ハルカとふーちゃんⅡ
「くっ、そういうことか・・・。貴様っ、うちのふーちゃんに混乱魔法をかけたのね。よくもそんな卑劣な真似を・・・!!」
「混乱しているのはあなたよ、ハルカ。落ち着いて。すみません、うちの子が。しょっちゅうこんな感じでして。」
「あっ、いえいえお構いなく。」
このふーちゃんと呼ばれている霊、できる。うちのアホ共と交換したいくらいだ。
「うぐっ・・・なんでぇ・・・なんで魔法出せないのよぉー・・グスっ」
「げっ、おいおい、何泣いてるんだよ!こんな人前で!俺泣かせるようなことしてねーぞ・・・」
「すみません、うちの子が。しょっちゅう情緒不安定なんです。」
「見れば分かるわ!!」
((ざわざわ ちょっと見てあれー、なんか女の子泣いてるよー。サイテー。))
まずい。こんな人前で泣かれたら、目立つのは当たり前だ。なんか泣かしたの俺みたいな空気になってるし。
(「おい、お前らもこいつなだめるの手伝ってく・・・」)
幽霊と悪霊に助け船も求めてみるも、だめだこいつら。人だかりに紛れて他人のふりしてやがる。さっきから静かだった理由が分かった。薄情もの共め。
「わ、分かった!とりあえずここから離れよう!後で戦いでもなんでもしてやるから!」
「グスっ・・・ほんとぉ・・・?」
「ああ!だから泣くのは頼むからやめてくれ・・・」
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「わぁー!!ここが食堂ですか!?おっきいですねご主人様!!」
「あぁそうだよ、食堂だよ・・・(ゲッソリ)」
場面変わってここは大学の食堂。午後の授業はもう始まっているので、人はまばらだ。そして、テーブルには2人と3体の霊。なんだこの状況。
「さっきは取り乱してすまなかったわ。それではさっそく決闘の話しだが・・・」
「やめて、ハルカ。みっともない。」
「ふーちゃん!?私みっともないの!?だって敵なんだよこいつ!!倒さなきゃ!」
「大きな声出さないではるか。すみません、うちの子が。」
「そのやり取り毎回挟まないといけないルールでもあるのかよ・・・」
「えっとー・・・ふーちゃん?はいつからハルカさんと一緒にいるのかな?」
おっ、いいぞ幽霊。ナイスフォローだ。
「はい。私とハルカが出会ったのは・・・」
よし。このまま2人の馴れ初めを聞いて、それとなく話題を決闘から逸らしていこう。
「・・・・・話は聞かせてもらった!!!!」
「!?」
「君たち。我がサークルに入る気はないか?」
突如、俺たちの前に現れた男。もうやだこの学校。




