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通常運転ですがなにか?  作者: 名城ゆうき
第一章:今日から同居します(一日目)
18/30

⑩糧は神よりの授かりもの


「なぁ、飲み物もらいにいかん?」

「私も喉渇いた。……とりあえず台所いこか」


コンコンッ


「はい?」


「…お邪魔します(修が怖ず怖ずと頭を下げる)」


「あ、どうも」

「こんにちはー」

「あの、何時間も篭ってるから…よかったら、と思って(テーブルにトレーを置く)」


「「…え!?」」


「ちょっとした、食べ物と飲み物。お腹空いたかなって…」


ぐぎぃるるるるぅ


「は、はわぁじゅり(垂れた涎を拭う)」

「す、すっげぇうまそう!」

「…ちょうどよかったようだね(少し笑む)」

「頂きます!」

「あ、俺も!頂きます!」

「っび!ぶはぁあ!んじゃこりゃ!飲み物みずみずしくて生き返る!聖水か!?どこの天国の飲料?!」

「姉ちゃんちょっと…ってうっまぁあ!マジだコレ食べてみて!」

「うん!……!!」

「な!」

「………………………………………………………………………………………………………………………………………………っっ!」

「姉さん、急に黙ってもくもくと食べないで」

「てんごくがみえた」

「理由はわかるけどあえて突っ込む。なんで片言?」

「げんごきのうがすぱーくした」

「それにしても…これどうやって作るんだろ」

「お前神の料理に挑戦しようとはおこがましい」

「…作れるとは思ってないけど知りたいじゃん。プロの人の秘伝レシピとか」

「…あの」

「はい?」

「あ…(完全に修兄を忘れてた)」

「ありがとう、ね。そんな喜ばれると、思わなくって…」


「え?」

「え?」

「へ?」

「え?」

「え?」

「…あの」


「まさかの神がいる!?」

「まさかのプロの人!?」


「!?」



「御供物之神がいらっしゃる!?」

「そんな神おるんや!? すげぇ!?」

「いねぇよ馬鹿! 今作ったんよ!!」

「なら『料理の申し子』プロでええやん!」

「そんなんどうでもええわ!!」

「なんで!?」



「…………」


― 僕はこの姉弟のなんの琴線に触れてしまったんだろう…… ―


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