「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
「ちょっと聞きたいんだけど」
「なに」
「SFって好き?」
「読むのはたまに」
「じゃあクイズ」
「どうぞ」
「未来の話」
「うん」
「アンドロイドが出てくる」
「それだけだと多い」
「じゃあもう一個」
「うん」
「人間かどうか」
「うん」
「見分けるテストがある」
「……」
「分かった?」
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
「正解」
「タイトル長いよね」
「ちょっと覚えにくい」
「映画にもなってる」
「そうそう」
「ねえ」
「なに」
「もしさ」
「うん」
「目の前の人」
「うん」
「アンドロイドだったら」
「うん」
「分かると思う?」
「難しい」
「なんで?」
「見た目」
「うん」
「同じなら」
「うん」
「多分分からない」
「なるほど」
「でも」
「うん」
「違いある」
「どこ?」
「心」
「心?」
「うん」
「感じ方」
「なるほど」
「そっちは?」
「私は」
「うん」
「少し分かる気がする」
「ほんと?」
「うん」
「なんで?」
「話」
「話?」
「うん」
「会話してたら」
「うん」
「なんとなく」
「……」
「それ」
「うん」
「怖い」
「なんで」
「今」
「うん」
「観察されてる感じ」
「そんなことない」
「じゃあ」
「うん」
「私」
「うん」
「人間?」
「簡単」
「またそれ?」
「うん」
「たぶん」
「たぶん?」
「うん」
「結構」
「……」
「それ」
「うん」
「ひどい」




