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勇者の冒険 〜勇者として召喚された俺の英雄譚〜  作者: アジペンギン
三章、鋼の騎士
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83、きっと貴方を


 獣人側、被害約六万。

 内、死者約四万二千、重傷者一万人超。


 天上教側、被害約二十万。  

 内、死者約二十万、生存者ゼロ。


 

 使徒が死んでから、信徒たちは爆破の魔術を付与され、自爆特攻を決行。

 それによって信徒たちは全滅し、捕虜など一人たりとも存在しない。

 惨々たる有様はずっと変わらずだ。

 きちんと五体満足というか、原型をとどめた死体の方がずっと少ない。

 それなりの被害が出たが、龍の出現に比べれば幾分もマシだったのは、不幸中の幸いだろう。

 自爆は想定通りであったし、何よりも『大賢者』がいたのだ。


 ほぼ一瞬、『大賢者』は魔術を発動させた。

 魔術の効果内容は、攻撃性の魔術を体に刻みつけた人間を追尾する雷撃である。

 万単位の数を正確に、そして殺せる魔術。

 成し遂げるために必要な技量も、エネルギーも、幾千という魔術師が束になっても足りない。

 彼が居なければ、もっと多くの犠牲者が出ただろう。


 それに、勇者たちにも言えることだ。

 


 「お前たちはよくやってくれた」



 ライオスはいつも通りの声色で話しかける。

 少し暗さが混じってはいたが、概ねは問題ない。

 

 

 戦争が終わって七日後、ようやくアニマ全体は少しの落ち着きを取り戻せた。

 元が戦士の国なのだ。

 死者に対する悼みも、悲しみも、言ってみれば仕方がないで片付けられる。

 戦士として生き、そして死ねたのだ。

 そのことを幸福に思い、それに憧れる。

 脈々と受け継がれた精神。

 戦いへの神聖さと、そこに生きる者たちの尊さを忘れないからこその獣人の国なのだ。

 

 だから、必ず誇りを胸に秘める。

 共に戦った戦友へ、感謝を忘れる事はできないだろう。



 「お前たちが居なけれゃ、俺は死んでたし、国は滅んでた」



 ライオスの言葉には重みがあった。

 

 豪快さや乱暴さはそこにはなく、ただただ静かだ。

 一人の男として、真剣に話しているのが分かる。

 事実、もしも彼らが居なければライオスの言葉の通りになっていただろう。

 それだけ使徒は強く、天上教は恐ろしかった。


 だから、ライオスは深く頭を下げる。

 自分が獣人たちを束ねる王であることを承知で、その軽くはない頭を下げる。

 それだけの価値があると知るのだから。



 「ありがとう……!」



 滅びそうだった。

 死にそうだった。

 諦めそうだった。


 だが、それでも生きてる。

 強敵は退けられ、国も存続し、自分は無事だ。

 一人では絶対に無理だった。

 彼らの力があったからこそ、ここまで上手く事を運べた。



 「頭を上げてください、陛下」



 リベールはうやうやしく告げる。

 公式の場であると分かっているため、『聖女』らしく接する。

 こういうのに慣れている彼女に任して、勇者もエイルも後ろへ控えて何も言わない。

 少し芝居をかけて、だがその本心は隠すことなく、リベールら言葉を続けた。

 


 「感謝はこちらこそです。陛下が居なければ、あの使徒を倒すことができなかった。他にも、陛下はもう一人の使徒を倒している。感謝してもしきれません」



 この功績は計り知れない。

 天上教の最大戦力である使徒。

 その内の二人の討伐に大きく関わったのだ。


 流石は英雄、獣人たちの王だと騒がれるに足る偉業。

 誰しもが讃え、敬う。

 使徒を倒さなければならない彼らからしても、ライオスが居なければ死んでいただろうから、お互いさまというわけだ。

 それに、今回の戦争の被害を考えれば、とてもじゃないが褒められたものではないと思っている。

 あまりにも多くが死に過ぎた。

 凄惨で、惨く、昨日まで普通に生きていた人々が………

 だから、頭を下げられるような価値はない。

 彼女はそう言っている。


 

 「だが、それでもお前たちの貢献はデカい。これは貸しにしとくよ」



 仕方のないことだった。

 ライオスは思考を切り替えることができる男だ。

 あの状況ではどうしようもなく、使徒を倒せただけで勝利と言えると分かっている。

 むしろ、使徒打倒を成し遂げられたことによって、戦士たちの戦いにも意味が生まれた。

 途轍もない数の戦士たちが死んだが、その死は無駄ではなかったのだ。

 そのことがどれだけ救いになるか…………



 「感謝する。『獣王』の名において、その名誉が消えることは決してないと約束しよう」



 意味のある死は、救いだ。

 自身の命を投げ出すことに意味を見出すことができるからこそ、戦える。

 守ることができた、ということは何ものにも変え難い喜び。

 長年戦いに時間を費やした者にとって、それは存在意義そのものに違いない。



 「あの爺さんも一緒にな……」



 一同の顔に浮かんだ闇は隠しようもない。

 ここには居ない、もう動かない老人。

 彼は守りきった。

 勇者の命を、勝利への布石を、そして自分の誇りを。

 

 ライオスはその姿勢に尊敬を覚える。

 


 「本当に、残念でした…………」



 惜しい。

 彼ほどの男が死んだことが、あまりにも惜しい。


 多くを救った英雄は、最期まで他者を救い続けた。

 彼が当たり前に行ってきたことこそが、あの勝利を引き寄せた。

 その死に様を嘲笑う者など何処にもいない。

 その戦いをコケにする者は何処にもいない。

 

 偉大な男は『生きてほしい』と願ったのだ。

 それを聞いて、どうして命を諦めることがあろうか?

 彼の言葉が、行動が、願いが、五人を生かした。

 


 「アイツの体は……」


 「ナハトリア王曰く、『こちらで然るべき対応をする』と聞いております」



 ガルゾフの亡骸は祖国へ返された。

 アレーナの『転移』があれば、本当に一瞬の出来事だったと言えよう。

 ナハトリアへ行き、王の言葉を受けたのはアレーナだけであった。

 全員が、ガルゾフは祖国の土で安らかに眠ることを思う。

 

 彼女しかしらないことではあるが、亡骸の扱いの他にもう一つ。

 使徒『断裂』は何処に埋めたかを聞かれたが、その意図が分かる者は王だけだろう。



 彼らにできることは祈ることだけ。

 そして、祈りの時間も充分だ。


 さて最後に、とライオスは手を叩く。

 



 「俺が言うまでもないが、負けるな」



 激励の言葉を送る。

 いいえとは言わせない迫力を持ちながら、重さを含んで。

 ライオスの目は睨みつけるほどに強く、活力が滲んでいた。

 


 「次も、その次もあるんだ。天狗になるな、上を目指せ、甘えることなく進め。まだあと五人残ってる」



 厳しい言葉だ。

 あの戦いを経てもなお、進めという。

 

 まさしく死闘と言って違わないアレ。

 アレよりもさらに高い壁が目の前には広がっており、それでも挫けず、負けるなと。

 苦しいと分かっているのに、迷わず進めと言う。



 「死ぬな、生きろ。その上で勝て。お前たちはそれを望まれていることを忘れるな……!」



 皆がそれを望むのだ。

 民も、貴族も、王であろうと。

 ライオスも、そしてガルゾフも、きっと強く望んでいるだろう。

 あの英雄に報いるには、それしかない。

 

 言葉を受けた彼らは覚悟を改める。

 


 「吉報、待ってるぜ」



 その言葉を最後に、次へと進んでいく。

 期待に応えようと、その身に誓って…………



 ※※※※※※※



 「やはり、お主を拾って正解じゃった」



 戦争も終わり、心も体も癒えた頃、アレーナは師である『大賢者』と共に居た。

 そこは『大賢者』の擬似世界。

 空間を魔術で操って創った、外とは異なる空間である。

 

 久しぶりの一対一。

 存分に語り、しごかれ、煽られる。

 ほんの数ヶ月前の日常がようやく、一瞬だけ戻ってきたのだ。



 「それは、どういう意味でしょう?」


 「深い意味などない。使徒を倒す、『勇者』と共に道を歩ませる、という二つにおいて、お前ほど適任の魔術師はいないという意味じゃ」



 二人は武術で言う所の組手の最中だ。

 お互いが距離を空け、魔術を放ち、相手を倒す。

 これも『大賢者』式のスパルタ教育の一環だ。

 なにせ、あの『大賢者』の魔術を正面から受け、防がなければならない。

 彼の質の悪いところは、その相手がギリギリ防げそうにない威力を連発することだ。


 だが、今アレーナはその全てを余裕で防いでいる。

 数日前ならば、結界で受けた瞬間に彼女の体ごと消し飛んでいた威力。

 それを今は言葉を交わしながら。



 「儂の弟子の中でも、『覚醒』に至った者は十とおらん。やはりお前は天才じゃったよ」



 心からの称賛だ。


 実際に、彼女ほどの才能の持ち主は本当に稀だった。

 長い時を生きた『大賢者』でも、このレベルとなると歴史で二人だけである。

 もっとも、片方は魔術師ではないのだが、それでも素晴らしいことに変わりはない。

 もし百年、二百年と時を重ねれば、どうなるかは分からないだろう。



 「その『覚醒』は、私一人の力ではありませんけどね」



 アレーナの杖から莫大なエネルギーが溢れる。

 これは魔力を用いた魔術ではなく、『魂の力』による『魂源』だ。

 そこから感じる二種の力。

 片方はもう片方を薪のように燃え上がらせていることが分かる。


 普通ならば、これを『大賢者』はエネルギーの流れを観察、理解し、()()

 そうして力を弱めた所で、さらに受け流すように防ぐのだが、今回は違った。

 弟子から感じる不満を受け止めるように、普段から張り巡らす結界によって無理矢理受ける。


 その結果は………………



 「やはり素晴らしい」



 重ねてかける結界、()()()()()()()()()()()()()()()()()()



 「儂の結界をここまで力押しで壊せるのも珍しい」


 「本当に、嫌味な人…………」



 結果だけ見れば、皮肉を言われたようにしか思えまい。

 だが、『大賢者』にとっては弟子の強さを実感して、喜びを顕にしているだけだ。

 アレーナは未だに不満を顔に出すが、『大賢者』はそれを笑っている。 



 「何が不満なんじゃ?」


 「分からないとでも?」


 「知らんわい、お主の内心のことなんぞな」



 しかし、アレーナはとぼけるな、と言わんばかりだ。

 だから突き止めた事実をすぐに口にする。



 「だって、私の精神に干渉して声を届けたの、師匠ですよね?」



 一瞬、時が止まった。

 驚きを隠せず、バッとアレーナを見る。

 だが、そこには未だに不機嫌そうな弟子が一人いるだけだ。


 驚愕もそこそこに、『大賢者』はニヤリと笑う。

 弟子からの思わぬ言葉を心から楽しんでいた。



 「よく見抜いたな」


 「貴方しかする人はいないでしょう?」



 アレーナは端から確信していた。

 彼は完璧主義者だ。

 自分の思い通りにいかないことをそのままにしておくつもりなどなく、必ず干渉してくる。

 

 犯人に当たりがついているのならば、次はどうやったのか。

 これも考えれば簡単だった。

 当時から、珍しいことだとは思っていたのだ。

 『大賢者』が行うことには必ず深い意味がある。

 だからこそ、すぐに結びついた。



 「この杖を通して、私と師匠に繋がりができていた。師匠が細工していたことに、最近になってようやく気付きましたよ」


 「………………」



 『大賢者』は何も言わない。

 否定も、弁明もなく、不敵な笑みを浮かべながら、ただアレーナの言い分に耳を傾けている。

 その様子にアレーナもそれ以上不満そうにするでもなく、ただ続けた。



 「凄い術式ですよ。持ち主の精神に()()を作る。元より魂に繋がりのあった私と師匠なら、簡単に私を操れるでしょうね」

 


 その繋がりも、『覚醒』と共にようやく気付いた。

 魂までを完璧に把握する力を持つ『超越者』となったからこそ、その異変に勘づけたのだ。

 知らぬうちに仕込みを受けていた。

 おそらく理由は、



 「監視、ですね?」



 勇者を監視するため。

 

 思えば、当然のことだ。

 彼が勇者から目を離す訳がない。

 天上教を倒すための、『大賢者』曰く最高戦力を、未熟な内から殺させるなどという間抜けはないのだ。

 その方法が自分だった。

 


 「で、それがどうした?」



 『大賢者』の笑みは変わらない。

 騙した言い訳もない。

 

 ただ、この先はどうするのだ、という興味だけだ。

 



 「儂がお前の言葉通りのことをして、何だというのだ?それが悪いことか?儂は忙しい。賢いお前なら、分かるじゃろう?」



 黙っていたことは認める。

 それを理解することができる。


 つまり、裏がある、という事。



 問題なのは、黙っていたという事だ。

 もしも何もないのならば、始めから全部アレーナに説明して、協力してもらえばいい。

 その必要性を感じ取れるだけの知性と、師の命令を断らないという都合の良い要素を持つアレーナ。

 彼女の人柄を分かっているのなら、黙っている必要はないはずだった。

 

 ということは、弟子にすら言えないことがあるということ。

 そしてそれは、師への信頼すら裏切りかねないものだということ。

 『賢いお前なら、分かるじゃろう?』

 この言葉にすべてが込められている。


 裏を理解した上でどうするのか、と。


 不敵な笑みは絶えない。

 一体何を取るのかを、『大賢者』は待っている。

 すなわち、仲間を取るか、師を取るか。

 ここで流して、師の思惑通りに進ませるのなら、それで良し。

 だが、ここで問い詰め、仲間を取るのなら…………



 「何でもいいですよ、私は」


 「ほっ?」

 

 「貴方が何を企んでいようと、どうでもいいです」



 興味なし。

 一切、何も抱かない。


 弟子は師の背信を気にしていない。

 明らかな裏切りを前に、心底どうでもよさそうに。



 「私は、貴方を超えることしか考えていません」



 それが答えだった。

 何の冗談でもなく、彼女は裏切りをどうでもいいと言ったのだ。

 その昔、裏切りによって人を嫌った女が、だ。

 トラウマであるはずの『裏』を切り捨てた。


 完全に予想外、という表情を浮かべる師匠。

 それに対してアレーナは笑う。

 小さく、実に楽しそうに。



 「では、私はこれで。首を洗って待っていてください。いつか必ず、貴方をはっ倒してみせます」



 そう言って、彼女は空間から出ていった。

 まだ『大賢者』は出口を作っていなかったというのに、一人で勝手に。

 少し前ならば、こんなことはできなかったろう。

 空間の狭間を見つけ出し、指をかけ、穴をあける。

 『大賢者』が創る空間はそんな隙間はほぼと言えるほどにないのだが、彼女はそれをやってみせた。


 そこにはもう誰もいない。

 生意気な弟子はもう外に出て、ここには『大賢者』が一人だけ。

 彼はその場であぐらをかき、感情を鎮めた。

 


 「千年早いわ、クソガキ()…………」



 小さな弟子へのメッセージは届かない。

 同じくらいに小さな予感と共に吐き出された言葉は、『大賢者』の中だけで完結していた。




 ※※※※※※※※※



 

 「リーフェン、カザス、メト…………」



 神殿、だろうか?


 どこともわからない、空間。

 その世界はおそろしく緻密で、繊細で、丈夫だ。

 


 「ケープベル、ガスト、ギギトリンガ…………」



 ()()が進む先が何かは、誰でも分かる。

 この神聖さと、暗さはその場所特有だ。

 空気感がどんな場所とも違う、とある場所。



 「べゾン、トール、フィリア、カール、ニーゼン、バッカニア、リヒト…………」



 とびきりの愛と共に呼ばれる名前。

 そこには多大な親愛と、悲しみに満ちた声が響く。

 石に刻まれた名前を読み上げる女の顔は伺うことができない。



 「フィリップ、()()()()()()()()…………」



 ここは、墓地だ。

 歴代の使徒、つまりは死んでしまった使徒が眠る墓。

 どんな場所よりも静かで、どんな場所よりも美しい。


 そこには二人の女が居た。

 顔を伺えない女と、紅い髪の女。

 彼女らは顔を合わせるなり、大きく溜息をついた。



 「また、死にました…………」


 「だろうな。お前の辛気臭い顔見りゃ分かるよ。顔見えねぇけど…………」



 紅い髪の女、『鍛冶神』はそう言って酒をあおる。

 ぶはあ、と息をつくと、さらに続けた。



 「やっぱり、『勇者』はとんでもねぇな。私の最高傑作が壊されるとは…………」



 完全に誰かを物扱いの発言だ。

 だが、これでも彼女は悲しんでいることを『教主』は知っている。

 誤解されやすいだけで、人並みの感情があるのだ。

 それを超える誤解されやすい要素がよく前に出るだけで、そういう感情がないわけではない。

 だから、『教主』はそれに寄り添う。

 


 「ええ、彼は硬かったですからね…………」



 これは弱音だ。

 普段なら、表には出さない弱さ。

 ここ最近になって、三人も死んだのだ。

 彼女は強さも弱さも持つ、人間であると彼女を知る者は誰もが言う。

 だから、これも仕方がない。

  


 「皆、死んでいきます。この六百年、私と戦い続けてくれたのは貴女たちだけでした」


 甘えたい。

 六百年という、気が遠くなるような時間。

 その時間を共にしたのは、使徒の中でも二人だけだ。

 天上教発足時から生き残り続け、『教主』に付いて行った二人の使徒。

 『武神』と『鍛冶神』の二人だけ。

 上司と部下ではなく、友人として甘えたい。


 

 「やめろ、バカ。私たちは私たちのやりたいようにしただけさ」


 「それでもです。貴女たちはよくやってくれましたよ。私一人では、とっくの昔に諦めていた……」



 六百年来の友人に、『鍛冶神』は呆れる。

 そんなことを望んでいるのではないのに、望まれることを望んでいるのだと、理解しているから。

 

 だがこの苦しみも、もう少し。

 『教主』を苦しめる悪夢は、もうすぐ終わる。

 


 「あと一歩だよ。あと一歩で、この物語は終わるんだ………」



 一歩前に出る。

 確かな自信とともに、必ず成し遂げるという、覚悟と共に。

 そして、その瞬間を想像して、浮かび出る愉悦と共に。



 「あと一年以内に、私は先生を超える……!」



 天上教の本拠地、『この世の何処でもない大地』での出来事である。

 


これにて三章終了です。

本当エドガーさんが強すぎてずっと困ってました。

次の幕間の展開を考えないといけないのでちょっと間隔開くかもしれません。

でも幕間でめっちゃ重要なキャラを出すから仕方ないのです。

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