汝、真理をしらん
久しぶりです!今回は二人ほど紹介をしたいと思います !
椎名宗次
身長ー183cm
体重ー76kg
年齢ー57歳
椎名良介と椎名灯の実の父親にして筋肉ダルマ。今まで行方をくらませており良介や忍田でも行方がわからなかった。かつてはゴースト部隊の隊長を務めており対術、喧嘩では誰にも負けたことがないと自負している。職業は一応電気屋ということになっているが何故か職場に出向かなくても普通に給料が入ってきてしまうためほとんど働いていない。だが家のことに関しては今までの罪滅ぼしということですべての家事をこなしている。容姿はスポーツ刈りで、目はややつり目。基本的に黒のスーツを好んで着用している。見た目はすごく若くみえるため一緒にいると年の離れたお兄さんのように見えてしまう。17の時に何らかの拍子に白石真子と出会い結婚をする。
倉見結城
身長162cm
体重ーヒミツ♪
職業ー学生
所属部活ー陸上部部長
鈴森高校の陸上部期待の新人エースとして部長に抜擢。鈴森高校一年ーA組。椎名灯の同級生にして親友。陸上ではこれまで前部長の誰にも抜けなかった記録を見事に塗り替えたことで一躍有名になるが本人はかなり嫌がっている様子。容姿は茶色がかった栗色の髪の毛をかなり短く切ったショートヘアーな所が特徴。趣味は陸上部に似合わず読書とゲームということでこの話をすると大概の人物に驚かれる。過去に良介と会っていたことがあり、その時に一目惚れしてしまう。性格はボーイッシュな見た目とは裏腹にとても優しくそして母性愛が溢れるしっかりとした女性。
家族構成は母と姉。父は五年前の襲撃で命を落とす。妹の椎名灯とは週3でマンガや新作小説を買いに行っているが最近小遣いが足りなくなってしまい度々親友である椎名灯に貸してもらうこともしばしば。この戦いが終わったら良介とともに人生を歩む事を誓う。
1週間後
俺、椎名良介と春島冬木、時坂愛梨は壁内最高司令官に呼び出されていた。学校の一番高い四階の中央にある理事長室に向かうため階段を登っている。眩しい朝の光が廊下の窓ガラスに差し込み暖かい感覚と寒い感覚とがいったり来たりしていた。現在は授業一時限目に当たり、他の生徒はそれぞれの授業を受けている時間帯だ。
「また何かの任務かなー?良介」
「わかんねえよ」
「つーかお前、灯ちゃんは休みかよ?」
「灯は呼び出されてないからこないよ」
いつもの三人が横一列に並んで歩く中なにか物足りないことに気づく。それは俺の幼なじみであり、俺の良き理解者でもある咲神だ。冬木と愛梨が笑いながら話している中、俺には咲神がいないことになにか心のどこかで寂しく思った。
理事長室に到着し見下ろすが相変わらず白くて鉄製の機械じみた扉だった。ドアノブの上には指紋認証システムのサークル状の赤い光が早々と点滅を繰り返している。ゆっくりと右手をドアに近づけノックを三回、コンコンコンと軽く叩いて忍田さんの返事を待つ。
「入ってくれ」
指示があり中に入るとやはり腕を金属製の机の上に置き口もとを隠す体勢をとっていた。この男の冷静さといいやはり尊敬する部分があるのだろう。陸海空軍の全軍の指揮をとる男はやはり伊達ではないということだ。
室内は6m四方の広い部屋で中央にそれぞれ向かい合うようにソファーが並べられ、忍田さんはその奥のほうに腰かけていた。
中に入りそれぞれのふかふかしたソファーに腰かける。体がすっぽり埋まるほどふかふかしていて居心地のいいソファーだった。ふわふわとした感触が俺を眠りへと誘ってくる。
「今回の作戦は北へ50km行った所にとある大きな洞窟に行ってもらう。」
「どういうことですか?」
もうなにが来ても驚かんばかりに全員が忍田さんの方を見ていた。静かすぎて外の生徒の会話が正確に聞こえるほどの静けさに包まれている。その時忍田さんが何か大きなポラロイド写真の様なものを懐のポケットからとりだし俺たちに見えるように向きを変える。
「良介君、君ならこの生物に遭遇したはずだ」
「・・・・こいつ!!」
そこに写っていたのはヴィレウス作戦の祭にテレビスタジオに侵入したとき30以上の感染者の体を引き裂き、潰していたあのときの黒い二足歩行の感染者?だった。
「良介?どういうことだい?」
「あたしたちにも説明しろ!」
冬木と愛梨が俺に突っかかってくる。向かい側に座ってるため愛梨のあの馬鹿力は避けることができた。納得のいかない愛梨。だがそれを見かねた忍田さんははあ、とため息をついた。
「今から説明するからよく聞きなさい」
スッと忍田さんは口許を隠すポーズをとり全員の目を一人ずつ確認するようにゆっくりと、それも優しく見た後、目を閉じてゆっくりと話はじめる。
「彼らは"メイラン"と呼ばれる。感染者の中でも唯一人類に対して言葉を投げ掛けた生物だ。そして世界が感染者で溢れる前から存在時代はあった」
「「「え!?」」」
その言葉に全員が硬直する。今まで感染者は人間に噛みつき肉を引きちぎり仲間にすることしか出来ないと思っていたためか、冬木と愛梨は思わず立ち上がり忍田さんを見下ろしていた。
「君は・・・驚かないんだね」
「なんとなくそんな感じはしてましたから」
「あと、君たちにはある科学者を連れて帰ってほしい」
「科学者?」
「そうだ。まあ、外見は白衣を来ているから目立つためすぐわかる」
「そんなもんなんですかね?」
「そんなもんだ。翌日の放課後に屋上に集合してくれ」
忍田さんはそう言うと俺だけを残すように言いそして冬木と愛梨はこの部屋を出るように言い、また口許を隠す体勢をとった。
「君はここに残ってくれ」
「はあ。いいですけど」
「君には話さなくてはならないことがある」
そう言うと忍田さんは右手をスーツの胸ポケットに伸ばし中を探る。そして取り出されたのは一枚の小さな写真だった。その写真は結構傷んでいて所々に傷がある。写っているのは二人の男性と一人の女性。女性からはとても大人びた雰囲気が漂っており和服のような着物を着ていた。女性を椅子に座らせ、二人のスーツの男性が背景を飾っていた。
「この写真に写っているのは右が君の父さん、椎名宗次さんだ。隣が私だ」
「はあ・・・・でもそれとこれとはどういう関係が?」
「彼女の名前は白石真子。君の母親だ」
「・・・・!」
忍田さんから出た言葉に俺は動揺を隠せなかった。俺の母親は死んだとしか親父に言われてなかったし、それに見たこともなかった。アルバムも、ビデオレターも家には何もなかったのだから。そしてこの白石真子という名前に俺はハッと思い出した。
「この人!!」
そう。あのとき、ヘリから落ちた俺を看病してそのうえ泊まらせてくれた人も白石真子という名前の人物だった。彼女は俺と館を脱出した後どこかへと消えてしまったが何故か行方を探そうとは思わなかった。
「やはり会っていたのか・・・あのとき消しておけば・・・」
「え?」
「いや、なんでもない」
何を言っていたのかはわからなかったが、すくなくとも俺には関係のない事だと思う。そして忍田さんはゆっくりと立ち上がり話を続ける。
「彼女、白石真子はウィルスに感染しない身体を持ち、そして同時に不思議な力も持ち合わせていた」
「え!?」
忍田さんの口からでる凄い言葉の数々。
俺は驚くこととその話を聞き続けることしかできなかった。親父は母の事をまったく話してくれなかったしそんな重要人物だとは思いもよらなかった。
「君たちが救出しようとしている科学者は恐らくこの感染者に対する抗体を作れるだろう。もし救出に応じなかったら君の親父さんの名前を出すといい」
「え、あはい」
「それに、彼らの所に行くには武装は解いて行ってもらう。警戒されてからではもう遅いからな」
「わかりました」
「下がっていいぞ」
メイラン・・・・あのとき会った黒く二足歩行の宇宙人みたいな奴が昔からこの地球に存在してたとなると薄気味悪い。だが機密性の高い情報だからその事を知る人間はほとんどいないと聞いく。知っているのは軍のお偉いさんとかしかしらないらしい。
理事長室の扉を開けて外に出る。まぶしい太陽の光がガラスを通して俺の目に入ってくる。あまりの眩しさに思わずめを右手で覆ってしまう。
俺はゆったりとした足取りで冬木と愛梨のいる保健室へと向かう。ついでに灯も誘ってやらないとな。
「さて冬木と愛梨を探しに行かないとな~」
その瞬間、誰かに首を抑えられ、仰け反る形で倒れそうになってしまう。凄い力で締め付けられているため呼吸ができなくなった。
「だーれだ!!!」
「あ、灯だろ!!」
妹の名前を呼んだとたん俺の首を締め付けていた手がぱっと離され、酸素が俺の肺に行き来するようになる。
「がはっ!」
後ろを振り向くと鈴森高校の体育着を着ていて右手で指ピースを立てている妹が立っていた。体育着は全身が青いのだが誰の案なのだろうかとてとダサい。
「どうした?灯」
「いやいや!さっきの話を全てきいてしまったニャ」
「まじか」
エヘヘと微笑む灯。さっきの話をっていったら全部か。あの機械染みているドアはほとんど見せかけみたいな感じだと受け取れる。それに母のことに関しても父に聞きたいことが山積みだしな。
「保健室にいくか。みんながまってる」
「らじゃ!」
俺たちはやや早足で冬木と愛梨たちがいる保健室へと向かった。
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