表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
30/34

第3.31章 銀と緑の楽園



~聖なる刃の待つ場所~


星渡りの小道を抜けた瞬間、四人の目の前に息を呑むような光景が広がりました。


木々は透き通るような緑の葉を茂らせ、枝には銀色に輝く蔦や可憐な花が絡み合っています。

空気は清らかで、風には琴の音のような優しい音色が混じり、遠くには水晶のような建物が木々の間に浮かんでいます。


「ここが…エルフの都「銀緑の都」…!」

リリスは感嘆に声を震わせ、瞳を輝かせます。


ルナも目を細めて頷きます。

「まさに楽園ね…自然と魔法が完全に調和した、伝説の地そのものだわ」


ミィが元気よく前を指します。

「さあ!聖域は都の中央、世界樹の根元にあります!予言の者である皆さんなら、守りも通してくれるはずです」


都の人々も、四人の気配を感じて道を開けてくれます。

特に仁とリリスを見る瞳には、不思議な畏敬と祝福の光が宿っていました。


そしてついに、世界樹と呼ばれる天を突く巨木の麓へ到着。

根元に開かれた光の扉をくぐると、そこは清らかな光に満ちた聖なる空間でした。


中央の祭壇に、静かに浮かんでいたのは――

柄に星々と葉の紋様が彫られ、刃は月の光のように澄み渡り、触れるだけで心が癒されるような不思議なオーラを放つ一本の包丁!


「これが…!伝説の神の包丁…!!」

仁は一歩踏み出し、吸い寄せられるように手を伸ばします。

触れた瞬間、体中に温かな力が駆け巡り、過ぎた旅の絆、救った人々の笑顔、未来からの約束の記憶が脳裏に鮮やかによみがえりました。


包丁が淡い虹色の光を放ち、仁の手にぴったりと馴染んで輝きを増します。

まるで「待っていました」と告げているかのようでした。


「手にしましたね…」

リリスが隣に寄り添い、柔らかく笑顔を向けます。

「これからも、この刃と共に、二人で幸せな料理と未来を作っていきましょう」


ルナとミィも笑顔で祝福し、聖域全体が喜びの光に包まれました。

長い旅の果てに、仁は真の力と共に、かけがえのない絆と未来を手に入れたのでした――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ