第3.26章 魔法の森と賑やかな旅仲間
~新たな絆と秘密のお勉強~
魔族の城で奇跡の再会と祝福を受けた後、仁たちが目指すエルフの都への道は、魔法の森へと続いていました。
木々の葉は淡い虹色に輝き、地面には光るキノコや可憐な花々が咲き乱れ、空気には甘く清らかな香りが満ちています。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような幻想的な風景です。
「わあ…なんて綺麗なの…」
リリスは目を丸くして辺りを見回し、ぽつりと感嘆の声を漏らしました。
「こんな場所…生まれて初めて見るわ…」
仁は隣で彼女の手を取り、優しく微笑みます。
「リリスさんも初めてなんですね。こんなに美しい森、僕も見たことがないです」
そして少し後ろを歩く女性に向き直りました。
「そういえばルナさんは?この森には詳しいんですか?」
ルナは胸を張って「えへんっ!」と得意げな仕草を見せましたが、すぐに肩を落として照れ笑い。
「実はね…こう見えて魔族の城では超引きこもりだったの
外の世界なんてほとんど知らないから、私もこんな森は初めてよ~!」
少し不安げに指を絡めながら、彼女は二人に尋ねます。
「ねえねえ…こんな私がついて行ったら…お二人の邪魔になっちゃわないかしら?」
仁はにっこりと明るく笑顔で即答します。
「もちろん大丈夫ですよ!旅は道連れ、世は情けって言うでしょう?
頼りになる仲間が増えて、心強い限りです!」
「仁…」
リリスは嬉しそうに彼を見上げ、次に真っ赤に顔を染めてルナに向き直ります。
「それに…私こそルナさんにいっぱい教わりたいことがあるんです!
綺麗になる秘訣はもちろん…その…あんな事やこんな事まで…色々と勉強しなきゃって思ってますから…!」
「ふふっ、任せてちょうだい!」
ルナは悪戯っぽく笑い、リリスの肩をぽんと叩きます。
「二人の愛がもっともっと甘く燃え上がるように、上級テクニックから秘め事まで、何でも伝授してあげるわよ~」
三人の笑い声が、魔法の森の木霊となって響き渡ります。
幻想的な光に包まれながら、賑やかで楽しい旅は続いていくのでした。




