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1.寝たら天使、起きたら社畜

時刻は23:58。

最寄駅から最終列車が出る時間

会社の蛍光灯はすでに半分消え、残っているのは

俺と、終わってない資料だけ。


「…はは、終電って都市伝説だろ?」


現実だ


無慈悲。


名前は佐藤翼さとう つばさ27歳。

職業:星屑商事のサラリーマン

特技:寝落ち。

夢:定時退社。


そして今、会社のデスクで力尽きようとしている。


「ちょっと10分だけ…」


そう思って椅子に沈んだ瞬間――

意識が、落ちた。



気づいたら空だった


「新人、起きろ」


「…え?」


目を開けた瞬間、

目の前にいたのは金髪の美少女だった。


白い服。

金の輪っか。

そして――


大きな翼。


「遅刻だぞ、仮天使」


「え?????」


周囲を見渡す。


白い雲。

青い空。

神々しい光。

神殿っぽい建物。


完全に天国だった。


「いやいやいや!!ここどこ!?」


「天界に決まってるだろ。今日からお前、仮天使な」


「は?」

「俺死んだの??」

「仮天使ってなに?」



少女はため息をつきながら言った。


「うるさいなぁ」

「死んでないし見習い天使だ」

 

天使は置いといて生きてるんだよかった

と大きく息を吐き胸を撫で下ろした。


「てことで採用な」


「採用早っ軽っ!!」




天界の労働環境


説明された内容はこうだ。

•人間が寝ている間だけ天界勤務

•朝起きると人間に戻る

•疲れは残らない

•天使は人間の“ちょっとした幸運”を調整する仕事

•成績悪いと不幸になる



「俺ブラック企業からブラック天界に転職した?」


「福利厚生はいいぞ」


「なにが?」


「空飛べる」


それだけだった。

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