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第5話:宿屋についたけど・・・これ、倉庫だよね?

今回も日常の一コマです。



御目汚しの文章ですが、最後まで読んでくれるとうれしいです。


俺の鑑定とアナの嗅覚をたよりに何とか依頼にあった分の薬草を採取し終えた俺たちはギルドに帰り依頼を完了させた。そのおかげで、【鑑定】もレベル3にあがった。



え?ミリシア?始終ダメっ娘ミリシアちゃんでした。



今回の依頼の報奨金は全額で銅貨495枚。そして、以外にもコリリアモドキ草も下級の解毒薬に煎じればなるらしく一本につき銅貨6枚で買取って貰え、36本あったので銅貨216枚。合計で、銅貨711枚になった。



そして、三人で分けるため1人頭銅貨237枚になった。



貨幣など国々で、多少違いがあるが価値はだいたい一緒で、物価などは地球と全く違うが銅貨1枚につきだいたい10円~20円くらいだと思う。




銅貨500枚で銀貨1枚


銀貨50枚で金貨1枚


金貨20枚で王金貨1枚


王金貨10枚で皇金貨1枚となり、




銅貨1枚が、20円だと仮定すると



銀貨1枚=10.000円


金貨1枚=500.000円


王金貨1枚=10.000.000円


皇金貨1枚=100.000.000円


となる。はっきり言って、王金貨や皇金貨は豪商や貴族・王族しか持っていないと思う。



ま、それは置いといて・・・





俺たち・・・というか俺は、ミリシアとアナの案内で二人の泊まっている宿屋に向かうことになった。





「ここが、私たちが泊まっている宿屋〈夕焼けの窓辺亭〉よ!」



「建物、少しぼろいですけど安くてご飯がおいしいのです!」



「へ~」




たしかに、アナが言うように外観が結構ボ・・・古かった。ふたりが、宿屋に入って行ったため俺も慌てて中に入った。





「いらっしゃい!!って、ふたりか・・・」




「リリー、ただいま!」


「リリー、ただいまなのです!」



「はい。おかえりなさい。・・・ところで、後ろの彼は?」



「ああ。彼は、リョウタって言って私たちの新しい仲間よ!」




「ミリシアが言ったけど正式にはリョウタ・テオロスて言うんだ。よろしく。・・あ、ついでに言っておくけど貴族じゃないからね。気軽にリョウタって、呼んで」




「あ、そうなんだ。了解!・・・で、ミリシア・・・・」



「ん?なに?」




「彼も、あんた達部屋でいいの?どうするの?」




「「あ・・・」」



「え?どしたの?」





「じ、じゃまた明日ね・・・」


「ま、また明日なのです~・・・」




「え?あ!ちょっと!?」




何か、ばつが悪そうな顔をした二人は、慌てて俺から顔をそらし自分の部屋へ向かった。





「まったく、なんなんだ?あ。リリーさんでしたっけ?一部屋取りたいんですけど・・・」




「あ、リリーでいいよ。ただ・・ごめんね。とりあえず今日まで満室なの・・・」




苦笑いを浮かべたリリーは、本当に申し訳なさそうに言った。


あいつらが、慌てて部屋に戻った理由はこれか・・・薄情な奴らめ・・・・






「一部屋も空いてないんですかね?」




「う、うん。ま~一部屋ならない事は無いんだけどね・・・・」





「そこで良いんで、今日泊めてもらえませんか?」





「うう~ん・・・わたしじゃ、何とも言えないからお父さんに聞いてみるけど・・・」




「ほんとうですか!?」




「ただ、了承貰えても文句は言わないでね?」




「??・・・・ええ。頼んでるのはこっちだから、泊まれればどんなところでも(・・・・・・・・)何も言わないよ」




「ならいいわ。ちょと聞いてくるからまってて!」




どこか、ホッとしたような感じになり聞きに行ってくれた。


すぐに戻って来て、大丈夫だったから付いて来て。と言われ、ついて行くと宿屋の裏に出た。



「あの~リリー?ここ外なんですけど?」



「うん。ここでいいなら使って?」




「いや。好きに使って?って、言われてもここって・・・」




案内された場所は、どう見ても物置小屋だった・・・。




「もう今日は、ここしか部屋空いて無いから・・・ごめんね?」




「え、ええ・・・どこでもいいって言ったの俺だし一日だけだからいいけど・・・」



「じゃ、銅貨120枚ね!」



え!?っと思いそっちを見るとニコニコ笑顔でリリーが、手を出していた。





ああ、お金取るのねやっぱり・・・・



きっちり120枚払った。





「まいどあり!ごはんは、店が開いてる時間ならいつでも食堂で頼めるからね」




リリーは、そう言うと仕事をしに宿の中にそそくさと戻った。




再び物置に目を向け扉を開けると、今は使っていないのであろう物がほこりか被って散乱していた。




「こりゃ、片付けが先だな・・・ハァ・・」



散乱している物を部屋の隅に整理してまとめ、壁に立てかけてあった古い箒を使いホコリやゴミを部屋の外に掃き出した。


掃除をしていると部屋の奥に古いソファー・・・いや?長椅子かな?が、あったためそれをベッド代わりににすることにした。



掃除が終わり、今まで気にしていなかったがそう言えば、三日も何も食っていなかったな~と、思い出した途端にものすごく腹が減った。



すぐに食堂に行き、野菜炒めのようなものを頼んで食べたが、うまいわうまいんだが、いかんせん日本の食事で肥えた俺の口には、少し味が薄く全体的に物足りない感じがした。




食事を終えた俺は、もちろんの様にお風呂が無かったためリリーに銅貨10枚でお湯と布をを貰い部屋に戻り体を拭いた。体を拭き終わった後、お湯の入った桶と布を返し部屋に戻り・・・・うん。することがなくなった・・・・。




どうすっかな?と、部屋を見渡すと大きめの卵の形をした石が落ちていた。



「あ。あれ(・・)の練習しようかな?」






俺が思いついたのは、卵のような形をした石を使い念動術のレベル上げだった。


早速と思い、あからさまに手の届かない所にある石に向けて手を伸ばしスキルを発動させた。




「お、おお・・・!う、浮いた!」



その光景は、夢にまで見たあの映画のようだった。


しかし、浮かそうと集中していた意識が少しでも揺らぐとその石は、バランスを崩したかのようにグラつき床に落ちた。




「あ・・・ムズいなこれ・・・」




もう一度と、スキルを発動させ浮かし、続けて俺のほうに飛んで来るように意識するとキャッチボールの様に俺の手の中に吸い込まれ、捕まえた。





「おお!これだよこれ!・・・ん?あれ!?念動術使ってないのになんで・・・??」




念動術を使って居ると体の中の何か・・魔力が減っていく感じがするのだが、なぜか、もうすでに念動術は使っていないのにもかかわらず・・・と言うより、それよりもさらに吸い取られて行く感じがする。


確認のため自身に<鑑定>をしてみると、念動術使用時は毎秒10MP消費のはずが、今は使用していないにもかかわらず15~20程度の魔力が消費して行っている。




この原因に一番関係がありそうな物と言えば、手の中にあるこの卵の形をした石しか思い当たらず鑑定してみると。






びjwj@お「の卵


鑑定不可




「これ・・・石じゃなくて、何かの卵かよ・・・・」



鑑定結果が、文字化けしていて分からず、卵と付いているため何かの卵だろうと思ったが急に意識が遠くなり、そのまま倒れてしまったのだった。






次回の投稿は、17日(水)にします。


少し空きますがすみません。

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