エピローグ.足跡
西暦2XXX年、太平洋連合インドネシア西カリマンタン
そのある片田舎の浜辺に子供がいた、その子供から離れた所に赤とピンクの中間色な髪色の人形が居た。
二人の後ろには天まで届く塔が聳え立っている。しかし、それは今では当たり前の建造物だ。
人形を見つけた子供は走りより、そのシリコンで覆われた人形の手を繋いだ。
そして、子供は「ママ大好き」と言った。そして、二人は笑顔で街へと向かった。
砂浜にはさざなみの音と足跡だけが残った。
子供の頃からAIの反乱や第三次世界大戦の映画やゲームは大好きですが「ありえねー」と思っていました。
筆者が冷戦の終わった頃に生まれた世代だからだと思います。そんな幼少期と多用な本に触れる機会を経てグレッグイーガン大先生の「ディアスポラ」を読みました。おもしろいかおもしろくないかで言うとアマゾン的に星4つですが、その世界観と価値観に強く心を惹かれ信者になりました、難しいSFなので布教が難しいです。
現在の2017年では異世界転生ファンタジーブームの変化球時代となっております。筆者は前々から考えていました。「VRとネットゲー発展すりゃーニッチ設定なファンタジーも余裕なんですけどお!」と、それならいっそ電脳化もやっちゃってさ、大戦が起こらない世界や政治設定も考えてさ、そうなると人物も必要になるしサイドストーリーも広がる。「あれ、主人公は何処へいった?」と言われると筆者は迷わず「時代が主人公だよ」と答える。
本作品を執筆中の頃は、筆者は厳しいサラリマン生活の末に体を壊し傷病手当で生活している頃です。恐らく本作品が完成し、次回作を書いている頃には筆者はまたマケグミサラリマンに戻るかもしれません。別に本書いて食っていくのが夢な訳ではありません。ただ、伊勢回転性ファンタジーで現実逃避する若者の知力が未来を動かす原動力になって欲しく、そのサンプルとして本作品を書いていきたいと思います。
この作品を書くに当たっては「なんで真面目に近未来考えないんだよ!頑張ろうぜ!」という使命感100%で書き上げました。
若者よ! 50年以内に電脳化とボケ防止技術へハンマーを全振りしよう! と筆者は思うのであった。(おもしろいVRMMORPG出ないかなあ)本作品はGイーガン先生の他に篠房六郎先生の空談師の影響も強く受けています、メタストーリーは特に影響を受けております。
蛇足ですが、本作品は2116年春にベトナムバックパック旅行電子機器禁止縛りの道中で路銀が尽きて国営公園で二日間フラフラ彷徨いながら考えた作品です。
自分を追い込まないと作品が出来ない駄目な子、真宮蔵人でした。