0.25
「そっか、あれからはそうなったんだね。でもあの後は…。」
俺がそっと近付こうとすると、後ろに気配を感じたアリセナは、そっと後ろに振り返った。
「何独り言話してるんだ? 」
「独り言? ああ、そっか。今の紫蓮には、この子が見えないのね」
「何のこと言ってるんだ? ていうか渡したいものて一体」
「ああ、先にこの子に触れた方が早いと思うからそのままじっとしててね」
アリセナが、見えない何かを抱きかかえながら俺に近づいてきた。急に何かが俺の頭の上に乗った
「こら、勝手に乗らないの‼ 」
頭の上の何かが、頭の上で動いていた。
「何こいつ、すげぇ獣臭いけど」
「見えない猫が頭の上に乗ってるから仕方ないね」
「見えない猫ってなんだよ…。」
そっと頭の上にいる見えない猫に触れようとすると、指をかまれてしまった。
「いてぇ、まじでいたし、でもみえない…。」
「はぁ、おいで」
頭の上からさっきまでの重さがなくなっていた
「そろそろ見えると思うよ? 」
アリセナの胸辺りを睨み付けた。
「そんなじろじろ見ないでよ」
恥ずかしそうに、膨らみかけの胸をゆすった。
「何じろじろ見てるんですか? 変態さんなんですか?」
いつの間にか、アリセナの前に白髪の少女が立っていた。
「いや別に、アリセナが見ろてうるさいから」
「言ってない‼」
「さっきの話、この人の事言ったんですか? 」
白髪の少女の後ろのアリセナに声をかけていた。
「な‼ ち、違うよ‼ た、ただその…。」
頬真っ赤に染めながら、質問の回答をごまかそうとしていた。
白髪の少女と俺は、恥ずかしがっているアリセナを見ながらニヤ顔していた。
「そんで、渡したいものてなんだ? 早くしないと一時間目終わるぞ?」
「あ~はい。これ」
渡されたのは、丸いビー玉のようなものに猫のマークが描かれていた。
「なんだこれ? 」
「猫玉て呼ばれる宝珠らしくてね。その球を使うとこの子みたいな子が魔法陣から召喚されるからその子と契約してね」
「待て待て、それって必須項目なのか? 」
「当たり前だよ! パートナーは、剣士でも魔導士でも必須なんだから‼ 」
「使い魔的なやつか? 」
「そんな感じかな、今時間ないからまた今度ね」
話してる間に、授業の終わりのチャイムが鳴り始め辺りから生徒の話し声が聴こえてきた。
ここまで読んでくれてありがとうございます
・アリセナに屋上に呼び出される
・見えない猫(パートナー?)





