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シスターのマッサージ


 ソラさんを見送り孤児院に帰ってきました。ユキです。


「うわぁ、お、お帰りなさいユキ。」


 シスターが出迎えてくれました。なんだか慌てて後ろに何か隠した様に見えました。


「あのシスター?口に何か付いてますよ。」


 何だろう黄色いベチャっとしたのが口の横に付いています。


「えっ、まずいわ。」


 ゴシゴシと口元を擦るシスター、何か食べてたみたいですね。


「何か食べてたんですか?」


「そ、そんな事ないわよ。ソラさんからもらったプリンなんて食べてないんだから!」


 犯人はよく語りますね。


「………」


 私は犯人ではないので無言でにらみます。私だってソラさんのプリン食べたいです。


「き、聞いて、これには理由があってね。一つ目を食べたら身体に違和感があったのよ。それで教会に戻ってステータス鑑定したら『成長促進』の効果が付いてたのよ。」


「………」


「ちょっとそんな目で見ないでよ。それで他の食材や料理も調べてみたら、凄い事になってたの。ほとんどの料理に効果が付いてたのよ。『体力回復』『魔力回復』なんてのもあったわ。彼凄い人かもよ。」


「ちょっとソレ二つ目なんですか!シスターずるいですよ!私も食べたいのに!」


「突っ込む所そこじゃないでしょ。成長促進よ、あなた大きくなれるかもしれないのよ。」


 えっ、大きくなれるの?コレ大きくなる?


「なんで自分の胸を揉んでるのよ。」


 揉んでません。確かめてるだけです。


「シスター!大きくなりますか?私の大きくなりますか?」


「ちょっとユキ、近い近い。どうしたの?小さくてもユキは可愛いわよ。」


「それじゃダメなんです。大きくなってソラさんを惚れさせなくてはいけないんです。私の初めてをもらうの楽しみにしてくれてるんです。それにライバルもいるので負けたくないんです。」


「ユ、ユキは本気なのね。なら任せてちょうだい。今日から私が夜のマッサージをしてあげるわ。貴族のデブオヤジからもらったオイルで磨きあげてあげる。三ヶ月しかないからビシビシいくわよ。」


 マッサージすると大きくなるっていいますよね。オイルマッサージか、効きそうです。


「はい!お願いします。」


「私のユキの初めてをもらうのは許せないけど、ユキには幸せになってもらいたいもの。ウデの見せ所ね。そのまま頂いちゃってもいいかしら?」


 なんだか私のとか、頂くとか聞こえた気がする。気にしちゃダメなやつですよね。


「じゃあ今夜私の部屋に来てね。まってるわよ❤」




◇◇◇◇◇◇


 夜になりシスターの部屋のベッドに横になっています。


 なぜか全裸です。どうしてでしょうか?


「シスター?裸になる必要あるのでしょうか?」


「もちろんよ。胸だけじゃなく全身をマッサージしないとダメなのよ。(しかも合意の上でユキの大事な所までマッサージ出来るなんて……もう、たまらないわ)」


「シスター鼻血出てますよ。調子悪いなら明日にしましょうか?」


「いや、大丈夫よ。むしろ絶好調よ。マッサージしていくわよ。」


「なんか怖いんですけど。」


「大丈夫、大丈夫。痛くしないから。本当、先っちょだけだから。私にまかせてちょうだい。」


 シスターが変態オヤジに見えるのですが…。


 私どうなるのですか?大丈夫なのでしょうか私。





 こんなのが三ヶ月間毎晩続きました。

 

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