3.異世界生活してたら人来たぞ!!まぁドラゴンと一緒に
最初の方は私も不慣れな事が多かった⋯訳も無く完璧美少女である私は直ぐにこの生活に慣れた!!
適当な時間に起きて適当な動物魔法で殺して習得した火魔法で調理し食べて寝る、
一日の半分以上が睡眠であった!
起きているのは大抵朝6時〜昼の1時まで、それ以外は寝ており基本ご飯持って来て食って風呂入って遊んで寝るの繰り返し。
ここの近くは強い魔物は居ないし来ても頑張れば勝てる。
水魔法で窒息させながら時間がかかるため保険の火魔法で燃やし神聖魔法で結界、攻撃を喰らえば回復魔法で癒す。
カンペキの布陣!
それに最近は風魔法を習得し近付けない様に強風を吹かせたりもして保険を掛けまくっている!
「ふふん、これなららくちんだわ!!」
私ってやっぱ天才!神!天上の知恵を持ってるわ!!
「この小屋暖炉もキッチンも冷蔵庫も調理器具も何故か電気も通ってるし。」
この電気に触れ続けたりしたら雷魔法使えるようになるのかな?
「魔法はイメージだからね、理論じゃ無いんだよ。魔力を水に変えて、そこから何処までイメージ出来るかの問題。魔力操作がどうこうなんて言ってる時点です魔法を使うべきじゃない。」
極端な話、イメージ出来るなら何でもできる。
宇宙だって作れる。
ただその宇宙を作るとしてもどう言う宇宙なの?原子のなんたらかんたらは?見たいな意味の分からない話になって来るワケ。
だから本来なら出来ない。
「私でも無理だ。そんな理論の成り立って無い魔法は流石に崩壊する。だけどそれは魔法の理論じゃなくて自然の理論の話。」
駄目な理論ってのは魔法陣が〜とか魔法文字が〜的な話、流石に物理的と言うか、そう言う理論は必要。
「長々と独り言言ってるのも寂しくなって来たし寝ようかな?」
そんなこんなで暇な一日がまた終わって行く、壁に書かれた日数の文字は先日、900日を迎えたらしい。
明日も明後日も明明後日も暇な日が続き続けると彼女は確信していた。
だがそんな優しい幻想は壊れる、
この世に絶対は無く、この世に永遠は無い、
不老不死だろうと特異点に着けばきっと全てが破綻し消える。
この世は残酷で美しい物だ、
日が沈み、また登る、今日は、彼女にとっての転換点になる。
「ふーんふーんふんふん、」
今日も朝起きて何時もの様に食事をして居た。
「今日も良い朝だなぁ〜!」
爽快な青空の日、
ドゴンッ!!
そう爆音が響く。
「は?」
え?なに?
「は?は?マジ??」
なんの音?は?
「ちょっ⋯見に行くか?!」
外に出て見えたのは倒れ込んだ1人の女騎士と巨大な赤竜。
一目で50mはあるだろうと分かる巨大なドラゴンだ、
「はぁ?!何こいつー!ちっ、近くに私の家があるってのに⋯」
『グゥゥゥゥ⋯ガァァッァァァ!!』
熱気が⋯
「ブレスか?!」
巨龍の口に炎が溜まる、その場の温度をとんでもない高温にして居た。
「仕方ない。【水】【圧縮】【高圧氷Ⅶ】」
これは10万気圧などの超高圧下で安定し、100℃を超える高温でも溶けない熱い氷だ。
通常の氷の約2倍近い密度を持つ、それを私は壁状に作った。
『ガァァァァァ!!!』
ブレスが壁に放射される、それはまるで光線の様であり、壁が少しづつ削れて行く。
「つっよ!こいつつっよ!!不味い!これ不味いやつ!!」
どうする?!
「くっ、ここは必殺⋯【水よ】【高圧縮】【重力】【空間の壁】」
水魔法で水を出し空間魔法で圧縮する、高圧氷すら超え圧縮された水は中性子の塊となる、角砂糖程度で小惑星や小さな山と同等の質量を持つとんでもないものだ。
それをバスケットボール程の大きさで作り出す。本来の重力であれば強烈な爆発を起こすが、重力とは時間と空間の歪み。私ならば出来る!!
まぁそれはそうと私も重力で引き裂かれかねない為保険として空間の壁で周りを囲い一応この星を守る、
「さぁ!消し飛べ!!」
バスケットボール程の中性子の塊が龍へ飛ぶ。
『グルッグッ⋯グガッ』
中性子の塊の空間の壁を広げ龍が引き裂かれ、消し飛ぶ。
「ふぅ、一方的な虐殺だったぜ!」
まぁ魔力が0どころか今マイナス表記だけど。
「なになに?魔力-962万8450。ふざけてる?」
というか魔力のマイナスって何?普通使えなくなるくない?おかしいよね。
と言っても私はこれを何度も見ている。
あんな大技一発で成功する訳無いでしょ?何度も練習して失敗したら時止めて時戻してって頑張って居たのだ。
その時もこうなったが大抵1日経てば治る。
ただ魔力がマイナスになった次の日は魔法が使えない。
「取り敢えず⋯先あの騎士ネキ家に持って帰るか?」
流石に放置するのはまずいし⋯
「【大回復】」
家に帰り回復魔法で騎士ネキを癒して居た。
「こんなもんかな?」
まぁ私も疲れたし今日は寝るかな?
「ん…はっ!ここは⋯?私は⋯」
なんだ、ここ⋯確か私は赤竜に襲われて⋯
「子供?」
銀髪の少女⋯龍神の墓地に?
「⋯きっとこの子が助けてくれたんだろうな⋯感謝しなければ。」
「ん⋯?」
おぉ、騎士ネキ起きたのか。
「えっと、こんにちは?」
「あっ、あぁ。君が助けてくれたのだろう、感謝する。それにしてもあの赤竜からどうやって?」
「え?あぁ、まぁ。」
倒したって言っても信じられねぇよなぁ〜、
「乙女の秘密?」
「そうか、詮索は止した方が良いか。済まない。」
「あぁいや。別に。」
まぁいっか⋯
「それでお姉さんはどうしてあんな所に?」
「あぁ、実はな。」
どうやらお姉さんはベズフェクト王国の騎士団長してるらしい、そしてここ龍神の墓地と呼ばれる場所の遠征中赤竜に襲われたらしい。
「ん〜、けど私が見た時はお姉さん以外居なかったけど⋯」
「あぁ。知っての通り奴のブレスは人を消し去ってしまう程強力でな⋯不味いと思い私がヘイトをかって森の奥に進み、あぁなったんだ。」
「そゆこと!!なら帰り、困ってるよね?」
少女は騎士に背を向けると輝く銀髪を靡かせながら窓へと向かう。
「私も連れてってよ!」
少女は振り返りざまに笑顔を浮かべる、見惚れてしまう程美しく、心臓を鷲掴みにする程愛らしい笑顔を。
「あ、あぁ⋯同行は構わない⋯」
今日
騎士が1人、美しき女神に心を奪われたのだ。




