第6話 夢。
「・・・・こっちに来て!一緒に座りましょ?」
「うん。」
きゃっきゃ言いながら、大きなもみの木の下で、マリーとプレゼントの包みを開ける。マリーは縦ロールのキラキラ金髪。私は、くすんだ茶色みたいな髪色。いいなあ、っていつも思っていた。そのうち、あなたも素敵な金髪になるわよ?って、お母様が言うから、、、楽しみにしていよう。
二人で色違いのドレス。
マリーははっきりとしたブルー。私はほんわりとした黄色っぽいオレンジ。
包みから出てきたのは、お揃いのクマちゃん。リボンは今着ているドレスと同じ色。
「かわいい!!」
「かわいいねえ!!!」
外は雪なのに、お部屋は暖かい。
私たちのお母様たちが二人でお茶を飲みながら、笑って眺めている、、、、、
随分と小さい頃の夢を見た。
ああ、、、、あのクマちゃん、どうしたかなあ、、、、大事にしていたんだけどなあ、、、、
*****
「両手を広げて出しなさい。」
「・・・・・」
ああ、、、、また、、、、あの夢か、、、、
「・・・家の跡取りが、そんなことも出来なくてどうしますか?」
「・・・・・」
手のひらに、鞭が振り下ろされる。何度も、、、、皮が裂けて、血がにじむ。
「食事は抜きです。部屋に戻りなさい。」
部屋には、、、窓さえない。
「・・・・・」
泣くと、ますますひどくなる。
枕に顔を埋めて耐える、、、、、、、
ふと、、、、あの花が香る。小さな、、、黄色に近いオレンジ色の、、お星さまのような花、、、、、
「大丈夫よ、ルー!!」
赤毛の女の子が抱きしめてくれる。
「大丈夫よ!私が守ってあげるからね?」
ほんわりと、、、胸が暖かくなる。




