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選択肢があったらどうしますか?  作者: 綾木 悠真
能力開眼?!僕の未来は?!
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1章 11転入生

 今日はもう学校行きたくない。だってもう僕の平穏が崩れる未来を、朝イチから視てきたんだよ?もういやだ、、、と心の中で愚痴っています、通学路です。こういう時こそ、音楽聞いて気分を上げないとね。僕の学校は一応、スマホとかミュージックプレイヤーとか大丈夫な学校だ。田舎では珍しい。都会がどうか知らないけど。僕は主にボカロを聴く。僕はお気に入りのトラックをまわしながら学校へと続く道を進んだ。

 学校に着くが、まださすがに張り出されていないようだ。僕が未来で視れるのは一場面ずつだけだ。疲れるので、半日に一回が限界みたい。初めて使ったときは、まあ調子が良かったんだろう。そういうわけで、いつ張り出されるかまでは朝のうちに確認できなかった。悲しい未来が待ってるまでとしかわからない。そうこう考えてると、先生が教室に入って来た。

「みんな、おはよう。ふぁ~。」

 いつもに増して眠そうですね。

「昨日のテストの順位と上位の点数は廊下に貼ってあるから休み時間にでも見ておけ。それと今日、新しい生 徒がこのクラスの仲間に加わることになった。もう一学期が終わるころだが、仲良くしてやってくれ。入っ ていいぞ。」

 もういやだ。って、転校生か。どんな奴だろう。先生のセリフがガイドブック読んるみたいだな。

「しつれいしまーす♪ふぁ~~。」

 先生以上に眠そうだな。って小っさ?!150あるか?ないかもな。ってかわいいな。小動物かよ!なんでこんな春の終わりにマフラー付けてるの?服の袖も余ってるし。ツッコミどころ満載だな。クラスざわつき始めてるし。

「ふぁ~。きょうから、このくらすにはいります。神田 小鳥れす。よろしくおねがいします。ふぁ~~」

 あくびに始まってあくびに終わる、か。ってそうじゃなくて。めちゃ眠そうじゃねえか。今にも寝そうだよ。目擦ってるし。

「じゃあ、お前の席は、窓側の一番後ろの席だ。結城、隣だからいろいろと教えてやれ。」

「え、あ、はい。」

 疲れそう。このクラスは29人だから、ちょうどこれで席のかたちがぴったりだ。神田はこっちに来ると席に着いた。

「よし、じゃあ一時間目も準備をしておけ。」

 そういうと先生は教室を出ていった。

「よろしくね~。ふぁ~」

「うん、よ、よろしく。」

 声裏返っちゃったよ。みんな点数見に行って教室にはほとんどいない。僕は見に行かなくていい。

「な、なんかちっさくてかわいいね。」

「ん~?かわいいのはうれしいけど、ふぁ~、ぼく、おとこだよ~」

「え?」

 そうなの?まあよく見るとズボンはいてるし、それにしてもマフラーデカいな。それと話すのゆっくりだなぁ。関係なかった。

「あ~。それと、ふぁ~。よろしくね~ぶちょう~」

「え」

 さらに驚いた。それを知ってるのは、先生と僕だけのはず、、、、

「ど、どうしてそれを?!」

「ふぁ~。ここにきたりゆうは~、ふぁ~、このぶにはらないかって~あのせんせいにさそわれたからなんだ ~。隠しながら生きるのおは何かと大変だからね~。ふぁ~」

「どんな、能力持ってるの?」

「ときがきたらはなすよ~。ふぁ~」

 そういうと、寝てしまった。ふう。疲れそうだな。まさか男だったとは。気づかなかった。今も何人かの男子が「あの子、可愛くね?」とか話している。まあ、この寝顔は、反則だな。

「ちょっと、悠希どういう事?!」

 真理が猛ダッシュでやって来た。痛い!痛い!襟引っ張るな!伸びるだろ!

「あんた、なんで、、、なんで、、、、、五教科の点数が500点なの!おかしいでしょ!なんでそんな頭い いの?!」

 転校生の件で、すっかり忘れてた。もうぐっすりのご様子。じゃなくて、なんか言い訳しないと。

「こ、今回は、簡単だったからだよ。」

「それ、嘘でしょ。」

 なんでこの子は頭悪いのにこういう観察眼だけ、無駄に育ってしまったんだろう。

「本当は?」

 すごい眼力。え、笑顔が怖いです。ホント、人間以上に怖いものなんていないよね。ここは、観念するしかないのか。未来を視てみよう。えっと、言わなかった場合は、、、技を決められる、、、(呼吸困難)。言った場合は、首を絞められる(呼吸なんとか可)。・・・うん、言おう。イノチ、ダイジ。

「・・・実は、今までのテスト、ずっとオール満点です、、、はい。」

「・・・」

「・・・」

 いつの間にか、守と冷子も来ていた。そして、即★絶★句。気まずい。

「はぁ?!あんた、おかしいでしょ!!バカなんじゃないの!!」

 いや、バカはお前だろうが。真理は、そう大声で喚きながら僕の首元をつかんで、揺らした。あー。これで、首絞まるのね。納得。じゃなくて、、、

「し、死にそう助けて。」

 予想より、全然呼吸できないんですけど。ギブギブ。

「その辺にしときな、真理。」

 冷子、ナイス!

「え、あ、ごめん、、、」

 やっと解放された。僕はその場に崩れ落ちた。死ぬかと思った、、、。

 冷子がいないと、この日が僕の命日になってたかもしれない。








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