新たな春の始まり
冬が終わり春が訪れた。短い春休みはすぐに終わった。この春休みでも2人の仲は進展することなく日々の日常通りに過ごしていた。
そして、今日から新学期。
2人は高校3年生になった。
「あーっ!今年も同じクラスだねー。」
「本当だな。よろしくな奈々。」
「うんっ!」
2人は新しいクラスへと向かっていた。
冬休みが終わって以降何だかんだ2人でいることが多かったのだ。
(奈々とも随分一緒にいるようになったな。時々付き合ってるとかいう噂が流れるくらいには一緒にいるなー。)
2人が廊下を歩いていると曲がり角から1人の男子生徒が出てきた。
奈々とその男子生徒はぶつかった。
「いったぁ。」
「奈々大丈夫か?君急に危ないよ。」
「すいません。」
健斗は気づいたその男子生徒は昨日入学した新入生だったことに。
「君も怪我してない?」
奈々は優しく声をかけた。
「ありがとうございます。」
「先輩これは運命ですよね?」
「僕の名前は加賀美 相太 (かがみ そうた)です。僕先輩のこと好きになりました。」
「えーーっ!」
健斗と奈々は声を揃えて驚いた。
「き、急にそんな...」
奈々は恥ずかしそうにしていた。
相太は奈々に近づいていく。
「先輩彼氏いますか?」
「い、いないけど....」
「だったら僕たち付き合いましょうよー。」
「お、おい!何言ってんだよ君。グイグイ行きすぎると嫌われるよ?」
相太は少し距離をとった。
「そうですね。今日はこの辺りで辞めます。でも僕は先輩と絶対に付き合いますから。」
そう言うと相太は走り去った。




