表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
17/48

第17話:唐揚げ作戦

せっかく料理部に入っているわけだし、できれば皆に料理を食べてもらいたいと思っていた俺は、ランチタイムに鶏の唐揚げを作って、皆に食べてもらうという案を考えついた。できたての鶏の唐揚げを食べてもらえば、喜んでもらえるのでは?と思ったのだ。この当時は唐揚げ専門店ブームの始まりぐらいのときで、まだそこまで店が立ち並んでいないので、すでに食べ飽きたということもないだろう。作り方については、なんかのテレビでやっていたらしい二度揚げにすることにした。家でも試しに作ってみたので準備万全だ。


□▲□


中間テスト以降は、村瀬、森岡さん、向井さんと宮沢さんを加えた5人でランチを食べるようになっていた。宮沢さんは席が少し離れたところにあるので、わざわざこちらにやってきている。ある日のランチタイムに俺は唐揚げ作戦を実行することにした。


「あれ?最上、今日は昼は一緒に食べないのか?」

「あとで参加するから、先に食べていてくれ」


ランチタイムになったので、すぐに調理室に行って料理を始める。すでに漬け込んであるので揚げるだけなら10分もかからずに作れるが、油の温度を上げるのにちょっと時間がかかる。


「おまたせ、みんな」

「うん?何を持ってきたんだ?」

「鶏の唐揚げを作ってきた。できたてなので美味しいと思う。食べてみてくれるか?」


一緒にランチを食べている村瀬、森岡さん、向井さん、宮沢さんに食べてもらう。


「なんだこれ?すげーうまいぞ」

「外はカリッとしていて、中はジューシーで、とても美味しいわ」

「できたてだとこんなに美味しいんだね」


なかなか好評のようだ。他のクラスメイトにも食べてもらったが、やはり評判は良かった。やはり鶏の唐揚げは誰もが美味しいと思える料理なんだな。この後に専門店がたくさん開店するわけだ。これなら幼馴染に食べてもらうのもいいかもしれない。後輩は同じ料理部だから、ランチタイムじゃなくて放課後でいいかな。


□▲□


翌日、俺は同じようにランチタイムに鶏の唐揚げを作って、幼馴染がいるクラスに持っていった。


「井上さんちょっといいかな?」

「夏樹じゃない。どうしたの?」

「鶏の唐揚げを作ってみたんだ。できたてで美味しいと思うので食べてみてくれる?」

「いいけど」


井上さんは、友達の伊藤さん達と4人でランチを食べていた。もうほとんど食べ終わっているみたいだけど、唐揚げ一個ぐらいなら大丈夫かな?


「夏樹、これすごい美味しいよ。こんな美味しい唐揚げなかなかないかも?」

「そうか、井上さんに喜んでもらえて良かったよ」


どうやら幼馴染にも喜んでもらえたみたいだ。


「そんなに美味しいの?」

「よろしかったらどうぞ」


せっかくなので、井上さんの友達みんなにも唐揚げを食べてもらう。


「凄い美味しいね」

「サクッとしていて、すごく食感がいいよ」


皆にも評判が良くて安心した。


「美味しいと言ってもらえて良かったよ。それじゃ、ごゆっくり」


弁当の唐揚げも美味しいけど、やっぱり作りたてに勝るものはないね。

第17話までお読みいただきありがとうございます。よろしければ評価、感想などを頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
火は先生がいる時しか使ってはダメとかなかったっけ? ゆるキャン△で触れてたのは焚火だけど。家庭科も同じだった気がする
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ