話し合い・拠点に誰か来たようです
人間の姿のマリーと遅めの朝ご飯を食べながら、話し合いをした。
マリーがここに来たのは婚約者のオークキングの次男に嫌気が差したからだそうだ。他の女性ともいたしたいらしいな。気持ちはわかるぞ、キング次男。
俺の方もちゃんと話たんだ。マリーの他にも初めてをもらった人がいる事。初めての花をもらってくださいって言ってくれてる人がいる事。
マリーは今度女性三人で話したいと言っていた。怖くないですかソレ。
「それまでに一番になればいいのよ」「ソラ様をメロメロにしてみせますわ。」ブツブツ言っているの聞こえてるよ。
「っていうかそういう男が嫌で里を出てきたんじゃないのか?嫌じゃないの?」
「少しは嫌ですけど、ソラ様だとなぜか許せるのですわ。愛の力かしらね。」
そう恥ずかしくなるような事を言って、腕を絡ませてくっついてくるんだ。柔らかいの当たってる。
こういうのでメロメロにしようとしてるのかな?
悪くないな。
じゃないだろ、俺こんなキャラだったか?これじゃプレイボーイかハーレム野郎じゃないか!
待てよ、すれ違いがあったにせよニーヤちゃんとユキちゃん、それにマリーにもプロポーズしていただなんてハーレム野郎だな俺。
誰が好きなのか考えないとな。
マリーはやっぱりおっぱいだよな。ニーヤちゃんはお尻か。ユキちゃんは成長に期待かな?
はっ、身体の事ばかりじゃないか。性格はどうだ?
マリーはまだわからない。ニーヤちゃんは困った時に助けてくれる。ユキちゃんもいい子なんだよな。
みんなカワイイし、決められない。
「ちょっと、ソラ様、ソラ様。」
ん?集中していて呼ばれたの気付かなかった。
「ん?どうしたの?」
「拠点に誰か来たみたいですわ。かすかに匂いがしますわよ。」
「本当に?冒険者かな?お客さんだったりして。」
あっ!木彫りの女神像にお供えしてないや。すっかり忘れてたよ。
「ええ~!この匂いってまさか!なんで?」
「どうしたのマリー?落ち着いて。」
「オークキングの次男が来ましたわ!」
「ええ~!」
おいおいコレって修羅場なんじゃないか!?




