重要なのは属性かな?


「では試合開始!」


今回も動くのはナキから。雷属性は速さを活かした先制攻撃が強いだろうしね。

ブーストを駆使して前に進む。


「雷槍ッ」

ナキは初っ端から飛ばすようだ。

そりゃ既に負けているし

ここで負けるわけにはいかないだろうし、全力で勝ちにいくに決まっているよね。


その槍をまだ距離があるのもあり投げて使う。


「そんなの当たると思う?」


「え?」

相手の子は魔法を使うでもなく持っていた大剣を雷の槍を切り裂くように投げた。


嘘だろ?武器投げるか?こんな序盤に。

前回の試合のナキみたいに、止めの時に投げたりするならまだわかるけど...


そして投げられた大剣は見事に槍を切り裂いた。


「まじかよ。あんなことできるんだな」

「あれ魔法だろ?」


え?魔法を使っているようには...


 槍を切り裂いた大剣はそのままナキを狙って飛んでくる。

仕方なくナキはそれを避ける。

つまりは止まったのだ。

 まああんな大剣弾くのは槍じゃ難しいだろう。

ナキの後ろに地面に刺さった大剣がある。

しかし次の瞬間消えた。


「どういう...」

「あの剣自体が魔法だったってことだ」

「どういうこと?」


こういう時ミストは説明してくれること少ない。


「あれは鋼魔法。と言っても使えているのは正確には金属魔法って言った方がいいかな?

鋼以外も使えるし。まあ総じて鋼属性、鋼魔法と呼ばれるんだよ」

「つまりあの大剣は鋼で作った武器ってことか」

「そういうこと」


 てことはあの手法で無限に武器を作れるってことか。

いや魔素を消費するだろうし無限ってわけでもないのか。

 それよりも本来僕らは物質である武器に自らの得意属性を付与するのが火力的に一番高い。

魔法で作ったものはその属性しかない。

 しかし彼女の作る武器は常に付与された武器と同等の状態ってことなのかな?


「今度はこっちの番。行くよ」

今度は大剣ではなく、短剣を片手に三つずつ、両手で計6本作った。


それを交互に投げる。

持っている分を投げ終わったと思いきや、走りながら何度も作り投げ続ける。


ナキはそれを弾けるだけ槍で弾いたり避けたりしている。

しかし全部を避けきるのは難しいようで何個かは掠ってしまっている。


彼女は今投げたのを最後に大剣を生成した。

間合いに入ったのだろう。


「きゃッ!」

ナキは槍で防ぐが後ろに吹き飛ばされてしまう。


 と言うよりこの世界であんな女の子らしい反応初めて見たかも。


すかさず相手は大剣を投げ込む。

 しかし閃光が走る。

大剣を雷のブーストで避け間合いを詰めにいった。


「う、うそ!?」

鋼使いの子はさっきの生成でかなり体力を使ったらしい。

まあ燃費悪そうな魔法だったし、あれが問題なく使えているならアルネにいるよね。


ナキの手にはいつも使っている槍と雷でできた槍の二本が握られている。


「た、盾よ!」

おお、盾も作れるのか。

いや当たり前かもだけど、使い勝手いいな鋼属性。


しかしその鋼の盾に対して、バチッバチッとスパークが散るほど威力を高めた雷槍が突き刺さる。


あー...


「うッ!!」

うん、そりゃ感電するよね。

これは属性の相性が悪かったね。

 

 魔法で生成した盾は消失。そのまま吹き飛ばされる。

壁に激突し、倒れたままの鋼使い。


「痛てて。え!?」

倒れたままの鋼使いの首ギリギリのところにナキが投げた槍が突き刺さる。


「ふんッ」

鼻で笑うようにして相手を睨むナキ。


「勝者ナキ!」


ナキって子、序盤結構やられていたしイライラしてたのかな?


これで一勝一敗。次で決まる。

まあでもヴァンが出てくるわけだし結果は見えているような気もするけどね。


「ねえセレナこれさ...」

「当たっているのが一戦目と二戦目が逆だったら結果が違ったかもって?」

「うん。鋼使いの子は相性が悪かっただけじゃないかなって」

「そうかもね。まあでもそれも含めて対策を講じたり、予測するのも試合の一部だからね。」

「そっか。そうだよね」


 ともあれ二回戦はナキの勝利。

最後の速度を見るにまだ速度が出そう。

フルスピードってわけではなさそうだった。

 僕の燃費の悪い雷速がいつまで使えるかだね。

僕もフルスピードを出さないといけないなら僕の方が速く魔素だ切れるだろうしね。

それに攻撃手段も雷槍しか見てない。

他にもあるかも知れない。


今まで通り最初は全開で挑むのが正解かな?

速度に反応されず決めれたらそれでラッキーだしね。




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