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転生したら普通に生きたい  作者: 猫又犬太郎
第四章 『序列』
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第三十話 『遠坂妹 後編』

 俺はあれからすぐに帰宅した。

 当然一人で。


 その後バイトに行き、特に何事もなく終わらせる。

 そしてよんちゃんを連れて帰る。


 そうしたら、家に帰ってから()とのイチャイチャタイムだ。

 きっと、宙にイチャイチャタイムなんて言ったら嫌がるんだろうな。

 しばらく話を聞いてくれなくなりそうだ。

 妹に話聞いてもらえなくなっちゃったら、お兄ちゃん泣いちゃうよ。



 とまぁ、それは昨日の話。

 いつもと変わらない放課後の生活を送った、昨日の話。


 今日も今日とて、いつもと変わらない日常。

 いつもの朝を過ごして、いつものように授業を乗り越える。

 授業中についてなど、話すことなんてあるはずもない。


 今日の学校生活一日をまとめると、いつもと変わらない。

 その一言だ。

 最近の学校生活は、ある程度固定されてきた。


 哉と牧田、時々遠坂姉。

 休み時間に、その辺と会話して終わり。


 当然のことだが、会話内容や授業内容は異なる。

 とは言っても、一日の流れはいつもと一緒。

 最近で、少し変わった流れだったのは昨日くらいだ。


 そして今は放課後。

 今日も昨日と同様、いつもの流れを変えられそうになっている。

 誰によって、か?

 昨日と同じだよ。

 遠坂姉こと、遠坂小夏だ。


「ねぇ......」


 もう数人しか残っていない教室で、遠坂姉は俺に話しかけてきた。

 今日もまた、面倒な奴に話しかけられてしまった。


 一瞬、無視しようとも思ったが、昨日のこともある。

 おそらく今日は本気で怒られる。

 軽蔑の眼差しで見られることだろう。


「......なんだ?」


 俺はそうやって返したが、まったくもってノリ気じゃない。

 できる事なら、このまま走って帰りたい。


「あなた、なんで昨日来なかったの?」

「......?」


 どういうことだ。

 昨日と言っても、昨日は24時間ある。

 昨日のいつ、俺が行かなかったのか分からない。

 いつのことなんだ?

 休み時間なのか、昼休みなのか、はたまた放課後なのか。

 いつもこいつは言葉足らずだ。

 意をくみ取るのが難しい。


「......何のことだ?」

「昨日の放課後

 ユキを呼んだ後のことよ」


 ユキ。

 それは彼女の妹、遠坂雪音のことだろう。


 俺の質問に、遠坂姉は不機嫌そうに答えた。

 まるで、「なんでこんなことも分からないのよ」とでも言うように。

 いやいや、普通は分からないだろ。

 お前の言葉が足りないのがいけないんだよ。


 そもそも昨日、俺は「遠坂雪音を呼んで来い」と言われた。

 呼んでから戻って来いとは言われてない。

 だから俺はそのまま帰ったのだ。

 俺にも来てほしかったのなら、しっかりと言うべき。

 もう、その時点で遠坂姉の言葉不足。

 俺は悪くないはずだ。

 俺は無罪だ。

 怒られる筋合いなんてない。


「......」


 いつのことかわかったところで、なんて言ったらいいのかは分からない。

 彼女は俺に、なんて言ってほしいのだろうか。

 俺が昨日、行かなかった理由を言った方がいいのだろうか。

 それについては、俺がさっき思っていた通りだ。

 お前の言葉が足りないのがいけない。俺は悪くないぞ。


 しかし、今のご機嫌斜め遠坂姉にそんなこと言ったら、確実にキレられるだろう。

 少し柔らかい言い方に直して言ってみるか。


「お前の言葉が足りなさすぎるんだ

 あんなのじゃ分かるわけないだろ」


 あっ、つい思っていたことをそっくりそのまま言ってしまった。

 これはまずい。

 あの物凄い殺気の、身の毛もよだつ視線を向けられる。

 そう思った俺は、思わず遠坂姉から目を逸らしてしまった。


「そう......

 それは私が悪かったわね」


 あれ?

 結構素直だぞ?

 想像と違う。

 俺の想像だと、こうドカーンと怒られる、もしくは目線で殺されるものかと......


「お、おう」


 彼女の予想外すぎる言葉にちゃんとした返答ができなかった。

 思わず開いてしまった口から出た音が、何とか相槌になった感じだ。

 遠坂姉は、こんなやつだっただろうか。


 いや、よくよく考えれば彼女は悪い奴じゃない。

 俺が勝手に恐れていただけで、遠坂姉はちょっと口の悪い普通の女の子なのかもしれない。

 むしろ良い奴の可能性もある。

 今後は、もう少し落ち着いて彼女という人間を判断していくとしよう。

 そこそこの時間を掛けて。

 人間の本質は、ちょっとやそっと話したくらいじゃ分からない。


「じゃぁ、今日もユキを呼んできてちょうだい

 今度はあなたも戻ってきなさいよ」


 「じゃぁ」ってなんだ「じゃぁ」って。

 まぁいいか。

 言葉は足りている。

 遠坂姉、一歩前進。

 遠坂姉の言葉が、十分足りていると言えるようになるまでは、俺も理解できるように頑張るとしよう。


 俺はそう、何となく心に決め、荷物を残したまま教室を出る。

 廊下を歩き、階段を下りて二階に向かう。

 二階にはまだ、残っている生徒がちらほらと見える。

 遠坂妹がいる1年1組にも、何人か残っている。


 この教室には9名ほどの女生徒がいる。

 男子も含めれば15人ほどいる。


 昨日来た時には、遠坂妹を探すのに集中してあまり見ていなかったが、机の数を見るところ、このクラスは30人くらいの教室だ。

 そのうちの15人。

 俺のクラス、2-4よりは人が残ってはいるが、半分は帰ってしまっている。

 どのクラスにも、授業が終わった直後、転がるように帰る奴はいるのだろう。

 そういう奴は大抵、部活に行っているんだろう。


 部活......?

 そういうことか。

 学校生活を始めて、数日は経ったが部活を決めていない一年生も少なくないのだろう。

 逆に、二年生は部活をしている奴が多く、必然的に早く帰るようになる奴も多いのだ。


 この学校は中高一貫だが、6年間同じ部活をしなければいけない訳ではない。

 高校に上がる時、部活を変える奴も多いらしい。


 要するに、ここにいるのは部活を変える、もしくは辞める奴が多いのだろう。


 まぁ、今はそんなことどうだっていい。

 俺も目的は遠坂妹だ。

 目的というと、俺が遠坂妹を狙っているみたいだな。

 姉に怒られそうだ。

 じゃぁ、標的と言おう。


 俺の標的は遠坂妹だ。

 俺は教室を見まわし、標的を捕捉する。

 遠坂妹は、昨日と同じ後ろ入口最寄りの席に、一人でボソッと座っている。

 まるで、頑張って存在感を消そうとするように。

 まるで、意図的にみんなから消えようとするように。

 コソコソと小さく座っている。


 あまり、近づいてほしそうにない遠坂妹だが、俺は近づかなければならない。

 彼女には申し訳ないが近づかせてもらおう。


 昨日の清楚系の彼女と目が合った。

 彼女は俺に向かって会釈をしてくる。

 俺もそれに、首だけでコクっと会釈する。


 俺とこの子のコミュニケーションはそれだけだ。

 俺は、もう一度遠坂妹を見る。

 彼女は今日も、俺を見ないようにしている。

 きっと、気付いてはいそうだ。


 近づいてほしくなさそうな彼女に、俺は無遠慮に近づく。


「お姉ちゃんが呼んでたぞ」

「あ、ありがとうございます」


 昨日とほぼ同じ会話をする。

 遠坂妹は例にならって、目にも止まらぬ早業で片付けを済ませる。

 その後、逃げるように教室を出ていく。

 否、出て行こうとする。


 彼女は出ていけなかったのだ。

 なぜか?

 俺が遠坂妹の腕をつかんだからだ。


 彼女を恐れている者からすれば、恐ろしき所業。

 教室の雰囲気が変わった気がした。

 ここにいる全員の、身の毛がよだったような。

 そんな雰囲気に。


 しかし当然、遠坂妹は何もしない。

 それを見た彼女のクラスメイトは、ほっとしたような顔をする。

 中には言葉通り胸を撫で下ろす者もいた。


 しかし俺はそんなこと気にしない。

 むしろこれはチャンスだ。

 遠坂妹が人を殺すような奴ではないと証明するチャンス。


 俺はなぜ、知り合っていないと言っても過言ではないほどの仲である遠坂妹を助けようとしているんだろう。

 俺は、知りもしない人を助けようとするような奴だっただろうか。

 どうやら俺は、この世界に来てから変わってしまったようだ。

 しかし悪い変化ではない。

 人間としては、むしろいい変化だと思う。


「君、なんでそんなに逃げるんだよ」

「わ、私と一緒にいると、迷惑が掛かるので......」


 俺が逃げる理由を問うと、遠坂妹はそう言った。

 怯えたような表情。

 どこか寂しげな表情。

 何も悪くないのに、申し訳なさそうにする彼女。


 彼女がこんな風になってしまったのは、やはり噂のせいなのだろうか。

 そう思うと、言いようのない気持ちになる。

 自分と重ね合わせてしまうのだろうか......


 そうか。

 きっと俺が遠坂妹を助けようとするのは、過去の自分と同じような境遇に置かれているからなのだろう。

 この世界に来てから変わったのではないのかもしれない。

 となると俺は、人間としての成長が見られないのだが。

 まぁいいか。


 俺は、彼女を掴んでいた手を放す。


「君がどう思っているかは知らないが、迷惑なんて掛からない

 逃げる必要なんてないよ」


 俺はそう言う。

 遠坂妹に言い聞かせるように、それを口にした。

 逃げる必要なんてない。


「少なくとも俺や君のお姉ちゃんは、迷惑なんて思っていないよ

 ......行くぞ」


 俺はそう言って、遠坂姉の待っている教室へと歩き出す。

 遠坂妹は、俺の背中に隠れるようについてきた。


 どうやら、ほんの少しだけ俺を信用してくれたみたいだ。

 だがしかし、今だ彼女の表情は晴れない。

 依然として不安そうなままだ。


 今はまだ、ほんの少しだけでもいい。

 ゆっくりと。

 ゆっくり、彼女の信用できる人を増やしていければいい。


 俺はそう考えながら歩いた。


 歩いている間、すれ違う人に何度も信じられないものを見るような視線を向けられた。

 謎が多い方の転入生と『サリエル』が一緒に歩いている、というのが異様な光景に映ったのだろう。


 しかし、そんな視線も三階へ来れば減る。

 そもそも視線を飛ばす『人』がいないからだ。


 ここまで来れば、周りの視線を気にするように背中を丸めて歩いていた遠坂妹も、少しだが歩きやすくなっただろう。

 今だ背中は丸まっているが、さっきほどではない。

 やっぱり、人の視線は怖いよな。

 わかる、わかるぞその気持ち。


 俺はコクコクと、心の中で何度も頷く。


 と、そんなことを考えていると、あっという間に到着だ。

 階段までそう遠くない教室から、階段を上ってそう遠くない教室までの道のりだ。

 当然だろう。


「遅かったわね」


 2-4に着き、一番初めに口を開いたのは姉の方だった。

 自分から呼んで来いと頼んだのに、随分と傲慢なことだ。

 どうしてそうふんぞり返っていられるのか。

 不思議でならない。


「連れてきたぞ」

「見たらわかるわよ」


 なんて物言いだ。

 俺の頑張りは無視ですか。

 そうですか。


 でもまぁいいや。

 そんなに頑張った訳ではないし。


「お姉ちゃん」


 妹はそう言って、姉の方へと駆け寄る。

 これが姉妹愛というものなのだろうか。

 いいものだな。

 なんともかわいい。

 俺ら兄妹の愛には遠く及ばないがな。


「帰ってもいいか」


 俺はそう問いかける。

 俺はもう送り届けたし、この教室まで戻っても来た。

 ミッションは申し分なくクリアした。

 もう帰ってしまっても問題ないはずだ。


「何言ってるの?

 一緒に帰るのよ」


 遠坂姉は言う。

 しかし、なぜだろう。

 どこか鎌をかけているような、そんな風に思える。

 遠坂姉の「当然、一緒に帰るでしょ?」という顔は、作り物のように見えて仕方ない。


 一緒に帰るべきか否か。

 こいつらと一緒に帰ることで、俺にどんなデメリットがあるのだろうか。

 ......分からないな。

 俺は遠坂家がどこにあるのか知らないのだ。

 想像なんてできたもんじゃない。


 もういいや。

 一緒に帰ろう。

 別に俺は、遠坂姉妹を警戒している訳ではないしな。

 何かあれば、その時対処すればいい。


 俺はそう思い、こいつらと一緒に帰ることを決めた。

 どうせ帰ると言っても途中までだろうしな。


「分かったよ

 じゃぁ、帰ろう」


 俺はそう言って、自分の荷物を取りに行く。

 そこに遠坂姉が、問いかけてきた。


「あなた、ユキの噂を知らないの?」


 遠坂姉は、驚いたような不思議に思ったような、そんな顔をしている。


「この学校で、ユキの噂は聞かない方が難しいと思うんだけど......」


 そう付け足した姉は、驚きというより、むしろ不安そうな顔だ。


「いや、知ってるけど......」


 俺は、正直に答える。

 遠坂妹のことは、彼女のクラスメイトから聞いた。

 あの、清楚系女の子から。


 すべてを知っている訳ではないが、噂くらいは知っているのだ。

 噂と言っても、悪い噂だが......


「じゃぁ、なんで一緒に帰るの?」


 遠坂姉はそう言った。


 いやいや、帰ろうって言ったのお前じゃんか。

 俺はそれに同意しただけなんだけど。


 遠坂姉は、本気で不思議そうな顔をしている。

 妹の方もだ。

 どうやら、俺が噂を知っていることを、妹も知らなかったようだ。


「お前が一緒に帰ろうって言ったからだろ?」


 俺は姉に向かってそう言う。

 当然の理由だ。


「いや、そうじゃなくて......」


 だが、彼女は違うと言った。


 あー

 そういうことか。

 どうして()()噂を知っているのに妹に近づくのか、ということだろう。


「能力の危険度っていうのは、『何』を持っているのではなくて『誰』が持っているかだろ?

 お前の妹は、危険な奴ではないんだろ?」


 俺は、主に姉に向かって自分の考えを述べる。

 「この世界に来て数日の新人がなにを偉そうに」とは思うが、これが俺の考えだ。


 自分で言うのもなんだが、このほぼ能力至上主義の世界ではこういった考え方は珍しい。

 ほとんどの人が、能力を主とした考えをしている。

 最強にしたってこの世界の仕事にしたって、その考えの典型と言えるだろう。


 そんな当たり前を、否定するような俺の言葉。

 それを聞いて、遠坂姉妹は目を丸くしていた。


 もしかすると、この姉妹も俺と同じ考えなのかもしれない。

 自分達と同じ考えを持つ人が現れたことに、驚いているのかもしれない。

 なんせ、少数派の意見だからな。


「あなた、面白いわね」

「普通だろ」


 俺と姉は、小さな会話をする。


「私は遠坂小夏

 『発光』光を操作する能力よ」

「わ、私は遠坂雪音です

 『終末』すべてを終わらせる能力です」


 二人は自己紹介をする。

 姉は、妹に自己紹介を促すように。

 妹は、姉に続くように。


「俺のことは、知ってるだろ?」


 俺がそう言うと、二人の姉妹は頷いた。

 姉は一回。

 妹はコクコクと二回。


 俺は学校新聞にも載っているし、噂の転入生らしいから知っているだろうと思った。

 だから、自己紹介はしない。


 それにしても。

 こうして二人並べば、何となくこいつらは姉妹なんだな、と思う。

 赤目と黒目の姉妹。

 短めの髪の妹に対し、長い髪を束ねず自由にさせている姉。

 似ているところこそ少ないが、なぜか姉妹のように感じる。

 特に体が小さいところとか。


 こんなこと口にしたら、一瞬で刺殺されそうだな。遠坂姉に。


「それじゃぁ、帰るか

 ユキちゃんも一緒に帰ろう」


 俺はそう遠坂妹に言った。

 俺が彼女に認められているかの確認。


 その言葉を聞いて、少し不機嫌そうな顔をしたのは姉の方。


「あだ名なんて生意気」


 姉はそう言った。

 どうやら、俺が妹のことをあだ名で呼んだのが気に食わなかったらしい。


「じゃぁなんて呼べばいいんだよ」

「雪音と呼びなさい」


 俺の質問に即答した姉だったが、すぐに「いや......」と、渋い顔をした。


「でも、それはそれで彼氏ヅラされてるみたいで腹が立つわね

 そもそも、あなたがユキを名前で呼ぶのが生意気よ

 ご主人様と呼びなさい」

「なんでだよ......」


 どうしてだ。

 どうして俺は、遠坂妹とご主人様ごっこをしなければならないんだ。


 かわいい主人に「ご主人様~」と言って近づき、よしよしをしてもらう。

 「今日もお疲れさまでした」と言って、甘やかしてもらうのだ。

 意外と悪くないかもしれない。

 ぐへへ。


「ご、ご主人様~」


 俺は試しにそう言ってみる。

 遠坂妹は、「えっ、えっ」と言って、あたふたしている。

 かわいいな。


「......まさか、本当に言うとは思わなかったわ」


 遠坂姉は、そう言いながら若干引いている。

 呆れたような顔をしている。

 お前が言えって言ったんだろ?

 そんな顔するなよ......


「ユキはこいつに、なんて呼ばれたい?」


 姉は妹に問う。


「にユキちゃん......がいい」


 遠坂妹は、どこか恥ずかしそうに、そう答えた。

 『でいい』じゃなく『がいい』、か......

 そうかそうか。

 ユキちゃんがいいか。


 あだ名で呼ぶことを許してくれたということは、俺に心を開いてくれたということか。


「わ、私も

 先輩って呼んでもいいですか」


 それは好きに呼べばいいんじゃないか?

 『先輩』はあだ名でも何でもないし。


「いいぞ。」


 俺のその言葉を聞いた彼女は、嬉しそうな顔をした。

 こんな顔もできるんだな。

 俺が彼女を見た二日間、暗い顔しかしていなかった遠坂妹がこうして笑顔になっているのは、俺にとっても嬉しいことだ。


 そして、さて帰ろうという時、遠坂妹が俺に笑顔で言った。


「先輩!」


 と。

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